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歌番号

 258

作者

 鴨君足人(かものきみたりひと)

 

ヒトコ        シル  カズ   オシ      フネ  ヘ スム  

万葉歌

人漕がず あらくも著し 潜きする 鴦とたかべと 船の上に住む 

原文

人不コガ 有雲知乃 潜為 鴦与高部共 船上住

 埴安の池(はにやすのいけ)に乗り捨てた船が一艘、風雨に晒されて廃墟となった京(みやこ)その池に、おしどりとたかべが水面に顔を出したりして船を住みかとしている。水鳥の愛くるうしいしぐさに、一層廃墟となったみやこの郷愁を感じる。 01/01/28