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万年青 植物に必要な土とは?        
                                                                                     
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はじめに

植物に必要となる土。
万年青に限らず、園芸では鉢の土替えを年に一度程度行います。
なぜだろうと考えた時に、「栄養がなくなるからだろう」と勝手に考えていた。
しかし、万年青を育てはじめて、
「万年青は一般的には朝明砂に植える」ことを知りました。
山や畑で見る腐葉土の含まれている土は、栄養がいかにもありそうであるが、
砂の中にも栄養はあるのだろうか?
もし、砂自体に栄養がないなら、特に植え替えは必要ないのではないか?
はたまた、砂をきれいにしてあげれば使いまわしでもいいのでは?
などの疑問が沸いてきたので、「土」について調べてみました。


コンテンツ

植物には土は必要なのだろうか?
土壌の役割  
土壌(土)の植物に対する役割とは、

土(土壌)とは、どのような定義なのだろう?
植物にとって団粒構造が最適

直物に対する良い土の条件は、
良い土の見分け方
良い土を作るには、


植物には土は必要なのだろうか?
 絶対に必要ということでは無い様です。
 ある書物には、このように記載されています。
 土(土壌)あるいは培養土自体が必ずしも植物の生育に必須なものではない。
 しかし土の性質をうまく利用すれば、潅水、施肥などの栽培管理は簡略化し、
 容易になるため、これらの特性を良くすることが、
 うまく作物を育てるための重要な方法となる。
 ようです。

土壌の役割  
 地球上に分布する土壌は自然界の物質の流れのなかで
 非常に重要な役割を果たしている。
 一つは、人間を含めて動物の食糧及び酸素の給源となる緑色植物等の
 生命を支える働きの役割、
 もう一つは、 土壌中に生息する無数の土壌動物および微生物が動・植物の
 生産する多様な有機物を分解して元の無機物元素に戻す働きの役割である。 
 地球上の人間が自然界で共存共栄を営むためには、
 土壌のそれぞれの構成成分がどのような性質を有し、
 どのように反応し働いているかを知ることが必要かつ重要である。
 土壌は多種多様の構成成分から出来上がっている複雑な反応系であるが、
 その構成成分のなかでも粘土鉱物と土壌有機物(腐植)の、
 二成分が特に重要な役割を果たしています。 


土壌(土)の植物に対する役割とは、
 (1)植物が倒れないように支える
  植物は土の中に縦横無尽に根を張ることによって、
  強風などでも倒れないように植物を支えています。
  草丈の高い庭木などの移植や定植時に支えなどをして植物を固定するのは、
  植物自身を支える根が十分活着していないため、ちょっとした風でもぐらついて、
  せっかく根が伸びても切断され、活着が遅れるのを防ぐためです。
  草花や野菜類の苗を植える時にも同様のことがいえ、
  無意識に株元を軽く押さえて固定するのも同じ意味です。

 (2)生育に必要な養分や水を蓄える
  植物が生育し、新たな茎葉を作ったり花を咲かせたりするためには、
  チッ素・リン酸・カリをはじめとする各種の養分や水が必要です。
  これらは一時に多量に必要なわけではなく、少しずつ毎日必要になります。
  土には、養分や水を蓄える作用があり、植物は必要に応じてそれらを吸収しています。
  もし、蓄える作用が無いならば、毎日肥料や水を与えなければならず、
  植物を栽培することは非常に困難になります。 

 (3)緩衝作用で根を有害物質から守る 
  植物の根は繊細であり、ちょっとした物質でも影響を受けます。
  植物の生育に悪影響を与える物質だけでなく、
  有益な肥料成分でも濃い濃度の肥料が直接根に触れると根が枯れたりします。
  土はこれらの物質を一時的に吸着し、根を守る働きもしています。

 (4)温度変化から根を守る
  根は物質以外にも温度にも敏感に反応します。
  土の中の温度は空気中の温度のように急激に変化することなく、
  緩やかに変化するため根も影響を受けずに順応することができます。
  真夏に鉢植え植物を鉢ごと地中に埋めて管理するのは、
  鉢土の乾きを緩和するとともに根を温度変化から守るためでもあります。 
  土の温度は、びっくりするほど高くはありません。
  しかし寒い冬でも温度変化は2〜3℃程度。
  冬眠する動物や、草木は急激な温度変化を得意としていません。
  よって、土の中は草木にとってとても快適なのです。


土(土壌)とは、どのような定義なのだろう?
 土とは、砂や粘土・砕けた有機物などの固体(固相)、水などの液体(水相)、
 そして空気(気相)から構成されています。
 土を細かく見ると、このような物質で構成されていて、
 この構成を土の三相と呼びます。

 通常植物は、土の中に根を張りそこから養分だけでなく、
 水も空気(酸素)も取り込んでいます。
 そのため、この土の三相の割合が土壌の善し悪しを決め、
 植物の生育を大きく左右することになります。
 三相のバランス(割合)がよい土の構造を団粒構造と呼んでいます。 
(固相40〜50%、液相25〜30%、気相25〜30%)

 団粒構造(だんりゅう‐こうぞう)という言葉を調べると、
 土壌の粒子が小さなかたまりを形成している構造のこと。
 保水性に富みながら排水性・通気性もよく、作物の生育に適する。
 火山灰土の腐植層にみられる。

植物にとって団粒構造が最適
 団粒構造の土は、団粒間に大きなすき間(孔げき)ができ、
 団粒内部に小さめのすき間(孔げき)ができています。
 大きめの孔げきは排水や通気に、
 小さめの孔げきは水や養分を保つのに都合がよいことになります。
 したがって団粒が発達した土は、土の三相のバランスがとれた、
 排水性、通気性、保水性、保肥性に優れ、植物の生育に適した土と言えます。 

 >養分は、団粒構造の中に挟まれているのか。
  だから、鉢の土を栄養が団粒構造のすきまに入っている土に変えてあげると、植物も元気になるのか。


直物に対する良い土の条件は、
 (1)保水性・保肥性のある土
  植物が生長するためには水や養分(肥料)が必要であり、
  これらは主に根から吸収されています。
  我々が毎日必要な分だけ水やりをしたり養分を与えることは難しいですが、
  代わりに土が水や養分を一時的に蓄え、必要に応じて植物に供給することになります。
  従って、保水性・保肥性のあることが良い土の条件です。 
 (2)通気性のある土
  根が生育するためには当たり前のことですが酸素(空気)が必要です。
  水やりをした場合、重力によって水は下の方に移動し、
  移動した後に空気が入って根に供給します。
  つまり、水が溜まらずに抜ける土は通気性がよい土ということになります。
  逆に水はけの悪い土は通気性が悪い土ということになり、
  根が呼吸阻害を起こして枯死したりするため生育も悪くなります。
 (3)排水性がよい土
  保水性と相反するように思われますが、必要な水は蓄え、
  余分な水を排出することです。
  例えば、鉢植え植物に水やりをした時、水は表面に溜まらずに抜けていきますが、
  問題は鉢底部分に溜まっていないかということです。
  排水性の悪い土は、本来ならば空気のあるべき場所に溜まるため、
  根が呼吸阻害を起こして枯れてしまいます。
 (4)酸やアルカリに偏っていない土
  植物によって酸性やアルカリ性を好む種類もありますが、
  大多数の植物にとってはpH5〜7程度の弱酸性が生育に適しています。
  酸性やアルカリ性に偏っていると特定の養分が吸収しにくくなり、
  生育が悪くなりますが、この範囲内ですとどの養分もまんべんなく吸収できます。
 (5)有機物に富んでいる土
  有機質肥料のことではなく、例えば腐葉土や堆肥などの有機物が含まれている土ということです。
  有機物自体は肥料成分としての働きは期待できませんが、
  養分や水分を蓄える、緩衝機能を高める、微生物の活動を盛んにするなど、
  植物にとって様々な有益な作用があります。
 (6)清潔な土
  土の中に釘やガラスなどの破片などが入っていれば作業中にケガをすることもあります。
  また、病原菌、害虫や雑草の種子などは生育に悪影響を与えるため、
  異物や病害虫を含まない清潔な土が望ましいということです。 

良い土の見分け方
 土の性質を手軽に調べる方法は、土を丸いおにぎりを作るように握ってみることです。
 丸く握れてそれを軽く突つくと丸いおにぎりが崩壊する土が良い土です。
 握れない土は砂系で保肥性などが悪く、
 突ついても崩れにくい土は粘土質系で通気性や水はけなどが悪い土です。

良い土を作るには
 砂系や粘土質系の土は土壌改良剤などを入れて、改良することが必要です。
 現在は良い土であっても手入れをしなければ徐々に悪くなっていきます。
 特に、土壌環境に好影響を与える微生物の活動を活発化させるためにも、
 毎年有機物を補いたいものです。
 有機物を補う方法としては堆肥を混入することです。
 家庭の生ゴミを腐らせた物や市販の堆肥でも良いですが、手軽に入手できるのは腐葉土です。
 できたら毎年10〜20リットル/m2程度の量は入れたいものです。

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