手作りカーリング奮闘記(2010年3月4日更新)

地元の小学校の屋外スケートリンクで、漬け物石とデッキブラシを代用してカーリングを始めました。
代用品ならではの苦労と工夫を記載しました。カーリングを地域で始めたいという開拓者の参考になればと思います。
新しい情報は上部へ追加していきますので、経過を知りたい方は末尾よりご覧下さい。

2010年3月4日

 2月28日、連日の春陽気で氷がゆるみ、雪の降る中、蓼科高原の女神湖で、漬け物石を使った手作りカーリングが開催されました。地元の小学生など、約30人の方が参加され、湖水がしみ出てびしょびしょという最悪のコンディションではありましたが、カーリングの遊び方、楽しみ方は理解していただけたように思います。
 説明の後、デモンストレーションして、早速、ミニ大会という運びでしたが、氷が割れ、湖に落ちる危険も出てきたので、大会途中で無念の終了となってしまいました。
 湖水がしみ出て滑走性が非常に悪かったため、立ったままバックスイングで投げました。5kgの漬け物石にフライパンのふたをテープで貼り付けていただいたんですが、勢い余って漬け物石がひっくり返り、ふたの取っ手が割れ落ちるというハプニングが何回もあり、今後の課題も見えました。

 

ハウスを刻む金具

金具で3〜4回、氷をひっかくと、一度でハウスの帯が刻まれます。
氷がゆるかったので、容易に溝を刻むことが出来ましたが、堅い氷では溝を刻むには困難な金具と感じました。
 氷の状態が良ければ、もっと楽しんでもらえたのかなぁと無念が今も残っています。開催時期を検討すると言うことで、来年も開催する運びとなりそうです。ともあれ、また一つの会場でカーリングが始まったことは事実です。今後の普及に期待します。
 準備いただいたメルコリゾートサービス株式会社の方々、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

漬け物石にフライパンのふたをテープで貼り付けてもらいました。

ミニ大会の様子
2010年1月30日

 2月28日、蓼科高原の女神湖で、漬け物石を使った手作りカーリングが開催される運びとなりました。代用品でカーリング指導している経験から、私に話が来ました。二度の打ち合わせで今までの知識、情報をお伝えし、私の指導のもとで開催されます。
 オリンピック直後の開催ということで、たくさんの人が集まると思います。一人でも多くの人がカーリングに魅了されることを願い、臨みたいと思います。
2008年2月22日、26日

 4年生2クラス、5年生1クラス、6年生2クラスを2日間で指導しました。今年は久しぶりに寒い冬で、この時期まで天然リンクが使えたことは幸いでした。ハウスはとっくに消えていたので、両日とも、早朝に先生方のご協力を頂き、40分程度の短時間で描き上げることができました。

 遊び方の説明をする際に、プレイヤーの配置についての説明を今まで怠っており、氷上で児童を引率するのに声を枯らしていました。そこで右図のようなイラスト写真を使い、説明を追加しました。絵心のない私にとって、投球者のイラストを描くことが一番難しかったです。。。

 今年は1月中旬から2月末まで氷が張り、たくさんカーリングを学んでもらえる絶好の天候だったのに、私が大会のスタッフや仕事などで忙しがっていて、高学年の授業が最後の最後になってしまいました。低学年の児童達も先月描いたハウスが消えてしまってからはカーリングの授業はやらなかったそうです。学校からの連絡待ちでなく、もう少し早く、私から伺いをするべきだったと反省しました。
2008年1月25日

 NHK松本放送局が今年も取材にきました。今回は子供たちが楽しく遊んでいる姿を放映したいとのことでしたので、私へのインタビューは全くありませんでした。この日の夕方に放映されたようですが、私はカーリングの練習のため、見ることができませんでした。どんな内容だったのだろう???
2008年1月24日

 2年生2クラス、3年生1クラス、5年生1クラスを半日で授業しました。最初、ルールや遊び方の説明を合同で行い、その後、各クラス単位で時間を割り振って指導しました。多人数(80名位)での説明で、低学年の児童が集中して理解できるかが不安でしたが、みんな夢中になって覚えようとしており、20分程度で質疑応答までできました。
 新しい遊びを覚えられるとあってか、氷上ではみんな弾け飛んでしまい、半日の受業でしたが、さすがに私の声はかれました。。。。
2008年1月22日

 年末と正月が暖冬だったため、やっと1月中旬から屋外天然リンクが氷結し、早朝6時からハウスを描きました。昨年の経験もあり、また大勢の先生方にお手伝いいただき、1時間ちょっとで描きあげることができました。
 この日は昨年に経験した3年生が授業をしました。昨年一度きりでしたが、みんな遊び方を覚えていて、短時間でたくさんのエンドをこなすことができました。
2007年3月25日

 レッスンした2年生と6年生から、感想文を頂きました。「逆転して勝った」、「負けちゃった」など、勝負を通じてカーリングの面白さを体感してもらえたことが伝わりました。みんなの気持ちも伝わったよ。ありがとね。
 今年は暖冬で、たくさんカーリングをさせてあげられなかったのが残念でしたが、学校の協力もあり、初年度で大体の道具が揃いました。来冬の冷え込みを期待しましょう。
2007年2月8日
 NHK松本、SBC、2局のテレビ撮影。SBCは当日夕方、2度のわたって放映。NHKは13日18時以降の放映予定。
 早朝、ハウス描き。2年生へ初レッスン。6年生、3回目のレッスン。
 2年生が得点の数え方を理解できるか不安であったが、良く質問が生じる例を事前に図解、印刷し、説明したとろこ10分程度の説明で理解してもらえた。
 6年生は下記のレッスンから一度もカーリングをしていなかったが、びっくりするほどデリバリー(投球の際のスライディング)が上手になっていた。石も学校で購入していただき、16個ずつでゲームができた。やはり16個あった方がいろんな偶然も重なり、楽しいと思ってもらえたようだ。
 夕方にはPTAも含めての希望者へのレッスン。しかし、情報が伝達されてなかったのか、10名程度しか集まらなかった。。。17日、23日、24日も一般へのレッスンを行う予定。
 スライダー(片足の裏面に着け滑る用具)の代用として、カインズホームでステンレスの板(600円弱)を購入、試し。これでいけそう!
2007年1月29日
 6年生、2度目のレッスン。デリバリー(投球の際のスライディング)を教授。
 スライダー(片足の裏面に着け滑る用具)の代用としてスリッパに紙のガムテープを貼ったが、水を吸うなど耐久性が悪い。カインズホームでプラスチック板を購入し、試してみたが、滑走性に大差なし。
2007年1月26日
 ハック2号完成。下記の反省をふまえ、つま先をのせる部分をノミで切除した。ハウスが2個あるので、ハックも2個用意した。どちらのハックでも同じ穴で氷に設置できるよう、ボルトの位置を同じにする事、垂直に穴を空けることに配慮。制作に当たって、木片、加工機械を近所の木工所の方にご協力を頂きました。

 スリッパはスライダー(片足の裏面に着け滑る用具)の代用です。
2007年1月23日
 ハック(デリバリーする際のスターティングブロック)を思案。木片を斜めに切って、ボルト3本を刺した。氷にも3個の穴を開け、ハック設置。しかし、デリバリー(投球の際のスライディング)すると、つま先でハックを蹴り上げてしまい、氷から外れてしまう
2007年1月21日
 綿半にて漬け物石16個を購入。早速、紅白へ色づけ。翌朝、小学校へ寄贈。しかし、思ったように滑らない。。。。氷のいい状態のうちに道具を揃えてあげたいという思いから、滑走性を確認せずに早まった行動をとってしまった。色づけもしてしまったので返品もできない。。。。石の滑走性を高めるための思案が始まった。ステンレスの灰皿をそらしてその上に石を置く、石の上下を逆さにすると接地面積が減るため、滑走性が増す。後者を選択したが、ハンドル部分が底部へいってしまう。用務員のおじさんに、木片を針金でくくりつけてハンドルとした。
 アドバイスカインズホームの漬け物石の方が良く滑ります。
2007年1月15日
 6年生がカーリングを初体験。早朝、PTA会長とハウス描き。前夜、ハウスを描く道具を思案。釘、ノミ、バール、腐乱削り(リンゴの皮をむく道具)。腐乱削りが簡単に溝を描けることが分かった。
 中心にドライバーを刺し、約50cmごとにひもを用意し、右写真のように腐乱削りに枝をつけ、2周すると約1cmくらいの溝が描けた。溝には水で薄めた水性絵の具を油差しでさした。

 カーリング教室は、まず用具と遊び方の説明。早速、氷の上へ。デリバリー(投球の際のスライディング)はやめて、マットをひき、正座しての投球。生徒の腕力、体力を考慮して、投球位置を調整した。石が十分に用意されていなく、4個対4個で対戦。
2006年12月
 スライダー(片足の裏面に着け滑る用具)代用品の考案。肥料袋の加工、スリッパ、スリッパへガムテープ貼付。後者が現状、お手軽で一番滑った。
2006年2月
 トリノオリンピックで女子カーリングチームが活躍し、カーリングブームが起きました。そのブームにのってカーリングを普及したいと思い、地元小学校の屋外スケートリンクを単独視察。カインズホームで適度の大きさの漬け物石を見つけ、購入し、御代田カーリングホールで試投。手応えをつかむ。
 同時に、次期PTA会長と飲み会の席でカーリングを提案。PTA会長も高学年のリンク活用を思案中で、思いが合致した。

ホームへ