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歌番号

 709

作者

豊前国の大宅女(おおやけめ)

 

    みち               せこ  ま

万葉歌

夕闇は 路たづたづし 月待ちて いかせわが背子その間にも見む 

原文

夕闇者 路多豆多頭四 待月而 其間ニ母将見  

 古代の人の思いやりが心情吐露として、歌になった。「路が危なっかしいので、月が皓々と明るくなったら出かけましょう。それまでは、ここにいましょう」普段の、日常会話的な雰囲気をありのままに述べただけなのに、思いやりが伝わってくる、ほのぼのとした歌だ。 01/01/05