|
■季節ごとの万年青の状態と生育の基本
■冬 (12・1・2・3月)
成長し終わったおもとは休眠の状態になります。
寒い冬の間、冷たい風に気をつけて、静かに越冬させてください。
年内はできる限り自然に近い温度を保ち、年を越してからは凍結に注意する。
加温はし過ぎないように気をつけます。
暖かくして成長が始まるようでは良くありません。
●採光
やわらかい射光。11月から2月頃までは採光しなくても大丈夫。
強い採光は葉色が悪くなり、見た目も良くはありません。
●水やり
新しく根を下ろしたり、成長もしませんので、水もあまり欲しがりません。
目安は4日に一度、たっぷりをやって下さい。表面が乾いてから。
葉に水がかからないように注意する。
●肥料
肥料は全くいりません。
●消毒
病害虫の心配はほとんどありません。
念のため一度薬剤散布を行って下さい。
■春 (4・5・6月)
おもとが1年を通して最も活発に活動するときです。毎日、日に見えて成長を確認できる楽しいときでもあります。
順調に成長する為には、「採光」・「水やり」・「肥料」・「消毒」が重要なポイントになります。
●
採光
午前中直射があたり午後から日陰になる場所が理想です。
午後に直射が当たる場所では、射光が必要です。
●
水やり
新葉を伸ばしたり、新根が出てきますので、水不足に注意する。
できるだけ総長に鉢底から水がどんどん流れるくらいあげます。
●肥料
順調に成長させるには肥料が最も大切になります。
市販の有機質の固形肥料または水肥を施すだけで、十分に育ちます。
科学肥料は便利ですが、バランスが取りにくく、軟弱になりがちです。
十分な注意が必要です。
●消毒
スリップスや赤星病などの発生しやすいときです。
つきに2階の薬剤散布をしましょう。
■夏 (7・8・9月上旬)
暑い日が続き気温が30度を越しますと、ほとんど成長しない休眠状態となります。
培養場の通風をはかって涼しく過ごさせる工夫で、暑い夏を乗り切ります。
古い葉と新しい葉との入れ替わりの時です。
古葉は天まで赤くなってから取ってください。
●採光
直射光線は必要としません。早朝よりダイオネットやヨシズで遮光する。
1日中、日の当たる場所では、午後から遮光材料を二重にすることも必要とな ります。
●
水やり
暑さが続くのでつい水をやりたくなりますが、日中の水は避けます。
夕方か早朝に水やりをします。
●肥料
肥料をやってはいけません。
暑い夏に肥料を与えると、肥料あたりをして枯れる原因になります。
●消毒
暑い夏でも病害虫は活発に活動しています。
手遅れにならないように、予防の薬剤散布を定期的に行う。
■秋 (9・10・11月中旬)
残暑も終わり、休眠状態に近かったおもとも活発に活動を始めます。
最後の成長をし、万年青栽培の総仕上げ時期です。
また、植え替えの時でもあります。
今年の栽培成果を確認する意味からも、必ず行ってください。
●
植え替え
春から大切に育ててきたおもとがうまく育ってくれたか結果をよく調べましょう。
まず、鉢からおもとを抜いて汚れた葉や芋をきれいに洗って、新しい用土で植えて下さい。
植え込み材料は、水はけの良い川砂利、軽石、焼き土等を使 います。
●採光
秋は空気が澄み、光線も強いので、長時間の採光は避けて遮光する。
●水やり
植え替えてから根付くまでの1週間くらいは、水不足に注意する。
●肥料
秋の成長は短く、肥料も置肥1回で十分です。
●消毒
予防の薬剤散布を定期的に行って下さい。
|