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万年青の基礎知識               [ home ]

はじめに
私は、
2005116日(日)に初めて 万年青 を知りました。
見たことも聞いた事も無かったのですが、
今では夢中になっています。(といってもまだ成長期を経験していませんが。)

ここでは、趣味の万年青の基礎を書籍等を中心に調査した内容をまとめています。
今後本内容を基礎として、私の万年青が成長していくことでしょう。

よって、私の経験および知識ではありません。
今後私の経験も追加していくことができればと考えています。      2005.12.14

コンテンツの紹介

万年青の概要と歴史

万年青(おもと)とは

万年青の魅力

万年青の系統と品種

育て方の基本

購入選定のお手伝い

おもとの管理・作業カレンダー

季節ごとの万年青の状態と生育の基本

病害虫について


万年青の概要と歴史

始まりは、500年位前に自生していた珍しい品種を採取して育てたのが始まり。
その後、長い年月に育種改良を重ねてきた歴史があります。
昔から
めでたい植物、縁起の良い植物と言われています。
故事で有名なのは、
慶長
11年に徳川家康公がおもとを床の間に飾って江戸城に入城したこと。

「伝統園芸植物」として、春蘭、富貴蘭等同様の人気がある。


万年青(おもと)とは

学名   オモト(Rohdea Japonica Roth)

属性   ユリ科(最近はスズラン科との学説になっているようですが)

多年性植物

自生場所 原種は山陰から九州地方の低山地に自生

園芸品種 社団法人おもと協会NOA)に登録されているもので約500
         自生しているものは含まれていない


おもとの魅力

おもとの魅力は葉姿や色彩、葉芸の変化です。
葉芸は気品に満ちた図虎、虎斑、縞柄、覆輪、竜芸などバラエテーに富んでいます。
四季を通じて緑を保ち、葉芸が年ごとに変化して美しく成長していきます。

おもとの葉芸は、茶道の「詫び、寂び」の境地にも通じており、
その色彩と葉姿の中に自然の織り成す芸は千変万化で貴品があります。


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万年青の系統と品種

 ■羅紗系(おおよそ229種)

 鉢の外径 約12センチ前後
 小葉オモト ほとんどが交配によって作出されます。
 品種数は最も多い系統で、バラエティに富んでいます。
 葉は厚い

 ■薄葉系統(おおよそ176種)

鉢の外径 約20センチ内外
 自然変化によるものが多い
 縞柄、虎斑、千代田斑など柄を鑑賞するものが多い系統です。

大葉系(おおよそ125種)

 鉢の外径 約25センチ以上
 別名薩摩おもととも呼ばれる
 薩摩地方が発祥の地とされています。
 雄大で迫力ある系統です。

育て方の基本

 用土

 水に溶けないもので水はけの良いことが条件です
 軽石、川砂利、日向土、富 士砂、桐生砂、硬質鹿沼土、何でも良いです。
 
羅紗系には「朝明砂」がオモトを締めて作るのに良いとされています。

 ■

 楽焼きで黒胴、3本足のオモト鉢が一般 的に使われています。
プラ鉢でも問題はありません。
 しかし、オモトを鑑賞するには「オモト鉢」が一番適当で品格があります。

 いずれの材質の鉢でも、バランスが大切。
 鉢の方が大きすぎる傾向が強いようです。
 万年青の根が鉢の内側に触れるくらいが適当です。

 羅紗の場合、少し小さめの鉢を選ぶと、バランスが良い様に思います。


 ■植え込み

 鉢の下部三分の一に大玉、後は均一の大きさでも良いです。
 一般的には2から3段階に順に小さくしていきます。
 表面には水苔を並べて乾燥から守ります。

 ■ 桑炭

 用土の中に適当に桑の消し炭を混ぜ込むのが一般的です。

 ■ 潅水

 俗に水やり3年といってなかなか奥深いものです。
 水やり10年と記述してある入門書もあります。

 基本的には鉢表面の水苔または用土が乾いて白っぽくなったら行います。
 成長期には、たっぷりと葉水をかけます。

 ●季節的な目安としては、

 12月から2月は5日に一回程度
 4〜6月の成長期は毎日一回
 7月8月の夏の高温多湿時期は一日に一回か二日に一回
 植え替えた後は水切れの無いように一日に二回くらい、活着するまでやります。

採光

万年青はもともと木漏れ日の下で群生しています。
 よって、直射光線は避け、ヨシズ等で光線を和らげます。

11月から2月頃までは採光しなくても大丈夫です。
 但し暖かい室内に置くと成長が始まって徒長しますので、この期間はできるだけ寒くしておくことがポイントです。

反対に成長期に室内に置きっぱなしすると、腰が太らない、葉が伸びすぎるなど万年青にとっては良くありません。

置き場所

 冬季は凍らない程度、そして10度以上温度が上がらない場所が理想です。
 成長期(3月末から夏)は朝陽が良く当たる場所
  そして通気の良いところが理想です。
 採光は、午前中3時間くらいで十分です。午後の採光は益がありません。

 ■肥料

 3月から6月の成長期に有機質(市販されています)の玉肥を鉢の縁に2,3個置きます。
 7月、8月(気温28度以上)では肥料は与えない。9月、10月は少なめに。  
 私の場合、9月に2回置肥を行いました。
 10月に入って、最低気温が15度を下回る日が多くなったら、肥料を取り除いています。

 有機液肥を3000倍位で潅水と一緒にやるのも良いでしょう。
 いわゆる化学肥料は即効性が強く痛みなど起こす傾向がありますので注意が必要です。
  例えばハイポネックスなら数千倍にして、月に1,2回で十分です。

 ■植え替え

 1年に1回は必ず植え替えます。時期は直ぐに活着するので秋または春の彼岸頃が最適です。
   成長期の肥料かすや古い根を整理する意味で秋に植え替える のが一般的です。

 ■殖やし方

 ●割子 

 親株から自然に割って出た子株を切り離す方法で、薄葉系や大葉系はほとん どこの方法で殖やします。割るときは子株の自根が3本以上あることを目安に します。少し親芋をえぐる感じで切り離すと子株の育ちが良い様です。道具はラ ンセットと称する両刃の薄い刃物を使います。

  芋吹 

 親株に付いた芽当たりを春の内に芋ごと切り離し、水苔で巻いて新芽を吹かせ る方法で、羅紗系はこの方法が一番です。詳細はいろいろと手順がありますの で書籍等を参考にして下さい。


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購入選定のお手伝い

一般的にご推奨されている万年青を紹介します。
入門編人気編です。
注意:初心者の私が選定したわけではありません。選定なんて10年早い

 ■【入門編】
 これから万年青を始める人に最適な品種です。
 多芸で作りやすい万年青が選ばれています。

 ● 剣舞
 
昭和14年作り出される。
 羅紗の中型種光沢のある葉で白色覆輪をかける。
 葉芸はガシ竜、本剣、鈴虫剣などあらわし多芸、片繰りしやすい。
 よく子上げをする。丈夫で作りやすい。

 ● 黄金錦
 昭和11年作出、羅紗中型種、剣舞より小さい。
 乳白色の覆輪がかかり葉は租地で光沢がない。
 多芸品でガシ竜、本剣、鈴虫剣を現す。
 片繰りをするときが有る。丈夫で子上げよい。

 ● お多福
 丸みの有る葉で葉肉厚く深い覆輪かける。
 ガシ竜など現すが芸を出すのは遅い愛嬌があるので愛好者多い。
 本芸をするとみごとである。
 私も一番最初はお多福がいいかなぁと思っていました。
 金額面と名前が気に入りました。

 ● 玉輝冠
 作出は
大正時代、中立葉で葉繰り良く、熨斗、ガシ竜をあらわす。
 芸は単調だが、だれが作ても良くできる、丈夫で作りやすい。

 ●春日錦
 昭和2年作出、羅紗万年青の代表として良く知られ折り下げがよい。
 白覆輪に甲竜をのせ濃緑地に糊をひいた地合は気品がある。
 作りやすくよくふえる。

 ■【人気編】

 万年青入門を卒業した人のため多芸で個性的なおすすめの人気万年青が選ばれています。
  入門卒業とは、何年生でしょうか?

 ●富国殿
 大正期に作り出される。
 長い間羅紗万年青の最高人気を保つ。
 天光冠ににるが天光冠より葉先がとがる。
 えり合わせよくだれが作っても同じように気品高くできる。

 ●宝生殿
 昭和8年作出、羅紗小型種、紺地強く葉先とがる。
 剣葉、ガシ竜を出す片繰りはせず容姿ととのい貴賓ある。
 覆輪白く印象にのこる。小さい芋でもよく吹き上がる。

 ●玉楼
 丸みの有る葉で葉肉厚く深い覆輪かける。
 ガシ竜など現すが芸を出すとみごとである。

 ●天光冠
 明治31年作出、万年青3銘品のひとつ、万年青を代表する大名品
 今だ人気あり必ずほしい品種、小型種
 葉先丸みをおびえり合わせよく風格がある
 性質が弱いため初心者には向かない

 ●千代田の松
 明治39年作出、万年青3銘品のひとつ薄葉中型種
 紺覆輪に千代田斑をあらわし甲竜をのせる
 子上げは悪いが芋吹きはよく吹きあがる

 ●地球宝
 明治30年日月星より変わる。万年青3銘品のひとつ
 日月星に図が入ったもの図性によりいろいろな系統がある
 購入するときは図のよいものを購入しないとあとで後悔する


おもとの管理・作業カレンダー 

本カレンダーは、本州中部を基準とした標準的な暦です。

経度、海抜の違いなどそれぞれの条件によって調整が必要です。
参考資料「NHK趣味の園芸・作業12か月/オモト」(日本放送出版協会)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10

11

12

株の状態

休眠期

充実期

成長期

休眠期

成長期

充実期

休眠期

 

 

 

 

 

 

 

置き場

フレームなど

戸外の作業など(11月半ばまで)

 

 

 

 

採 光

寒風を避けて採光をする

日よけをして採光をする(11月半ばまで)

 

 

 

 

水やり

少なめにする

 

多めにする

乾かさないようにする

少なめにする

 

 

 

 

 

肥 料
(
玉肥)

 

月1回

月2回

 

 

 

月1回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10

11

12

植え替え

 

 

植え替え(A)

上ゴケ
替え

上砂替え

上ゴケ
替え

 

植え替え(B)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芋吹き

 

 

芋切り,箱入れ,箱出し,仮植え,本植え

 

 

 

 

 

 

 

株分け
(
割り子)

 

 

 

好適

 

 

 

 

 

 

好適

 

 

 

 

病気と害虫の
対策

 

赤星病,スリップス,

カイガラムシ

 

  

赤星病,カイガラムシ

 

 

 

 

 


 

                               [ top ]

季節ごとの万年青の状態と生育の基本

 ■ (12・1・2・3月)

 成長し終わったおもとは休眠の状態になります。
 寒い冬の間、冷たい風に気をつけて、静かに越冬させてください。
 年内はできる限り自然に近い温度を保ち、年を越してからは凍結に注意する。
 加温はし過ぎないように気をつけます。
 暖かくして成長が始まるようでは良くありません。

 採光
  やわらかい射光。11月から2月頃までは採光しなくても大丈夫。
  強い採光は葉色が悪くなり、見た目も良くはありません。

 水やり
  新しく根を下ろしたり、成長もしませんので、水もあまり欲しがりません。
  目安は4日に一度、たっぷりをやって下さい。表面が乾いてから。
  葉に水がかからないように注意する。

 ●肥料
  肥料は全くいりません。

 消毒
  病害虫の心配はほとんどありません。
 念のため一度薬剤散布を行って下さい。

 (4・5・6月)

おもとが1年を通して最も活発に活動するときです。毎日、日に見えて成長を確認できる楽しいときでもあります。
順調に成長する為には、「採光」・「水やり」・「肥料」・「消毒」が重要なポイントになります。

 ●  採光
  午前中直射があたり午後から日陰になる場所が理想です。
  午後に直射が当たる場所では、射光が必要です。

  水やり
 
 新葉を伸ばしたり、新根が出てきますので、水不足に注意する。
  できるだけ総長に鉢底から水がどんどん流れるくらいあげます。

 ●肥料
 順調に成長させるには肥料が最も大切になります。
  市販の有機質の固形肥料または水肥を施すだけで、十分に育ちます。
  科学肥料は便利ですが、バランスが取りにくく、軟弱になりがちです。
  十分な注意が必要です。

 ●消毒
スリップス赤星病などの発生しやすいときです。
  つきに2階の薬剤散布をしましょう。
 

 (7・8・9月上旬)

暑い日が続き気温が30度を越しますと、ほとんど成長しない休眠状態となります。
培養場の通風をはかって涼しく過ごさせる工夫で、暑い夏を乗り切ります。
古い葉と新しい葉との入れ替わりの時です。
古葉は天まで赤くなってから取ってください。

 ●採光
  直射光線は必要としません。早朝よりダイオネットやヨシズで遮光する。
  1日中、日の当たる場所では、午後から遮光材料を二重にすることも必要とな  ります。

 ● 水やり
暑さが続くのでつい水をやりたくなりますが、日中の水は避けます。
  
夕方か早朝に水やりをします。
 

 ●肥料
  肥料をやってはいけません。
  暑い夏に肥料を与えると、肥料あたりをして枯れる原因になります。

 ●消毒
  暑い夏でも病害虫は活発に活動しています。
  手遅れにならないように、予防の薬剤散布を定期的に行う。

 (9・10・11月中旬)

残暑も終わり、休眠状態に近かったおもとも活発に活動を始めます。
最後の成長をし、万年青栽培の総仕上げ時期です。
また、植え替えの時でもあります。
今年の栽培成果を確認する意味からも、必ず行ってください。

 ● 植え替え
  春から大切に育ててきたおもとがうまく育ってくれたか結果をよく調べましょう。   
     まず、鉢からおもとを抜いて汚れた葉や芋をきれいに洗って、新しい用土で植えて下さい。
     植え込み材料は、水はけの良い川砂利、軽石、焼き土等を使  います。

 ●採光
  秋は空気が澄み、光線も強いので、長時間の採光は避けて遮光する。

 水やり
  植え替えてから根付くまでの1週間くらいは、水不足に注意する。

 肥料  
  秋の成長は短く、肥料も置肥1回で十分です。

 消毒
  予防の薬剤散布を定期的に行って下さい。


病害虫について

病害虫の予防は早めに対策を行う。

赤星病(カビ菌) 

症状 : 葉の表面などに赤茶けた丸い斑点が現れる 
対策 : ベンレート1000水和剤
     ダコニール
1000水和剤
     1000倍液を月に1回を目安に散布して予防します。
     その他、ダイセン、オ−ソサイド、ロブラ−ル、トップジンM等

スリップス(食害) 最も被害が多い

症状 : 羽虫アザミウマが葉の表面を齧るもの。
対策 : 新葉が開かないうちに齧られるので早くからの防除が必要。
      5月から夏にかけて
マラソン乳剤1000倍液
      月に2回散布

      その他、アドマイヤ−、パダン、オルトラン等を使用

カイガラムシ(食害)

症状 : 葉の養分を吸い、体力を弱める。分泌物で葉の表面をスス状に汚す。
対策 : スプラサイド乳剤の1000倍液が特効薬
     (劇薬指定、購入には印鑑が必要)

ナメクジ(食害)

症状 : 柔らかい新芽に穴をあける
対策 : ナメキール

ナメトックス

葉先炭疽病(カビ菌)

症状 : 葉の先端、周辺部に現れる  
対策 : オ−ソサイト、ロブラ−ル、ダイコ−ト2000等の殺菌剤を適宜散布。

葉焼け(生理現象

症状 : 覆輪や、虎斑の部分が焼ける。
対策 : 強い直射光や、冷たい乾風を避ける。

青煮え(カビ菌)

首ッチョなどといわれ、数日で倒れてしまう。過湿、高温の夏期に出やすい。
通風を良くし、蒸れないように。

 

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