斜滑考2−]X

     
春スキー ・・・とは思えない極上のコンディション 2024/03/22
友とスキー 気の合う友とのスキーは愉しいに決まっている 2024/03/20


春スキー
2024/03/22


昨年の3/16には既にモーターサイクルのシーズンが始まっていて近所を100Km位、続いて20日と21日も近所、そして三日連続となる22日には新潟の頚城広域農道を走りに行きましたが、さすがに未だ三月だけあって未開通ではあったものの300Km位は軽く走り続けられるほど陽気は春本番だったのですが、今年は今頃になって冬本番な感じになって来ました。

今日の雪質は気温が低かったせいで雪が「キュッキュッ」と鳴るほどでしたから、当然コースコンディションは絶好調で、久し振りにたっぷり心ゆく迄滑ることが出来たものの、気温が低過ぎて足指や手指の感覚が無くなる程になってしまったので、仕方無く帰路に着いたと言う訳です。

シーズン初めと違い陽の位置が大分高くなって来ているので、ただでさえ解放感に溢れる八方尾根スキー場は更に明るく、清々しい気分でスキーを楽しめました。

今回も「雪山」アプリでログを取っています。

結構ハードに滑ったつもりでも消費カロリーが少ないのにはガッカリ(^_^;。


滑走マップは画面の黄色印が動いて滑った様子が分かるようになっています。

3月になって寒い日が続いているせいか、真冬の様な感じですが、シーズン開始から積雪の絶対量が少ない為に、人工降雪機の無いスカイラインコースはベースの地形がそのまま出ていて、不用意にスピードを出したまま道路部分を通過すると大ジャンプに見舞われるので十分注意が必要です。

そんな訳でアルピーヌの軒下の雪も結構な高さを保っています。

3/22日



とスキー
2024/03/20


2024のスキーシーズンもそろそろ終わりになろうとしているというのに、斜滑考2のページが全く更新出来ていないと言う情けない状態に陥っています(^_^;。

と言うのも、今シーズンの積雪状況があまり芳しくなく、イマイチ滑りに行く気にならなかったのと、昨年の11月バイクツーリングの際転倒して(走行中では無く縁石に躓いた)右膝を痛めた時の後遺症っぽい症状もあって、リーゼンスラローム大会のエントリーもしない程モチベーションが下がっていた所に、追い打ちをかける様に後期高齢者の通知が来たりして、テンションダダ下がりのシーズンです。

そんな訳で1月14日の初滑りから始まったシーズンは、これまでのスキー人生の中で最小滑走日数の7回で終わることになってしまいました(3/17現在)が、そんな中、そう多くない価値観を共有できる友とスキーを愉しめたのは幸いでした。
そのお一人が北海道紋別で燻製工房ヒューモアールを営む阿部さんで、現在でも頑なに1990年代迄の長板を愛用しているコンサバスキーヤー。

個人差はあれ大抵は年齢を重ねる度に体力は衰えて行く訳で、それに伴いスキーヤーとしてのパフォーマンスの低下は避けられないと考えるのが普通だと思われますが、どっこい阿部さんは体力の衰えを弛まない研究心に依る技術向上で補い、スキーヤーとしての総合的なパフォーマンスの低下を感じさせない滑りを維持していました。

長板を自由に操れ、その滑走感覚を心底愉しんでいる燻製職人、2000年頃から始まったインチキスキー教程は、正論を主張する阿部氏にとって不遇の時代の始まりであり、そのインチキ教程が終焉を迎えるまでの十数年間、彼がスキー界で受けて来た理不尽な状況は推して知るべし。

同時代をSAJ公認指導員でありながら断固として信念を貫き通して来た茨城県在住の大畠氏(写真右)もまた同様。


後期高齢者の仲間入りを果たしたこともあり、同じ事を何度も何度も書いてしまうのはヴォケが進んでいるからなのでご容赦頂きたいのですが、それにしてもスキーの教科書的立場にあるSAJ刊行の2003年スキー教程のインチキ振りに端を発し、2009年には「自然で楽なスキーのすすめ」で更にオカルト教程のインチキ振りに拍車が掛かり、特に真面目なスキーヤー達にとって被害は甚大でした。
それに加えて毎シーズン刊行されるオフィシャルブックの購入を半ば義務化されていた指導員達のことを考えると、ヨケーなお世話と思いつつ不憫でならず、もう涙目のレベル。

SAJ教育本部は2013年頃インチキ教程から進路変更したらしいですが、その当時のインチキ状況を調べようとしても、SAJの公式HPからは削除されている?ので、資料は実際に販売された教程やオフィシャルブックを手に入れるしか無さそうです。

そうしてオーソドックスな路線に戻って約10年経ったスキー界がどうなったかと言えば、八方尾根スキー場の場合日本人比率が平日10%以下、辛うじて土日祝日は50%程度。
実際滑りに行くと感覚的には自分達以外100%外国人なのでは?と思う程日本人が少ない印象で、一体日本人スキーヤーはどーなってしまったのか?状態。

S〇Jと言う組織が如何に〇〇でも、国際的なスキーやスノーボードの大会に出場することを目標にしているアスリート達にとってS〇Jの会員登録は必要なのでルールに従わざるを得ないのですが、彼らの為にも全くスキースポーツの普及が出来ず、むしろ大幅に減らし続けている今日逝く本部はこの際廃止して、S〇Jは純粋な競技団体としての組織再編をするべきでしょう。

国会で言えば野党は論外として自民党の体たらくを見るまでも無く、組織とはその大小を問わず、何れ魑魅魍魎が跋扈する素地はある訳で、スポーツ団体も例外ではないことはその頂点に位置する東京オリンピック関連の不祥事を見ても明らか。
それを追加報道しないマスゴミはだからマスゴミであって、一般常識的には許し難い自社の不祥事にも頬かむり。

こういう事例を挙げればキリが無いのですが、例えば剣道協会の居合道部門でも段位取得の際金銭授受が常態化していたと言うし、関係者は言うに事欠いて茶道や華道等芸事ではよくあることだと述べています。
既知の通り、I知県スキー連盟では2015〜2017年の間に検定試験を受けていない連盟役員8名に準指導員資格を与えていたと言う件。
不正取得した彼らにとって準指導員の資格は大いにステータスとなり得るが、恐らくマトモな滑りや指導は出来ない筈だから、現場に立った可能性は極めて低いと思われるので、一般のスキーヤーに実害が出なかったことは不幸中の幸いと言いたい所。

しかし、この県連の役員達はI野のオカルト教義に異を唱えることも無く、あろうことかこの鷺氏をS〇Jに送り込んだ前科があるので、こんな不正は何の抵抗も無く出来てしまう素地はあったのだろう。

事件発覚の後「準指導員不正取得再発防止策について」との改善案が提示され、お上(S〇J)からは第三者委員会に委託せよと言うもの。
その結果第三者委員会の調査報告書では「本連盟の事業執行は適正さを欠いていた、よって是正を指導する」だと!?。
そもそも準指導員の検定ごときに「不正取得再発防止策」なんてーのが必要になるスキー連盟って、一体どんな組織なんだろうと、そっちの呆が興味津々。
それより何より笑ってしまったのは「不正取得」の再発防止に限っている所。
スキー技術の取り扱いだけを見てもガバナンスが効いているとはとても思えないから、表に現れないものを入れれば他の部門での不正の可能性は推して知るべし。
常識的には県連組織全体の「不正行為防止策」であるべきだと部外者は感じるのです(^_^;。

痔眠党の裏金問題についても、政倫審の茶番劇についても、政治屋に限らずどいつもこいつも腐っている様な気がして憂鬱になる今日この頃ですが、スキーはやっぱりそんな厭な気分を吹き飛ばしてくれますね。

斜滑考で過去に何を書いて来たかは殆ど忘れてしまいましたが、たまたま見たSAJの「進路変更」について書いた2013年の辺りは我ながら面白いと思いました。


阿部さんとは悪コンディション、大畠さんとは絶好のスキー日和の中滑ることが出来ました。
コンディションに違いはあれ、共通語で話せる友とのスキーはやはり最高に愉しい時間でした。

リーゼングラートの第一ケルンからスカイラインリフト乗り場まで一気に滑り降りると、スキーの爽快感此処に極まれりって感じ。


グラート頂上


次に向かったのは北尾根第三ゲレンデ。
所謂パークですが斜度的には後期高齢者向けで愉しめます。それにリフトからはキッカーを使って様々な技を披露してくれるスキーヤーやボーダーが居るので搭乗中も飽きません。
但し滑る場合には途中停止はご法度、リフト乗り場まで一気に滑り切るのがマナーの様です。


2月の暖かさから一転して3月は冬に逆戻り、再びサラサラの粉雪を愉しむことが出来ました。

スキーが出来るとこんな絶景に浸ることが出来ます。

後期高齢者の仲間入りした私にとって、丁度良い斜度と斜面変化のある北尾根第三ゲレンデはけっこう愉しめます。

昨シーズン入れた「雪山」アプリのことをすっかり忘れていたシーズンでしたが、グラートの天辺に来て思い出したので使ってみました。
スキー行きのログが取れる優れモノで、当日の気象情報からシーズンのトータル滑走距離、標高差や時間は勿論消費カロリーまで分かります。

こういうアプリはスキー行きのインセンティブになり得ると思います。

久々の更新なのでとっちらかった文章になってしまいました(^_^;。
今日も大雪の白馬です。明日が楽しみ!