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積雪情報 2007/03/12 真冬に逆戻りして良好な粉雪がアルピーヌ周辺で15cm積もりました。スキー場上部では新雪が40cm以上はあるでしょう。
全コース滑走可能ですが、地肌が露出している箇所もありますので充分ご注意ください

八方尾根スキー場

中部山岳国立公園に属する北アルプス(飛騨山脈)の北に位置する白馬連峰の麓に広がるスキーリゾートです。壮大且つシンメトリーにバランスのとれた白馬三山が迫る景観、良質な雪、絶妙なコースレイアウト、アンジュレーション、開放的でタフなロングコースなど、そのスキー環境はFIS(国際スキー連盟)の定めるダウンヒルレースのホモロゲーションを満たす、国内でも数少ないスキー場の一つです。

過去にはワールドカップ男女ダウンヒルレース、1998年にはオリンピック男女ダウンヒルレース、男女スーパーGなどのスピード系レースの舞台となりました。

スキー場のスケールを説明する時に、先ず滑走距離が何キロ、標高差が何メートル、リフトが何基といった説明が一般的ですが、その意味で言えば八方尾根は日本で一番ではありません。ただ一流選手もビビル程タフなダウンヒルレースの開催が出来るのは、日本国内では八方尾根スキー場だけと言っても過言ではないでしょう。

コースご案内 最上部のリフト終点に登山者の道標ともなる第一ケルンがあり、一般的にはそこがスキー場のスタート地点(標高1831m)で、扇状に特徴のあるコースが広がる八方尾根スキー場のいわば要です。

そこを起点に、リーゼングラード、兎平ゲレンデを一部共用するものの、上から見て右側からリーゼンスラローム、セントラル、チャンピオン、パノラマ、スカイライン北尾根と、大きく分けて5コースです。
それぞれが独立して完結するコースレイアウトになっておりますので、一日で一通り滑ればかなり満足されることと思います。

最下部は名木山ゲレンデ(標高760m)となっており、標高差は1071mです。コースは森林限界越えている部分が大半ですので、広々とした感じを受けます。但しバキュームチューブ(チャンピオンコース)のように途中一部狭いと感じる個所もあります。

各コースには皆特徴があり、好みのコースやゲレンデで一日を過ごすのも良いのですが、是非全コースを滑走されることをお勧めします。どのコースも平均斜度は16度位ありますので、正直に申し上げるとビギナーにはハード過ぎるきらいはあります。しかしいずれも終点付近は斜度10度未満のゲレンデとなっておりますので、そこで練習をし、自信がついたら早めに上部に挑戦すると良いでしょう。

一部意図的に深雪やコブ斜面を残しているものの、全てのコースは完璧に整備されており、ビギナーの為に迂回コースも整っておりますので安心です。
コースコンディションは午前中早い時間帯が最良で、時間が経つほど悪化します。
安全に楽しむ為に 八方尾根スキー場は全てのスノーアスリートを分け隔てなく受け入れています。異なる道具と異なる楽しみが、同じ舞台で同時進行するわけですが、アスリート一人一人のルールを守る気持ちやマナー(相手への思いやり等)が、結局楽しい想い出となるような気がします。

スノースポーツは殆どの場合自然環境の中で行われます。身も心も自由に振舞える反面、危険な無法地帯でもあります。そこで起こる出来事は全て自己の責任において完結する覚悟は必要でしょうし、高いモラル意識は安全に楽しめる確立を高めることに寄与する筈です。

ゲレンデ内の事故はパトロールが対処しますが、オフピステでの事故は山岳救助隊です。救助費用は高額になりますので充分注意してください。