直滑考Y

初滑り(^^)/ やっぱニヤケますね(^^) 2009/12/24
今日逝く本部研究 ・・・彼らは如何にしてドツボにはまって逝ったか? ひとつの見方 2009/12/16
新教程研究その4 ついに12月まで問題を引きずってしまいました(^^; 2009/12/02
新教程研究(^^)その3 新教程を支えている土台について・・・   嵌まっちゃったカモ(汗) 2009/11/30
さて(^^)その2 新教程が2部構成とは知らなかったな(^^; 2009/11/29
さて(^^) 新教程がスキーの教科書であるなら 2009/11/28
お笑い!教程寄席第二章(^^) 新教程研究(^^)−2 2009/11/26
お笑い!教程寄席 新教程研究(^^) 2009/11/25
M下君からの贈り物その鉢 新教程買ってしまった(買わされた)方へ(^^) 2009/11/18
M下君からの贈り物その質 続くね〜・・・・アフォらし 2009/11/12
M下君からの贈り物その録 さらにおさらい(^^) 2009/11/05
M下君からの贈り物その誤 早い話が外足踏めてるかっどーかてことで・・・・(^^; 2009/11/02
M下君からの贈り物その肢 結局突っ込めない訳で・・・・ 2009/10/31
M下君からの贈り物その惨 珍妙な教程の訳(^^) 2009/10/28
M下君からの贈り物その煮 ついコメントを(・・; 2009/10/27
M下君からの贈り物 ↓その教程(DVDも)が早速送りつけられました(^^) 2009/10/26
マヂで発売するらしいです(・・; 全面改訂された日○スキー教程(・_・# 2009/10/23
よけーなお世話ですが 東京誤燐のこってす(^^; 2009/10/07
マスゴミの本領発揮 もしも〜〜〜〜〜しっ(^^; 2009/09/12
道具のこと ロシニョールとサロモン 2009/08/07
総選挙 がんばれ3K新聞・・・・・ん?(・・;・・・・なんのこっちゃ(^−^; 2009/07/30


初滑り(^^)/
2009/12/24
ようやく初滑りに行ってきました!。
除雪作業に追われているうちに、昨日あたりから気温が上がってバフバフだった深雪はしっとりと水気を含んでいました。それでも近年には珍しく、滑走面の損傷を気にしないで初滑りを楽しむことが出来ました。

板は昨シーズン後半に使って調子の良かったサロモンです。
例年のことですが、滑り出した瞬間から昨日も滑っていたかのように何の違和感も無く滑ることが出来ました。
リーゼンクワッドを2本、名木山を2本、軽く流して初滑りはおしまい。ビデオのカウンタによると兎平から名木山までリーゼンフルコースは約3分でした。足慣らしとは言え随分遅くなったものだとガックリ(^^;。シミジミと寄る年波を噛み締めました。

ちなみにビデオ撮影による検証では角付けを大きくしても内側への落下どころか外側(谷側)に膨らんじゃってどーしようもありませんゼッ(^^)



いつもそうなんですが、滑りに出るとつい意味も無く笑ってしまい、後になってバカヅラを晒していることに気がついて蒼ざめる始末(^^;。
それにしても人影が見当たりませんね〜八方尾根スキー場、それもメインのリーゼンスラロームコースですよっ。


本年もお付き合い有難うございました。来年も毒者諸兄にとって良いシーズンとなりますように!
シーハイル!!



今日逝く本部研究
2009/12/16

冬季オリンピックが近づき、テレビではモーグルシーンを目にするようになりました。
モーグルというカテゴリが一般のスキーヤーに認知されるようになって、そう多くの時間が経っている訳ではありませんが、1992年のアルベールビルオリンピックで正式種目に採用されて以来、次第にその存在を知られるようになってきました。特に世界選手権では上村選手の活躍もあって、今では完全に市民権を得ていますね。

PanasonicのCMがそれを裏付けていて、スキーをしない人にとっては、スキー=愛子ちゃん=モーグル と言っても過言では無い位の図式が成り立っているのではないか?と思う程です。

誤解とお叱り(いつも?^^;)を承知で書けば、20数年以前までのモーグルの印象は、私にとっては単なる「可笑しな滑り方」であり、彼ら(当時の日本トップレベル)の技量は、それこそ基礎系(^^)のデモンストレイタが滑る急斜面ヴェーデルンに比べたら、見るべき価値の無いものでした。特にあの独特なストックワークとワイパー滑りは、さらにその印象を強くしたものです。

それよりもっと以前から、エアリアルを含めたホットドッグ系のスキーは見聞きしていましたから、それこそガチガチの正統派を自負していた私にとって、モーグルも決して好ましいものではありませんでした(コブだけなら全然OK)。
さりとて目くじらを立てるほどのものでも無く、日本では自称プロスキーヤのグループが派手なエアリアルを売りに興行している程度でしたから、そういう方向性(見世物)もスキーの楽しみ方の一つ位の認識でした。

しかしこのホットドッグスキーの台頭に、憎悪とも言うべき激しい拒絶反応を示した団体がありました。それは言うまでも無くS○Jでしたが、この取り扱いを巡っては三十数年前、私もある事件(^^)の当事者としてS○Jの明確な姿勢を思い知らされた一人です。

そもそもS○Jとは「正しいスキーの普及と振興をはかり、もってアマチュアスポーツ精神を養うこと」 を目的としたアマチュアのスキー団体であり、そのスキーを広く一般に知らしめる部門であった普及部では、「安全なスキー」を標榜していたこともあって、見るからに危険なエアリアルや、特にプロ行為に関しては極めて神経質になっていましたから、むべなるかなと言ったところです。

この事件(アマチュアとプロとの係わりに関して)では激しい叱責を受けた一方で、プリミティブとも言うべき部門を受け持つ我々指導員の成すべき役割を、S○J上層部が明確に示したと言う点では評価に値するものでした。
つまりS○Jは、今後如何なる事情があろうとも、「ホットドッグ系のカテゴリは認めない」という断固たるメッセージを直接確認したからです。

ところが、このメッセージはそれからたった数年で反故にされ、何の釈明も説明もないまま、モーグルはある年突如フリースタイル部門としてS○Jの組織図に登場しました。マー正直言ってこの時ばかりはマヂでヅッコケましたが(^^;、それまでの”デモンストレイタ選考会”が”基礎スキー選手権”と呼称変更した時期でもあり(現在言い訳程度にデモ選が残っているとは言ってもですね^^)S○J、特に今日逝く本部がおかしくなり出したのはこの頃からの様な感じがします。


一時期(1992年)1860万人とも言われたスキー人口の内、当時も今もS○J競技部門の取り扱う人口は(S○J登録)、恐らく全体の0.1パーセントにも満たないでしょうし、ましてやフリースタイルに至っては推して知るべしでしょう。
しかし、競技部門が活躍することでスキースポーツが認知され易い、と言う点では広報活動として意味のあることだし、ゆえにもレーサ達には華々しい活躍が期待される訳で、そしてそれを支える為に今日逝く本部に属する我々は資金を貢いでいるとも言えなくもありません。

つまり、どんなに地道な指導活動より、たった一人の日本人選手がWCや世界選手権、あるいはオリンピックのDHLレイスで優勝してくれる方が、数万人の指導員が束になってかかっても敵わない位のインパクトがあるということなのですが、未だに実現はしていません。何十年もの間凄い額の強化費使って何の成果も挙げられない競技本部も一体何やってるんだか?。

マーそれはこの際措いておくとして、一方で一時期2000万人に迫ろうとするスキーヤーに対して、直接的間接的に強い影響を与えてい部門はいわずと知れた今日逝く本部ですね。
元来そこで求められていたものは、スキーに興味を持った方に対し、正しい基礎知識や基本技術習得のお手伝いはもとより、出来れば生涯スポーツとして取り組んでもらえるような啓蒙活動だった筈です。派手なレーシングシーンと違い、地味な仕事とでも言いましょうか。
その彼らの楽しみ事の一つがデモンストレイタ選考会であり、縁の下を支えている彼らにとって唯一陽のあたる場所(心情的にも)だったと言えなくもありません。

FISのメジャーレイスで良い成績を挙げられない競技本部の仕切る国内レイスは、例え全日本選手権であっても大多数のスキーヤにとって興味の対象外であり、必然的に観客は皆無に近いのに対し、今日逝く本部仕切りの”デモ選”は、オーソドックスなパラレルやヴェーデルンに加え、プルークボーゲンだったりシュテムターンだったり、要するにバッジテスト種目そのままのプリミティブな内容にもかかわらず、コース周辺は黒山の人だかりが出来る有様でした。

それもその筈、スキー人口のシェア0.1パーセントにも満たないマイナな部分を受け持つ競技本部に比べ、直接間接を問わず、地味とは言え今日逝く本部が受け持つべきスキーヤーは膨大な人数になる訳で、見方を変えれば、”あのデモ選”は、だからこそ、”優れた基本技術の演技者を選ぶ”と言う意味で、選ばれた”デモ認定者”は1860万人スキーヤーの頂点とも言うべき性格を持っていたからなのかも知れません。

それだけに、レイス関係者からはこの現状をやっかんだり、デモを蔑む(多分パフォーマンスの部分で)声を直接聞いたりしたのですが、一方で今日逝く本部は、長野オリンピックで里谷選手の活躍もあり、一躍脚光を浴びた新規参入のモーグル部門を、複雑な心境で見ていたと考えられます。

つまり、国際レイスでの成績はイマイチでも、スキーヤーとしてはデモを凌ぐパフォーマンスを持つインターナショナルな競技部門、デモよりパフォーマンスは低くても、国際大会で好成績を修めているモーグル、国内で人気はあっても国際的な脚光は望めないドメスティックなデモ選(^^;。

その”デモ選”を仕切る今日逝く本部の立ち位置に微妙な変化が現れたのは、冒頭にも書いたように30年程前、デモ選が基礎スキー選手権に名称変更された辺りからでしょう。”我々も脚光を浴びたい”という欲求が芽生え始めた頃とでも言いますか?(^^)。
それがさらに顕著になったのは、名称を”スキー技術選手権”に変更し、一時期”国際スキー技術選手権”なるものまで○゛ッチあげたちゃったことです。
裏方と言うか、縁の下の力と言うか、本来はスキーの基本を正しく伝えるべき最も大切な部門を担っていることを忘れ、今日逝く本部自らが表舞台に立ちたいという、彼らの屈折した心情が泣かせます(^^)。

無駄に速くて意味不明な危なっかしい種目?(^^)の内容に、その心理が良く現れていて、正しい基本技術の演技(技の種類)はすっかり影を潜め、プリミティブであるが故の存在意義は完全に失われてしまいました。
つまり、セコな思惑が1860万人を忘れ、デモ選を0.1パーセントの土俵に向かわせたと言えなくも無いでしょう。そしてそこにはホンマモンのアルペンレーサーや、派手なエアリアルが得意なモーグラー達が居て、逆立ちしても敵わない彼らに伍していくためには、いきおい錯乱作戦撹乱作戦しか無かったのだと思います。
撹乱作戦とは、言うまでも無く度を越した言葉の遊びと、捏造理論の類ですね。

こうして検証(^^)してくると、ある童話を思い出してしまいました。
大きな骨を咥えた犬が、橋の上から水面に映る自分の姿を見て、「アイツ美味そうな骨持ってるな」と羨ましくなって、「ワン」と吠えた瞬間、骨は川に落ちて流れていってしまったと言うお話。
骨とは勿論1860万人スキーヤー(^^)

プリミティブだからこそ大勢のスキーヤーに支持もされ、頂点で居られたものを、考え違い(勘違い)したばかりに偽術捏造の連鎖に陥ってしまったということでしょう。つまりドツボにはまったってこと。
ついでに言えば、それに取り入ったのがレ○サ崩れ(^^)。だから彼らに何か期待しても無駄。黒を白だと言われても反論する訳が無いってことですよ・・・マヂ。


モーグルの名誉のためにお断りしておくと、1998年の長野オリンピックで里谷選手が優勝して以来、私のモーグルに対する印象はすっかり変ってしまいました。
あの「可笑しな滑り方」はすっかり影を潜め、基本に忠実で合理的なスキー操作に変貌していたからです。それどころか、今でも強烈に印象に残っているヤンネラハテラの滑りには度肝を抜かれたし、あんな滑りをされたら”○゛モ”なんかひとたまりもないでしょうね。

我々(指導員)が為すべきことは、重心だの重力だの軸だの、しゃらくさい理論云々ではなく、ブッチャケスキーをする上での基本的な
身のこなし方
を説明するだけの話。それ以上のことは個々の嗜好や身体能力と相談しながら、アルペンレースなり、モーグルなり、エキストリーム系なり、オールラウンダーなりを目指してくださいということでしょう。

と言うことで、そろそろ雪も降りそうな気配が濃厚になってきました。気を取り直して?(^^)現実のスキーの醍醐味を味わいましょう!!。




新教程研究その4
2009/12/02

ではの図についてもう少し突っ込んで(^^)検証することにしましょう。

実際にはスキー板の上にスキーヤーが乗っている訳です、そしてスキーヤーと板とは一般的に硬いブーツを介して固定されています。このことを踏まえてもう一度この図を観察すると、不可解な現実が見えてくるわけですね(^^)。

重心と板のエッジング角との位置関係をこの図のようにするとなれば、極端なくの字姿勢をとるか、脚部を不自然に変形させるしかないことは容易に想像できますね(^^)、ましてや「ターン力はスキー板の横軸と水平面のなす角度によって規定される」(新教程)って位のものですから、もっとターン力が必要な時は、この角付けの角度も大きくなるってことで、そういう体勢をとることは事実上不可能ってことも分ります。ましてや遠心力(笑)が働いたりしたら普通の人間は完全にお手上げ(^^;。

それに、「カレ・パランダーは、内向、内傾、内スキー主導で攻めています」(S○J公式ウエブサイトより)という思想が理論の根底にありますから、この図は当然内スキーを想定して画かれている筈です。
となると、もしこの図が「ターンの局面構造(新教程)」=ターンの最中の意味であれば(静止した状態を解説してもナンセンスですからね^^)、重心位置(黄色矢印の延長上の何処か)と板のエッジング角との位置関係をこの図の通りに保つのは、越前クラゲ並の体が必要になるってことです・・・・クラゲでも無理か?(笑)。

新教程に掲載されている上手なスキーヤーの写真を見ても、彼らはクラゲぢゃないので、当然とは言えただの一枚もこの図を具現化したものはありません。つまりこのベクトルもどきは現実の世界では成り立たないってことです。

前後しましたが、教程寄席の演目はこれでおしまい(^^)。
お笑いの世界はシーズンの到来を待つ我々に、バカバカしくも愉快な時間を提供してくれました。毎度のことですがお付き合い頂き有難うございました!

いよいよ12月ですね、降雪に恵まれ今シーズンも愉しいスキーが出来ますように!

シーハイル!!



新教程研究(^^)その3
2009/11/30

新教程の土台は言うまでも無く、ある人物によってでっち上げられた「スイヘー麺理論」というものです。既に4年くらい前?もっと前か?

手前味噌で恐縮ですが、少なくとも私はスキーの専門家だと自負していますから、スキーに関する大抵のことはやってきたし、知ってもいるつもりです。しかし、だからと言って研究心が薄れたり、昔の技法が良くて新しいのはダメなどと決め付ける程柔軟性が欠落している訳でもありません。
むしろ使えそうな新しい技法が開発されたら、きっと夢中になって取り組む筈で、何故なら、自分自身のスキーにはまだまだ解決しなければならない技術的課題が沢山あるからです(クラスト斜面の滑り方等)。

だからいつも興味は尽きないし、例えばかつてオーストリーが提案したベーレンテヒニーク(フランスではアバルマンテクニック、西ドイツではシュロイダーテクニック、スイスではOKテクニック)は、当時深雪滑走やコブ斜面を得意としていたスキーヤ達の技を知ろうにも、彼らが語る技術的ニュアンスを容易には理解し難かった私にとって、それを系統立てて示してくれたという点で画期的でした。

また、それまではターン開始から終了までを、「立ち上がり沈み込み」に代表される上下方向の体の使い方が主流だった時代、一転して真逆の体の使い方(上下方向の位相を90°ディレイ又はアドバンスする)である「抱え込み蹴り出し」技法がもたらされた時は実にセンセーショナルでした。そしてそれは同時に、にわかには受け入れ難い技法でもあったのですが、実際に深雪斜面で試してみると十分納得できる効果を発揮したのです。
つまり、今まで手を焼いていた深雪滑走を容易にしたという点では、やはり画期的技法だったのですが、しかしそれでさえスキー技術の概念を変える程のものではありませんでした。

練習初期の段階において、スキー技術習熟にとって欠かせない要件の一つは、基本中の基本である外脚の荷重配分を100%まで持っていけるようにすることと同時に、最大負荷状態で内脚への荷重を50パーセントを越えない範囲に保てるようにすることなのですが、精神状態も絡んでくるので、簡単そうでいて実はとても難しい問題なのです(特に初心者にとっては)。

この外脚への荷重配分を常に多く取ることの難しさから逃れる為(つまり内脚荷重を正当化する意味で)と、カービングスキーの登場を良いことに、某かの意図(バレバレです^^)を持って内脚荷重を是とする「スイヘー麺理論」なるものがでっち上げられたと推測されるのですが、このことを彼はイノベーションと言い、「重力の落下がスキーを回すことをはっきり定義づけました(S○J公式ウエブサイト)」を、パラダイム(シフト?)←注と述べている訳です。
つまり、内脚主導だか主動だか始動だかによるターンを、おこがましくも彼は「スキーの概念を変えた」と言っているのです。

全てが馬鹿げているので、いちいち揚げ足の取りようが無いというのが正直なところですが、例えば
重力の落下の意味がわかる人が居たら教えて欲しいです・・・マヂで(^^)。

もうチャンチャラ可笑しいのを通り越して哀れに思えてきますが、その「スイヘー麺理論」は下図のような考え方をベースにしています。


新教程【日○スキー教程「技術編」自然で楽なスキーのすすめ】について考えるより。
この図と殆ど同じものが新教程【日○スキー教程「技術編」P21に使われています。

ベクトルもどきの矢印の説明によると、右下方に向かう赤矢印が重力の落下でありスキーを回す力と言いたいようですが、その他この図からわかることは
*重力の向き
*フォールラインに対してスキーが直角に置かれている
*板が右に傾向いた状態で雪面に食い込んでいる
*スキーの向き(図に向かって手前が前か後ろか)が不明
*左下方に向かう矢印の意味(力?)が不明

物体の置かれた状態がどうであれ、斜面上の物体に掛かる力は、常識的には下図のように表されます。

実際にこうなるか否かは実験をすれば簡単に判ることなので、既に周知の通りだと思うのですが(^^)、新日○スキー教程「技術編」では違うみたいですね。

で、板が右に傾いて雪面に食い込んでいる状態が何を意味するかと言えば、その角度が板の横方向の摩擦係数(μ)に係わってくることと、もう一つ、板が斜面に接している部分には支点力点作用点の3つで構成されるてこの原理(の様なもの^^)が働いているのではないかと考えられます。

てこの原理(の様なもの^^)

赤矢印は支点周りのモーメントのつもりですが、「支点と作用点は逆ヂャねーか?」などと言う突っ込みは無しでお願いします(^^;あくまでイメージなのでお間違え無く。
つまり、雪が硬くて十分に雪面に食い込めなければ(支点と力点が離れ、支点と作用点が近づけば)、板を左向きに回すトルク(モーメント)が大きくなってずれ易くなり、雪が軟らかくて十分食い込むことが出来れば(支点と力点が近く、支点と作用点が離れれば)、トルクは減少してずれ難くなるということも分ります。

このことから、ドップリ深雪に浸かった場合は、エッジング角を維持する為の力が殆ど不要になって、体力の衰えたヂヂイ(私)にはうってつけの条件ということが分ります。逆にアイスバーンは辛いってことですね。

いずれにしてもこの図は、スキー板が斜面に静止している状態(例えばスキー場で教師のうんちくを聞く時^^)を表したものであって、ターンとは何ら関係の無いものです。
なぜなら、普通に滑っている状況に於いて、板がフォールラインに直交する程回し込むことは殆ど無いのと、仮にそうなたとしても、次のターンのことを考えると常識的にはこんなに角を立てることは出来ないからです。←新教程研究その4に続く(^^)

それに重力の落下スキーを回す力になると言われている「スイヘー麺理論」によると、この局面では内側へ落下する強いターン力が働いている(図)と考えられるので(ばーか^^)、ターンの切り替えしは困難を極めると思うのですが(^^)。
つまり「重力の落下(謎^^)がスキーを回す力になる」なんてことは断じて無いってことです。

もし滑走中のスキー板に掛かる横軸と縦軸の力があるとしたら、それは同一図面でそれぞれの力を3D解説するべきでしょうね。


注:アメリカの科学史家トーマス・クーンがその著書「科学革命の構造」(1962)の中で提出した概念。クーンは「科学革命」とよび、天動説から地動説への転換や、ニュートン力学から相対性理論への変化などをあげる。(某ウエブサイト参照)

これ一つとっても、S○J公式ウエブサイトでは、新教程執筆責任者?に特徴的なパクリ癖が垣間見えます。






さて(^^)−2
2009/11/29

M下君から早速ご指摘を頂きました(^^)
なんと!新教程は2部構成で、”M下君からの贈り物”は「日○スキー教程[技術編] 自然で楽なスキーのすすめ」(¥2520)で、その他に「日○スキー教程[スキー指導マニュアル編]スキー指導者必携 」(¥2940)というのがあることが判明しました(^^;。
そして「”スキー指導マニュアル編”スキー指導者必携」には、て(^^で指摘したような内容が書かれているそうで、取り合えず安心しました・・・・ん?、なんか変な感じがしないでも・・・・まっEか(^^)。
執筆責任者はホラカワ氏のようですが、こんなところで死んだ振りしてたんですね(^^)。

読んでないのでナントも言えませんが、氏はかつての名デモンストレータであり、同じ時期をデモ選で戦った(^^;私は、氏の合理的で洗練された滑りに感服すると同時に、私など到底及ばないと諦めていた位の技量の持ち主(他にもう一人三枝兼径氏)でしたから、多分”スキー指導マニュアル編”の内容は、「ロージンの主張」のような妄想編とは違い、氏の経験から、現実に則した実用的な内容であることと思います(^^;。

そうなるとますます日○スキー教程[技術編]なるもののポジショニング←(何処かできいたよ〜な^^・・・ヴァカッ)が何なのか、謎は深まるばかり。

ちなみに、由緒正しい指○員である為には、この日○スキー教程が二冊と、もう一冊今日逝く本部2010年度オフィシャルブック(¥2100)が必要みたいです。

¥2520+¥2940+¥2100=しめて¥7560ですか(^^;、本だけで(・・;。その他に年会費とか研修会費とか・・・・とか・・・とか(^^)。
指導員ってお金掛かるんですね〜、肩書き維持するのも大変ですね〜、で、長之県の研修会でも早速コップ転がしてたみたいですね〜、皆さん○○マ大丈夫ですか〜〜〜(^^;マヂで心配になってきましたヨ。


て(^^
2009/11/28

新教程がスキーの教科書であるなら、順序はともかく構成するにあたり、最低限以下のような事柄は必須ヂャないかと考えるワケで・・・。

1:スキーとはどんなスポーツなのか、歴史的背景も含めそれはどんな魅力がありどんな愉しさなのか、どんな効果(効能)があるのか、習得にはどの位の時間が必要で、危険性や安全性はどうなのか・・・と言った誘い(プレゼンテーション?)。

2:必要な道具の説明(各部の名称等)と取り扱い方や注意点。

3:雪上での心構え(マナー)をはじめ、事前の準備(衣服/紫外線の危険性/ストレッチ等)。

4:技術編
実際道具を付けて平地の歩行から始まる初歩的な体の使い方とスキーの操作、例えば転倒からの起き上がり方とか、斜面の登り方とか方向転換等々。
〜斜面でのスキー操作に移り、直滑降/プルーク/プルークボーゲン/斜滑降/横滑り/プルークターン/山回りパラレルターン/パラレルターン/ヴェーデルン等と、体の構え方や持つべき意識その他モロモロ。

5:力学的解説編
雪は何故滑るのか?から始まって、雪の性質や板と雪の間で何が起き、何故に板はターンするのか、それにはスキーヤーがどう関わっているのか?等の仕組みについての客観的な解説等。

6:思うように滑られないスキーヤーへ心のケア(^^)
実はこれが一番大切カモ。

マイクロソフトオフィスのアクセスをなんとかモノにしようと”いろいろやってみたけど、わからなかった人のACCSESS”って本を買ってきて 「いろいろやってみたけど、やっぱりわからなかった」 私としては切実です(^^;
で、未だにMSDOSベースのリレーショナルデータベースソフトを自分なりにアレンジして使っていて、ナント!今年で26年(汗)

閑話休題
7:道具の手入れ方法その他
スキーに関わる事柄は他にも沢山あると思いますが、財団法人が刊行する教程には、少なくともこの程度の記述が無いと、初心者も購入して読む可能性があると言う点で、教科書としては成り立たないのではないかと思います。

で、この程度の記述が無い(^^)新教程は教科書ぢゃないとなれば一体ナンなのでしょうね?・・・・・・・・・山側へ沈没(^^;





お笑い!教程寄席第二章(^^)
2009/11/26

驚くことにポストモダンについても講釈タレています

≪スキービジネスは、現在、スキー事体の超近代化(ポストモダン)に直面していると言える。ポストモダンとは、拡大至上主義という近代のロジックの虚構性を疑うことであり、経済・産業優先主義に疑問を持つことである。そこでは近代化によって抑圧されてきた「エコロジ」の問題が見えてくるようになる≫ P71

ここで「ポストモダン」について講釈をタレられるとは思っていなかっただけに、笑撃も最高(^^)
エピローグ(笑)を格調高く?(^^)締めたかったのかどうかは知りませんが、古過ぎて既に苔でも生えていそうなことば(ポストモダン)を、いまさら得意気になって披露することに何の意味があるのか?、こういう思想的な傾向を持つ言葉を使う時は余程慎重になったホーがEのでは?墓穴を掘ることになりますゼ・・・・って、も〜全編堀まくりですか?(^^;。

第一、解説がもっともらしくも、本編同様あっちこっちから寄せ集めた使えそうなアイデアの中の一つだけにトンチンカンなのは仕方ないにしても、、スキースポーツと何の関係があるのか私にはマッタク理解出来ません。

マ〜「エコロジ」の問題を云々するなら、せめて戯術選では圧雪車での整備に頼らず、自然のままの斜面でやって欲しいものでヤンス。

結局この新教程は、スキーヤーのスキー操作に関するモロモロや、斜面に立った時の精神状態がスキー操作に及ぼす影響等の、実際スキーに取り組む上で必要に迫られる事柄について一切触れられていない点で、近年稀に見る画期的な教程に仕上がっています(∋o∈)。
言ってみれば「青年の主張」よろしく、スキーを知らない「○゛○老人の主張」程度の無いヨ〜内容ってことです。
しかし、関係者の中に一人くらいは異論を唱える人は居なかったんですかね?そーそーたるメンバ(^o^)ですよ。不思議ですね〜。

自分がスポーツを含む他のジャンルに興味を示した時のことを思い出すと、大抵は教科書的な本を購入して勉強するのですが、これまでの経験では、全くの素人でも常識的に理解出来る記述が殆どでしたから、運悪くこんな新教程みたいな教科書に出会ったらと考えるとゾッとするくらいのものです。

新たに指導員になられる方、あるいは指導者になろうとしている方は、40年程前のスキー教程を探してきて一度ご覧になられることをお勧めします(^^)




お笑い!教程 新教程研究(^^)
2009/11/25

前置き(^^)
これまで何度も書いて来たように、スキーは道具さえあれば難しい理屈を知らない子供でも出来る簡単なスポーツです。但し上達にはそれなりの時間は掛かりますよ(^^)。

もう一度おさらいしておくと、例えば直滑降からターンしようとした時、先ず最初にスキーヤーがすべき仕事は、板を行きたい方向へ強制的に向けること(^^)。
その結果、大雑把に言えば進行方向左に向けると右側から、右に向けると左側から除雪抵抗が発生する訳ですが、その抗力中心とベクトルの指す位置との距離がモーメントを生み、ターンをする力の源になるという単純な理屈。
其処が斜面ならある程度自動的にエッジも立ってしまう訳で、熟練すればその角度も自由に変えられ、つまり向きを変えながら除雪抵抗の調整も出来るようになるってことです。
補機的役割には板の長短、サイドカットのr、曲げやねじり剛性も関与してきますが、あくまで主役はスキーヤーってことですね。

で、この生み出した力を維持し続けることが出来ればターンが出来る(向きが変わり続ける)って理屈ですが、実際問題除雪抵抗の抗力中心とベクトルの指す位置との距離を調整し、希望通りの半径を保つ、あるいは変化させるっていうのは様々なファクタ(雪質、斜度、その他モロモロ)が複雑に絡み合ってくるので、実に微妙で難しい作業になり、だからこそスキーって趣もあれば面白みもある訳です。

現実的には、例えば板を力ずくで捻り回すこともあれば、殆ど捻りを意識しなくても良い場合もあるわけで、それを行い易い構えや意識や動作が技術論(方法論)として語られる訳ですね。
そしてその方法論を客観的事実に沿って正確に説明するのは、力学の専門家でさえ至難の業なので、たいていの場合(スキーは上手でも力学素人)はいきおい主観的な表現を使うことになり、だからスキーヤー個々(指導員も)がそれぞれ持論を持っているだろうし、その表現方法も異なってくるわけです。


前置きが長くなりましたが(^^)
ス○ー教程とは、ひらたく言えば他のスポーツでは、○○教本とか○○上達法とか○○入門とかと同類の教科書的性格の本であり、スキーに興味を持った未経験者や初心者でも、正常な読解力さえあれば他のスポーツ同様、凡そその成り立ちとか基本的な仕組みとかが理解出来る構成になっているのが望ましく、方法論については前置きに書いたように、それら基本を踏まえた上での主観的表現が為されるべきではないかと考えます。

そうした視点で新教程を見た時、全編一個人の主観(と言うにしても程遠い妄想)を客観風に仕立てただけの、あまりにもふざけ過ぎた内容なので、まともに読む気も無かったのですが、それでもちょこっとコメントしているうちに、笑えるという意味ではスキー技術云々では無く、これはこれで新しいジャンルのお笑いのネタ本なのではないか?(^^)と思えるようになってきました。

そこで特に笑える部分(赤色)を気付いた箇所から抽出して研究テーマ(^^)としてみようと思います。従ってページは順不同になってしまいました(^^)。


第一章(^^): 新教程に使われている語彙と言うか文意がわかりません≪ ≫

精錬されたパラレルターン≫  P51
洗練されたって言うのなら解りますが(^^)

≪スタンスの質的発展≫  P51
意味不明

競合的優位性が保持されている≫ P15
意味不明

≪スキーヤの「不安定」が回転に必要な物理的エネルギを生起させる≫ P20
スキーヤが不安定になると物理的エネルギ現れ起こるってことですか?どんな物理的エネルギなんですかね。

フェースコントロール≫ P39
意味不明

≪ターンの局面構造≫ P43
意味不明

≪内脚と外脚の協働
協働ってのはこういうふうに使う言葉ヂャないと思うんですが(・・;

≪「基礎であるプルークボーゲンの完成が応用であるパラレルターンの習得にとって必要不可欠な過程である」というのは、理論的合理性において疑問が生じる。≫ P18
誰もプルークボーゲンの完成がパラレルターンの習得にとって必要不可欠なんて言ってませんが?
但し、プルークボーゲンはスキー未経験者が練習初期の段階に於いては、極めて有効な初歩的スキーの操作技術であり、現実的にはスキーヤー全員が避けて通ることの出来ない技術と言っておきましょう。

そうしてプルークボーゲンで外脚の荷重配分を多くとれる様になると、必然的に内脚の荷重は減る訳で、そうなるとプルークのままだろうと平行に揃えようと自由自在ってことになり、「理論的合理性において疑問が生じる」なんてことは金輪際無い!ってことです。

写真説明で遠心力によって作られる水平面重力と遠心力の合成力が同じベクトル?の矢印を使って解説されています P23
意味不明。
遠心力って水平面を作っちゃうんですかね?(^^)
合成力ぢゃなくて”合力”ぢゃないかと。

いよいよお笑いも佳境に入ってきて真打登場!ってとこですか?(^^)
かけの(相対的)重力とかけの(相対的)水平面≫ P23
”みかけの力”って言うのは知ってますが、”かけの(相対的)重力”とか”かけの(相対的)水平面”って〜のは初耳ですね(^^)。

”みかけの力”ってのは、常識的には慣性系では存在しないにもかかわらず、非慣性系では実在するように見える力=慣性力=例えば遠心力って習いました(^^)が、見せかけの(相対的)って〜のが、もし”みかけの”って意味だったら、みかけの重力とか、みかけの水平面って言い方は力学ではしませんから、やはり”アレ”ですかね〜アレ(^^)、しかも(相対的)っていうのが神秘的ですね〜恐いですね〜(^^)。

≪スキーヤーの重心から地球の中心に向かう重力(絶対的重力)遠心力の合力(相対的重力)が両脚の間に存在する≫
もうとっ散らかってただでさえ意味不明なのに(絶対的重力)とか(相対的重力)に至っては笑を通り越した凄みさえ感じます(〜〜;
相対的って言葉が好きみたいですが、しかし重力と遠心力の合力が相対的重力とは知りませんでしたよ・・・・マッタク(大笑)

≪脊椎動物の進化は、重力と抗力の拮抗を崩し、不安定な状態が生まれやすい形態への変化であると解釈される≫ P24
脊椎動物の進化がスキー技術といまさら何の関係があるのか知らないが、勝手に解釈してろや。

「谷回りで」滑る≫ P28
キャプションの意味完全不明。

お笑いネタ満載なので、面白がって抽出してきましたが、バカばかしいにも程があるのでもう限界です(^^)
最後に一つ

重力による落下運動 重力によるスキー板の横軸に沿う力(ターン内側に向かわせる力)は、スキー板の横軸と水平面のなす角度によって規定される≫ P31
M下君からの贈り物その鉢にも書きましたが再度(^^)
好意的に解釈してやると、「ターン弧の大きさは角付けの角度で決まり(内側への落下量?)、エッジの角度が増えるに従ってターン弧は小径になる」って言いたいらしいです。

もしそうなら、エッジング角とターン弧の関係を表なりグラフなりで示して見せるべきで、それが親切と言うものだし簡単なことだと思いますが(^^)

例えば
角度 0°→r=∞
角度10°→r=30m
角度20°→r=15m
   ・
   ・
   ・
とかですね(^^)

そんなこと(角付けの角度でターン弧が規定される)は僅かはあるにしても規定される程のモンぢゃありませんぜ(^^)。
それに内側への落下など断じてない訳で、除雪抵抗の抗力中心とベクトルの指す位置との関係を、スキーヤーの野生の本能が(^^)瞬時に判断してターン弧の調整は行われるってあんばい(^^)。

他人の滑り写真を持ってくると信憑性が低下するので、使い回しの写真で恐縮ですが(^^;本人のをもう一度使って説明します。
張本人が言っているので、誓って感覚(体感)に間違いはありません(^^):
横軸に沿う力皆無
縦軸に沿う力皆無
水平面の存在皆無
相対的水平面の存在皆無
内側への落下皆無
遠心力の存在皆無
重力の存在皆無
相対的重力の存在皆無
外脚軸と内脚軸の運動皆無
二軸運動意識皆無
物理的エネルギの生起皆無

体幹主導意識皆無
無知ムチとハンマー皆無
フェースコントロール・・・ニヤけてますが・・・何か?

では何があるのか?ってーと、衰えた脚にはかなり酷な、それこそ感覚的には体重の1.4〜5倍と思われる荷重が掛かって、楽なスキーとは程遠いエキサイティングな現実があるってことです(^^)。

エッジをチョコっと緩めれば楽なんですが、そこは見得もあって(^^)、つい年甲斐も無く無理をしてしまう訳ですね。
でも、この「ちょっと無理をする」楽しさは堪えられませんね〜〜〜〜バンザイッ!!。

於:八方パノラマゲレンデ下部/斜度20°位/軽く圧雪



M下君からの贈り物その鉢
2009/11/18

おおきなお世話と知りつつ新教程買ってしまった(買わされた)方へ(^^)
買ってしまった(買わされた)暗い位ですから、足前も相当な方々だと推察されます(^^)。なので、この教科書の中身が如何に酷いものかを知って腰を抜かした方もいらっしゃったのではないかと、心中お察し申し上げる次第です。
やはり付き合い上仕方なくとか、何か下心(^^)があってのこととか、あるいは純粋に「自然で楽なスキー」をしたいとの思いからなのかは知りませんが、何れにしても無駄な出費でしたね。高性能ワックス買えたカモ(^^;

但し救いはありましたよ、それは付属のDVDです。冒頭の深雪シーンと末尾のコブシーン。紛う事無きバリバリのバインシュピールで滑ってましたね。
本の中身を読む必要もDVDの本編を観る必要も全くありません、ひたすら冒頭と末尾のシーンだけ観てください、そしてスキースポーツのイメージを構築してください。
深雪やコブ斜面は多少滑り難いので、彼らのように上手なスキーヤーと言えど、そういう斜面では詐欺的滑りが通用する筈も無く、いみじくも本気(基本に忠実且つ合理的)で滑っているのが判りますね。本当に爽快で楽しそうです。
ですから、上手なスキーヤーの動画が付録に付いていただけでもよしとしましょう(^^)

しか〜し、その滑りと本編との齟齬は酷いなんてものぢゃ無いわけで、両者に何か接点があるのか?と問われれば・・・・答えは完全にNOです。

言うまでも無く、彼らが上手に滑られるのは 「重力によるスキー板の横軸に沿う力(ターン内側に向かわせる力)はスキー板の横軸と水平面のなす角度によって規定される。←(新教程P31”谷回りのメカニズム”)」 に依っているので無いことは明白。

ブッチャケ「彼らは幼い頃から上手かったんだ」って言っちゃえば身も蓋も無いけど(^^;、そうでなければ何故自分が上手に滑られるのかを判り易く説明出来る筈ですからね。ましてや詐欺師の言いなりになんか絶対にならない筈です・・・・何しろシドーインって位ですからプライドもあるでしょうし(^^)。

多分誰に教わることも無く、それぞれの地域で直感的に合理的な滑りを身に付けて来た、そしてこのDVDでたまたま一緒に滑ったら、打ち合わせても無いのに殆ど同じ滑りになっていたってことぢゃないカト(^^;

教科書(教程)の記述もまるで日本語になっていないので、図解や写真と相俟って意味不明ですが、好意的に解釈してやると、の「ターン内側に向かわせる力はスキー板の横軸と水平面のなす角度によって規定される」=「ターン弧の大きさは角付けの角度で決まる」ってことを言いたいらしいのですが、スキーなのにパラメータに斜面の角度が登場しないのは冗談にもほどがありますよ、もしも〜〜〜〜しっ(><)

ちなみに、斜面に置かれた物体に働く斜面と平行な力=新教程では板の横軸に沿う力←(ば〜かっ^^)とは、常識的にはmgsinθなのですが、エッジの角度は単に板の横方向の摩擦係数(μ)を変化させるだけであって(広義で摩擦係数と呼んで良いかも^^)、それ自体がターンに直接関与するものでは無いということです。

つまり、エッジの角度調整は板のμ調整であり、単純に横方向の摩擦力(F)⇒F=μN ≪N=mgcosθ(Nは垂直にかかる力なのでスイヘー麺ならN=mg^^)、mは物体の質量、gは重力加速度、θは斜度≫ の調整でしか無いってことなのですが、執筆者はこの程度の知識(中学生レベルですゼ)も無いってことなんでしょうね・・・・アウアウ(^^)。

従って、mgsinθ>μmgcosθの時に板は横ズレを始め、μの数値はターンしているスキーのズレ幅に関与してくることはあっても、「ターン弧の大きさは角付けの角度で決まる」なんてことは金輪際あり得ないってことです。勿論ターン中は斜めの力を受けている訳で、その場合も同じこと。
もっと言えばmgsinθ≦μmgcosθとなった時はカービング状態かコントロールを失った時ってことですね(^^)。
通常はmgsinθ≧μmgcosθの範囲で遊ぶことになると思います。

シャカシャカとした小回りを例に挙げるまでもなく、やはりスキーイングは人間の意志が先ずありき、それを実現する為の具体策として構えや捻りやズラシが主体的な役割を占め、角付けの角度は単純に横方向のズレ具合を制御する為のものであって、教程のようにターンを主導(^^)するようなものぢゃ無いってことは自明の理なんですがね。

板の持つ旋回性能はスキーヤーの補助程度だと思いますから、あんまりサイドカットの形状をとやかく云々すると、またツチノコ形状のスキー板(NISHIZAWA TACTICS 838)を持ち出しちゃうぞっ(^^;

狭山に滑りに行った友人からの動画では、本当は上手なのに、下手な滑りを強要されている被害者(スキーヤー)の様子が映し出されていました。
なんだか哀れで胸が痛みました。






M下君からの贈り物その質
2009/11/12

その昔、剣御前小屋付近から剣沢に向かって滑ったことがあり、もう記憶の彼方に消えそうな想い出ですが、多分別山側に少し寄った稜線直下からだったと思います。
雪は締まっていたとは言え、滑り出しは80°以上はあるんぢゃないのか?と思う程の壁でしたから、ターンどころかエッジが引っ掛かり始める斜度までは落下するだけでした(^^;。
下部がカール状になっていたことと、距離的には数十メートルしか無かったので、滑ると言うよりむしろ何も出来ない数秒間を楽しんだと言う方が当たっているかも。

雪が付いてさえいれば、理屈上斜面が<90°であればターンは出来るってことですが、実際は90°近くだと真下に落ちるだけで何も出来ないということを身をもって経験しました(そんなもんやらなくても分るって?^^;)。
雪質に大きく左右されるとは思いますが、エッジが雪を掴み、それを足場に向き替え(ターン)が可能な最大斜度は、実際問題として一体何度位なんでしょうね(^^)

まー現実にはそういうことなんですが、新教程のP21「スキー板の縦軸と横軸に沿う重力の成分」のベクトルもどきの図解によると、斜度90°あるいはオーバーハングでも板は傾いた側に落下し、どじょう豆腐のどじょう並に壁にめり込んで^^ターン出来るってことですから、水平麺理論の奥義を体得すると、雪庇の裏側も滑られる理屈で、やはり凄いことですね〜(〜〜;。
信じる者はめり込めますか?救われますか?(^^;

このことについては、以前スイヘー麺理論が発表(バカッ^^)された時、”斜滑考”で「スキーヤーはどぜうか?」と言うような内容で書いたことがありますが、バカバカしいのでいつ書いたのか忘れました(^^)。


基がデタラメなので、こんなふうに突っ込むとキリが無いのですが、傾いた側に落ちて行き、それが旋回に繋がる乗り物と言えば、身近なところでは飛行機位でしょうか?、スキーぢゃ無いことだけは確かです。

またまたその昔(^^)、シングルチャンネルのラジコン飛行機を作って飛ばしたことがありました。
シングル機の場合、旋回方法はエルロンかラダーのどちらかを選ぶことになり、私のはエルロン機でしたから、エルロンで機体を傾け、翼の揚力が斜め上向きになることによって旋回するというような原理だったと思います。

詳しくは専門家に任せるとして、一応旋回はするものの、旋回半径の自由度は低く(機体任せ)、ロールを大きくとると横滑りする為に機体の沈下が激しく、操縦は結構難しかった記憶があります。
しかし、マルチチャンネル機の様な飛行は出来ませんでしたが「飛ぶ」と言う意味ではそれなりに面白かった記憶はあります。

実機やプロポーショナル機では、エルロンだけでは無く、ラダーもエレベーターも使って自由自在に飛ばしていることでしょうから、さしずめスキーなら、エッジングだけでも向きは変るけど、それに捻りやズラシを加えるとより自由度が高まるのと似ているような感じがします。

閑話休題
水平麺を基にした云々は、もしかしたら飛行機関連からパクってきたのが原点なのカモ?(^^)と激しく思う今日この頃。

ついでに・・・・
新教程P33の「コップの谷回り」に至っては、スキーとは何ら関係の無い究極のテーノー図と断言しておきましょう。
底より縁が広いコップを坂で転がすと ”縁の移動量が多い” から向きが変るので、スキーも同様に ”ターン外足を前に出して移動量を多くし、向きを変える” ってことを言いたいらしく、演技しているスキーヤーも無理やり外足を前に出して滑っています。

上手なスキーヤーだから、「やれ」と言われれば何でも出来る筈ですが、スキーは上手でも「何故自分は上手に滑られるようになったのか?」まぢでサッパリ分らない○゛○か、あるいは、変だと思っても将来理事への道を考えたら、ココは言いなりになっていた方が得策と判断したタイコ持ちか、何れにしてもスキー愛好家に対しての背信行為であることに違いは無い訳で、提灯記事屋と相俟って詐欺師の片棒担いでいるってことです。

コップは転がるもの、スキーは滑るものって区別も出来ないアフォに何を言っても無駄ですが、ニジクニジクってウルサイいからひとつ言っておくと、片足を失ったスキーヤーも普通にスキーやってますが・・・・何か?


真面目なスキーヤーの被害を最小限に止めるためにも、嘘の上塗りを続けるのはいい加減に止めて、新教程は早々に回収した方が良いと思います・・・・マヂ(・・)


ご存知かも知れない話(^^)

仲間3人で一泊泊まりのスキーに行きました。
宿代は一人10000円、お勘定の3万円を仲居さんに渡すと、仲居さんは帳場に持って行きました。
亭主は、「『新教程はイカレてる』『何処のバカが書いたんだ!』演技させられてる(している?)ヘボデモはノーミソあんのかっって怒ってる、とっても良いお客様だから(^^)、5000円サービスしちゃう!」と言って、仲居さんに5000円をお客様に返すよう渡しました。
仲居さんは3人で5000円じゃ割り切れないから、「私が2000円貰っちゃおう」ってんで、残りの3000円をお客様に返しました。
お客様は1000円づつ返ってきたので大喜び。
一人9000円だから三人で27000円。仲居さんがポケットに入れた2000円を足すと29000円・・・ん?
足りない1000円はドーなった?って話ですが、こんな感じで騙されているのかも(^^)







M下君からの贈り物その録
2009/11/05

その誤で、「斜面に平行に置かれた状態から、斜面に対して90°に達する直前まで、徐々に摩擦力は 高まっていく」としましたが、これは横ズレの変化が如何に起こるか?、スキーヤー(私^^)の直感的な表現であり、客観的な事実とは相違があることをお断りしておきます(^^)

そこで起きている現象をミクロ的に観察すれば、多分エッジ(滑走面含む)と雪面が作る雪の壁を、板が断続的に乗り越えているか押し潰しているか、削っているか、あるいはそれらが複合的に作用しているのではないかと考えられ、力の働く向きに対して板と雪面の作る角度が小さければ(壁が倒れているとでも言いましょうか^^)横ズレし易く、それが徐々に起き上がって90°では理論上∞(ズレない)になるってことだと思いますが、やはり直感的にはエッジの斜面に対する角度の変化は、横方向のμ(摩擦係数)の変化であり、結果的に摩擦力(横ズレのし難さ)も変ると考えた方が自然な感じがします。

但し、これは相手(雪)があることであって、同じ角度でも雪と斜面の状態によっては摩擦力は異なり、支えられる荷重も異なる筈ですから、やはり「直感的に」エッジを立てるに従い、μも高まると考えたいです(^^;。

実際はどうかと言えば、エッジが雪の壁を断続的に乗り越え、削っているていると実感する場面もある訳で、特にアルペンのレースコースでは滑走者が増えるにつれ、カーブはほぼ100%波状に掘れ、経験者なら其処を通過する時は酷い振動に見舞われることで分りますね(^^)。

もう一度確認しておくと、理論的には斜度に関係無く、斜面に置かれた板(静止状態)が水平であれば何も起こらず、斜面下側に傾けば落下を始め、逆に斜面上側に傾いても潜在的?μが高まるだけで、落下はおろか何も起こらないということです。
こんなことはスキーヤーだったら誰でも知っている(筈なんですけどね^^)し、一々説明するのもアフォらしい位です。

スイヘー麺理論が発表された時、直感的に(^^)馬鹿げていると理解したし、指導員は当然としても、殆どのスキーヤーはこんなテーノーのカス理論(内側への落下を前提にした内足主導云々)を真に受けることは無いだろうと思ったのですが、マサカ(^^;と思うほど騙されるスキーヤーが多くて、とうとう新教程のようなクズ本が現れるに至っちゃいました。
どんなに説明しても分らない○゛カはほって置しかないのですが、万一(^^;スキーに興味を示した未経験者に、お上に忠実な○゛カ始動因が関わったりしたら悲惨なことになるのは明らかです。

そこで、良識あるスキーヤー達○チ○のデタラメをデタラメと指摘するだけで、正しいものを提示する取り組みを しなければ普通のスキーヤーにはなんのメリットもないということで、ヴァカヴァカしいとは思いつつ、いよいよ本格的に取り組む決断をしたようです(^^)特にこの部分はコドモでも分り易いと思います。




M下君からの贈り物その誤
2009/11/02

バカバカしくても、もう一度おさらいしておくと(^^;、新教程の根幹、そ〜してその問題の根幹になっているのが水平面云々です。
それが何故成立(^^)するのか?そしてそれを成立させる(しないんだけどね^^)為の、彼らポンスケ達の唯一の拠り所となっているのが「内側への落下現象」というのは既に周知のとおり。
念の為に(^^;どういうことかと言えば、アフォ曰く、エッジを立てると傾いた側に板が落下し、それがターン力を発生するって理屈ですね。

現実には硬いバーンに限らず、エッジを立ててもターン力が発生するような内側への落下は起こらないのですが、エッジ角が立つに従って変化する力はあります、それは言うまでも無く摩擦力ですね。
板が水平面よりどちらにどれだけ傾いているかには関係無く、斜面に平行に置かれた状態から、斜面に対して90°に達する直前まで、徐々に摩擦力は 高まっていくだけで、途中にある水平面(^^)は単に通過点であり、そこを境に何かが起きる(ベクトルの逆転)なんてことは絶対に無い訳です。

機会があれば何処かで見て頂くとして、新教程P21の図はベクトルのつもりで書いているらしいですが、その向きは斜面ではなく、板のソール面を基準にしています。
つまりこのポンスケ達は、ゲレンデの斜度はスキー理論にとって「何の関係も無い」と言っているに等しい訳ですね。
ウソだと思うなら(^^)この図の斜度をテキトーに変えてみてください、板のベクトルもどきに変化はありましたか?(チョッカリの図は除く)、何も起こりませんね(怒りましたか?^^)。ナニおかいわんやって〜のはこのことです(^^;

我々の常識では、「斜面上の物体(スキーヤ)に働く重力は、斜面に平行な分力と斜面に垂直な分力に分解されて働く」と理解しているので、板の角度の違いは単に摩擦力の違いってだけのこと。つまり斜面上に置かれた(静止)板の状態如何に関わらず、そこに働く分力に変化は無いと言うことです。

便宜上板が斜面に平行に置かれた状態を摩擦力”0”、90°の時を”100” とすると、エッジが立つに従って増えていく摩擦力は、単純に一次関数的増大をイメージしますが、直感的には90°に達する前にピークを迎え(<100)、その後は急激に減るような感じもしますから、本当は3次曲線の4つの定義点の内、始点(0°)終点(90°) 以外の2点が、90°側に偏ってピークがある感じなのかも知れません。
相手が雪でもあり、ましてや滑走状態ともなれば、パラメータは色々考えられるので、これについてはそれこその筋の専門家にお任せしたいと思います(^^)。

いずれにしても「斜面上の物体に働く重力は、斜面に平行な分力と斜面に垂直な分力に分解されて働く」と言う、初歩的な認識が欠けている(中学の理科レベルですゼ・・・ダッ ダンナ〜^^)、為に、簡単に騙されちゃうってことですね(^^)

あ゛〜〜〜〜〜バカバカしかった(・・;

SJの編集担当者に忠告しておきますが、P21の図一つとっただけでもリコールに値しますよ。財団法人の出版物ということをお忘れなく。


気に入ったように滑るには・・・・早い話が外足踏めてるかどーかってことで・・・・ヨロシク(^^;




M下君からの贈り物その肢
2009/10/31

教程は40年位前に一度買ったことがあるだけで、以来ご無沙汰。必要ならスクールに置いてあるので買うまでも無い訳です(^^)。
買ったことの無い人間がとやかく言うのもナンですが(^^;、近年の教程は改定を重ねる度に奇妙な記述が増え、前教程では「突っ込み所満載」だったのですが、それでも新教程に比べればマシでした。
何故なら「突っ込みを入れる」部分があったということは、好意的に解釈してやれば「マシな部分もあった」ってことになりますからね(^^)。

ところが、今回はうっかり突っ込んでみたものの、結局全部デタラメだったので突っ込むに値しないシロモノだったことがわかりました。
自分のマヌケさにガックリ落ち込む今日この頃(^^;。

執筆者が力学風物理学風の表現を使っているので、森羅万象とまでは言わないまでも、彼らはそのベースとなる数学なり力学なり物理学の、基礎的な素養を備えていると思ったのですが(中高生レベルで充分^^)、どうやらそうでは無かったみたいです。

スキーを力学や物理学で語ろうとするのであれば、公式や定理を忘れていても(エネルギ保存の法則とか勉強したはず^^)、少なくともそれらについて正しいイメージを持っている=互いに共通認識を持っていることが前提条件になりますが、彼らの力学風表現は一般的な常識では通用しない新しいジャンル(^^;なので、「突っ込み」以前にそもそも議論に値しないということです。


で、技術論風の妄想についてはお手上げなのですが(^^;、なお書物としての疑問は残ります。
稚拙な文章しか書けない私が、それに言及するのは笑止千万ですが、恥を忍んで指摘します(・・;

文章とは意思なり意図なり人に何かを伝えたい時の道具なので、可能な限り分かり易く、欲を言えば説得力があるのが望ましいと思っています。相手がそれを読んで理解出来なければ意味がありませんからね。公な?教程ならなおさらです。

理解とは、その文章を読んで自分の経験や知識の中から、その意味を見出し得心することですから、教程の対象者は当然経験も知識もある人達(殆ど^^)だけに、理解はされ易い筈です。

スキーのように特殊な領域の話では、その専門性を理解できないスキー未経験者でも何となく興味が湧いてきて、次第にイメージだけは構築出来るような文章が望ましいと思うのですが、対象がスキーの専門家相手の話なのに、さっぱり解らないと言うのは異常です。

読むのは苦痛だったものの、折角のプレゼントなので一通り目を通したのですが、何処で仕入れたのか、あちこちから集めた使えそうなフレーズをつぎはぎしただけの文章に思えて仕方ありませんでした。
百歩譲って誰かのコピーを使うのはよしとしても、それらが消化されないまま使われているので、内容がとっ散らかっていてもう悲惨です。

特に象徴的なのがEpilogue
これを使いたいのであれば、冒頭をイントロダクションとするのではなく、常識的には プロローグ モノローグ エピローグと、統一してほしかったですね(^^)。
公?の書物、しかもあろーことかキョーテーに、こういう言葉は似合わない感じがするのですが、モノローグ(独白)!ッツー位だからこれでEのカモ。マーこの部分だけ見ても寄せ集めたことがバレバレですゼ(^^)。

そのエピローグですが、消化不良のコピイアンドペイスト文章の典型ということは理解出来ても、何を伝えたいのかボンクラヂヂイの私にはとうとう分りませんでした。
本教程では、重力活用による「自然で楽なスキーのすすめ」を論じてきた。・・・中略・・・スキーは、滑る機会の提供という「サービス」としての商品となり得る云々・・・中略・・・ スキービジネスはスキーヤーとの相互理解を経ながらスキーに関する不快深い理解に基づいた云々・・・中略・・・これを契機にここまで繁栄を享受した日本のスキーが、オーストリーにどう恩返しをし、真の国際社会の一員になっていくのかが問われるところであろう・・・・って一体どういう脈絡????・・・モノローグ(笑)でもこんな支離滅裂状態が延々、モ〜アフォらしゅーて気力も萎えちゃうでございますデス(^^)

新教程では、要するに「スキーで銭儲けが出来る」「スキーヤーはカネヅル」といった趣旨のことを言いたかったのでしょうか?(^^)。そして古いだのなんだの、ボロクソにこきおろしていたオーストリーのバインシュピール技術を、どういう風の吹き回しか一応リスペクトしておこうって魂胆ですか?

指摘されるまでも無く、スキーがビジネスとして成り立ってから既に半世紀以上が経っています。そしてブームが去り、現在は終焉に向かっていますが、何か?(^_^;

前にも引用したことがある以下はS○J傘下の○○県スキー連盟の「目的」です。財団法人全日本ス○ー連盟も大同小異でしょう、もう一度読んでみてください(^^)
「本連盟は、○○県におけるスキー界を代表する団体として、県民の正しいスキーの普及と振興をはかり、もってアマチュアスポーツ精神を養うと共に、県民の体位向上に寄与し、併せて広く体育文化の進展に貢献することを目的とする」

業界の足を引っ張る行為はいい加減にやめて、初心に帰って欲しいものです。



M下君からの贈り物その惨
2009/10/28


この本のエピローグ(^^)なるページには、ス○ー教程製作スタッフの名前が並んでいて、編集責任者が誰なのか不明なのはお愛嬌としても、その中の数人は私も良く存じ上げている、とてもスキーの上手な方々です。
そんな上手な方々が製作スタッフに名を連ねていながら、何故このような珍妙な教程が出来上がったのかは実に興味深い部分でもあります。

エピローグの記述で驚いたのは、S○Jのスタンスがスキースポーツを商品として位置付けていることであり、つまるところスキーとは単にビジネスの一つであって、銭儲けの手段でしかないと結論していることでした。

財団法人を名乗る団体の刊行物に、ビジネスの文言が相応しいのか否か、又いつから銭儲けに走るようになったのかは、私には解りませんが、結果的にそういう状態になる(なっていた)にしても、教程に書く必要は全く無いと思います。

この件に関しては「全て銭金」に結びつける銭ゲバ(金のためなら何でもする奴)的足るを知らない人間もいれば、幸福感や豊かさを金銭の量に求めない人間だって居るってことを、この執筆者は知らないのかも知れません。
間接的にはともかく、少なくとも私はスキースポーツを直接的にビジネスの道具として捉えたことは無いので、このエピローグの記述には激しい違和感と不快感を覚えました。

閑話休題
ところで、とてもスキーの上手な方々が製作スタッフに名を連ねていながら、何故このような珍妙で奇妙な教程が出来上がったのか?ですが、多分彼らは「自分が上手に滑られるようになったプロセスを説明出来ない」ってだけのことでしょう、勿体無いことです。




M下君からの贈り物その煮
2009/10/27


ゴミにも値しないクズについて云々するのは本意ではありませんが、何処がクズなのか解らない指○員も居ると思うので、被害を受けるスキーヤーが僅かでも少なくなるよう、老婆心ながら指摘しておこうと思います(^^)←我ながら僭越だな〜(^_^;。

ハッキリ逝って全部デタラメなので、モーどうしようも無いのですが、例えば『「谷回り」で滑る』って部分についてみると、この○゛カが述べるには、「スキー板の性能の進化によって、これからはターンの全てが山回り無しの谷回りだけで構成される」と言うような意味の記述があります。
それこそ水平面(笑)で、誰かが初速を与えてくれたら可能かも知れませんが、それなら全部「山回り」って言っても同じこと。

スキーは斜面で行うスポーツなのに、このバ○は所謂谷回り部分が重力による加速区間、フォールラインを越えてからは重力に逆らう減速区間ってことも知らない鷺氏だってことがわかります。
もっともスキーしたことないから、其処にどんな激しい荷重変化があるのかも解らないのでしょう、だから「楽なスキー」なんてマヌケなセリフを吐けるんだと思います。

少なくとも、今度の教程を見て「全く理解出来ない」と思ったあなたは正常ですからご心配なく(^_^)




M下君からの贈り物
2009/10/26

DVDは冒頭の深雪シーンと終わりのコブシーンだけがオーソドックスな滑り(所謂バインシュピール)で、後はわざとらしく下手に見せただけの退屈なゴミシーン満載。
たいそうなゴタクを並べた各種珍妙な滑り方を真に受けたが最後、冒頭の深雪シーンのようなマトモな滑りは金輪際出来ないってことだけはイタイッ^^って程分りました。

文章の方では 序章「スキー技術の歴史学」が、ナンセンストークもここまでやるかい?と しょっぱなから笑わせてくれました。
これ以降はマヂでバカらしく、読むのは人生の無駄くらいなものですが、M下君の熱意に負けて(^^)ざっと目を通しました。
DVDもそうですが、徹頭徹尾ナンセンストークの連発なので、これを買ったスキーヤー(殆ど指導員だと思います)は、まず導入部分のヘタウマナンセンス演技各種から始まる滑りと、冒頭のオーソドックスな深雪シーンの滑りが、技術的に何処でどう整合性がとれるのかで大いに悩むことでしょうね(^^)。

「自己流云々」に至っては、クドクドとでっちあげた自分達の技術論(笑)?が、結局「破綻してマス」あるいは「訳わかんなくなっちゃいました」とゲロしたようなものなのですが、このス○ー教程なる書物は、一部人間達の個人的妄想(それならまだ良いのですが)を述べた書物とDVDであり、普遍的なスキー技術とは何ら関係無いということだけはハッキリ理解出来ました。

例に挙げるのも憚れるp20〜21のベクトルもどきのオカルト図解と「スイヘー麺」は相変わらず健在で笑わせてくれますが、大笑いのトップコントロール云々が見当たらなくなって寂しいな(^^)と思ったら、今度はフェースコントロールだって・・・・グォルフかい(^^)←ヴァ〜カッ。

って言うか、この本の文字列は技術書?^^;以前に、そもそも文章として成立していないと思うのですが(^^)。
M下君からの贈り物は、ますます露骨にいたいけなスキーヤーを喰いものにしようとしているみたいで、久々に怒りがこみあげちゃいましたよ。

さー・・・・今期の指○員研修会で指○員の皆様がどんな反応を見せるか?、私なんか既に焼けソーク状態ですから、ネガティブな意味で楽しみになってきました(^^;。
その反応次第ではスキースポーツの明暗を分けるかも?。「ガムバレ〜ッ!シ○゛ーイン^^」



マヂで発売するらしいです(・・;
2009/10/23


”日○スキー教程副題?技術と指導”が”日○スキー教程副題?自然で楽なスキーのすす め”として全面改?訂されたスピリチュアルブックが発売されるそうです。
勿論買う気なんかさらさら無いので、私個人的にはカンケー無い話ですが、しかしこんなゴミをばら撒かれたひにゃ、関係業界はタダでさえ疲弊していると言うのに、今以上に深刻なダメーヂを受けることになりそうです。

既に語り尽くしているのでナニがナニしてナニなのはナニですが(^^;、個人的見解を述べた書物ならいざ知らず、副題?自然で楽なスキーのすす めってのが公文書(笑)としては致命的です。

トンチンカンな副題からもその内容は推して知るべし、同じS○Jでも今や競技関係者からはハナもひっかけられないオカルト教程の執筆責任者はスキーをしない人物らしいので(誰も彼の滑っている姿を見たことが無い)、もー完全に終わってマスね。

オカルトに毒された旧教程が改定されるにあたり、今度こそマトモな教程にして欲しいと一縷の望みを託していた、あのホラカワ氏はドーなったか?(^^;
消息筋によれば(^^)、サスガにこんなヤヴァイ本に関わると「ヤヴァイ」ってんで、死んだ振りしているそうですが定かではありません。いずれにしても「オダイヂニ」ってところです。

そもそも”教程”とは、教育上の手順や規則、あるいは課程を記した物と理解するのが一般的ですから、間違ってもオカルトチックな展開などあってはならない訳です。

スポーツに限らず、楽して○○っていうのは胡散臭いのはもとより、大抵ロクな結末が訪れないのは周知の通り。
あらゆる面で楽とは無縁のスキー、しかも習得にはリスクも困難も伴うスキー、だからこそ生涯を懸ける価値もあれば感動もあるってことなのですが・・・・(^^)

スキーをしたこと無いから、上手になれば楽に滑るなんてことは造作も無いってことを、この編集責任者?のオカルトオヤヂが知らないってだけの話。しかもわざわざ「自然で」って言うのも不自然な感じがする訳で・・・・・ヴォケッ。


指導員の資格を持っている、あるいは指導員になろうと思う位の技量があれば、今度の教程が従来に輪をかけたゴミ本位のことは簡単に見抜ける筈なんですがね。また買う(買わされる)んですかね?大きなお世話ですが(^^)。そのゴミを真に受けた指導員?から教わるスキーヤーは災難ですね(・・#

ゴミみたいな本は腐るほどあるので、その内の一つに過ぎないと思えば別に放置しておいても良いのですが、放置しておけない理由は何度も書いているように、S○Jはしっかりした組織なだけに、その影響力は直接間接共に大きいということなのです。特に私達関係業界には・・・・・残念ですが(・・;

S○J今日逝く本部の方針は、今やスキーヤー=指導員になりつつあるので、これからは指導員研修会を筆頭として、自尊心をくすぐるイベントを盛りだくさん企画して、残り少ないスキーヤーからモロモロふんだくろうって魂胆ですかね〜(^o^)/~~~~~~知りませんが。

スキーヤーの数が指導員の数に反比例して減っていくような気がするのは私だけか?(^_^;







よけーなお世話ですが
2009/10/07


東京が2016年の五輪開催地に立候補を表明した時には「ジョーダンだろう」と思ったのですが、どうも関係者(一部?)は本気だったらしく、誘致活動は続けていたみたいですね(^^)。

「ジョーダンだろう」と思ったのは、既に夏季冬季合わせて3回も五輪を開催している日本、それも11年前にやったばかりの国が立候補したところで、相手にされるなんてことは常識的にはあり得ないと思っていたし、東京都民はもとより招致関係者の中にでさえ、本気で東京五輪が実現するなんて信じていた人が、いったい何人居たことやら(^^)。

招致の大義がいつからecoになったのか、それとスポーツイベントである五輪とどんな関係があるのか知りませんが、本気だった関係者には落選まことにお気の毒でした(^^)。
本当に環境五輪がテーマだったら、ソーラーなどと言わず東京湾に火力発電に替わる原発の2〜3基作る位の覚悟でやって欲しかったな(^^;。

五輪が如何に素晴らしいイベントであるか、ましてや開催となれば、その感動や興奮や名誉はいかばかりか?(笑)・・・・であるならば、三度も経験している国は一度も経験したことの無い地域や国が立候補した以上、彼らにも同じ感動を体験してもらいたいと考えるのが大人の(先進酷?^^の)分別ってものだろう。
金メダル2個も獲っていながら、なり振り構わず(他に強い選手が居るにもかかわらず)まだ欲しがる柔道の強欲女がオーバーラップしちゃったよ、まったく。

それよりもうすら寒い気分になったのは、知る限り全てのマスゴミが ”五輪招致絶対正義” のスタンスだったことだ。
いつから ”オリンピックゲーム” が彼らマスゴミの中で普遍的な価値を持つようになったのかは知らないが、五輪開催について疑問を挟む余地皆無の雰囲気が醸成された中で異を唱えようものなら、国賊か売国奴扱いにされかねない勢いだったな。

落選後の都知事が発したコメントもブラジルに対して祝福どころか、おおいに礼を欠く情けないものだったし、彼が論評するまでもなく、そんなことはガ○でも知っていることだ。長野五輪が良い例ヂャないか(^^)。
大阪が招致に失敗した後の様がどうなっているか、あるいは長野を見れば、他に有用な使い道があっただろうと思われる腰の抜けそうな額の税金をつぎ込んだとは言え、招致活動程度の被害で済んだのは不幸中の幸いと言うものだろう。

マスゴミも落選の原因を、例えば「すべて後手・・・スポーツ外交力限界」(3K新聞)の見出しで論評していたが、見当違いも甚だしいし、モラルを欠いた人間を頼る、そもそもそういうスポーツマンシップとは程遠い思考回路が、いみじくもIOC委員が指摘した通り「招致に熱心でない」白けた雰囲気を作ったのではないのか?

スキーシーズンも間近、五輪に限らず ”スポーツイベント絶対正義” の大義の下、今年も各地でスキー愛好家に配慮を欠いたナンセンスイベントが沢山催されるのだろうな。





マスゴミの本領発揮
2009/09/12

恥ずかしながらテレビの報道もどきの番組は時々見ていて、良きにつけ悪しきにつけ勉強させて頂いています(^^)。
コメン低多やリポータと称する正義の味方を気取った○゛カの、もっともらしい言い草が面白くて笑わせてくれるってこともありますが、ゴミはゴミでも、注意深く観察すれば少しは役に立つ真実も紛れ込んでいるような気がするからです。

例によってゴルフのことは知りませんが、政権交代で喧しい政治ネタを取り上げている同じ報道?番組で、高校生ゴルファの石川選手が初日2アンダで回ったことと、彼のプレイ振りが如何に凄いかについてしつこい位取り上げていました。
人気のゴルファだし優勝もしたしで、結果オーライだったのでそれはそれでEのですが、初日に6アンダーで首位に立ち、本来は賞賛されて然るべき選手については、これっぽっちも触れなかったということが何を意味するかは、相当ノーテンキな私にも理解できます。

ゲー人の薬ネタもしかり、片やいつまでもネチネチと取り上げ、片や人一人が亡くなっているにもかかわらずサラッと流す、政治ネタも万事が「そーゆーこと」(^^)なんですね。

政権が替わったら自由はおろか人権まで剥奪される可能性があるかもしれないと言うのに、今まで通りにはいかないってことが正義の味方マスゴミは理解出来ないらしく、ダム建設取り止めで波紋が広がっていると言うような、相変わらずノーテンキなニュアンスの報道をしたりしています。

久々にM下君のマスゴミ情報によると(^^)↓。
「サンデー毎日(2009.9.20号) バンクーバー五輪は大丈夫? 全日本スキー連盟専務理事学歴詐称と会長選不正疑惑で迷滑走」という見出しでS○Jのゴタゴタが取り上げられていました。

一応会員ですから少しはその内容を知っているつもりですが、マスゴミにしては良く調べてあるなと思いました。
ソークみたいな組織でも、一旦権力の甘い汁を味わうと根性は腐っていくみたいで、その醜態は哀れでもあります。
スポーツ界も政界も官界もその他しこたまカイ?(^^)も、今やフェアプレー精神なんかソークの役にも立たないってことを、どさくさに紛れた天下り人事が見事に証明していますね。

自眠倒も「立つ鳥跡を濁さず」の諺には程遠い「立つ鳥跡を思いっきり濁し末世(まっせ)」的焼けソーク作戦(焦土作戦?)は、替わって湖の住人になる鳥達には劣悪な環境を強いることになるし、自分達だって4年後に再び帰って来るかもしれない湖を汚し切っていったいどーするつもりだ?、ジャリの喧嘩ヂャあるまいし恥ずかし過ぎるぞ自滅党!自眠倒!

S○Jだって一応スポーツ団体(^^)なんだから、関係者はスポーツマンシップにのっとってフェアに生きましょうよ(^_^;。






道具のこ
2009/08/06

巷ではクズ以下の人間達がマスゴミにネタを提供し、総選挙が近いと言うのにそのプライオリティーは政治ネタより優先しているってのがこの国を物語っている。
たまたま見てしまった深夜番組のバカさ加減を英霊達はどう感じているのだろう。売国奴が大手を振って歩く、こんな国にする為に命を捧げたのでは無いだろうに。

・・・・・・・・ってなことや、ヘ○゛が出そうなS○Jの云々で、ついスキー本来の話を忘れていました(^^)。


’09シーズン主に使った板は写真下のロシニョール(178cm)で、後半は上のサロモン(185cm)を使いました。両方とも今となっては古い板です(^^)。

ロシは純競技用のサンドイッチ構造、サロモンは競技用にデザインされてはいるものの、キャップ構造の普及タイプです。
この板には本来アルミ引き抜き材のプレートが標準装備だったのですが、足裏のフレックスがゼロに近く(丸太を履いた感じ^^)とても使えたシロモノでは無いので購入当初に取り外してあります。
逆に言えば、キャップ式の量産タイプは剛性が低過ぎて、そのままではレースに使えないのでプレートで誤魔化したという事が出来るかも知れません。やはり単体である程度の性能を出す為にはサンドイッチ構造しか無いのでしょうね。


ロシはプレートの一部にアルミ削り出しのパーツが奢られていて、サンドイッチ構造と共にいかにも高性能を予感させます(^^)・・・・んがっ、見た目の良さと性能は大抵比例する筈ですが、この9Xに限ってはレースに使うとしてもピー(自主規制^^)でした。

しかしロシの9Xをメインに使ったのは、板の性能にあまり関係ない状況を好む私の使い方では大した問題では無いし、むしろバインディングのヒールピースがターンテーブル式ということで、荒れた斜面を滑る時に誤開放のリスクが低下することのメリットの方が大きかったからです。多少の不具合より滑走中の安心感の方が大事ですからね(^^)。
で、この板では期待通り一度も誤開放はありませんでした。

とは言え、普通に使うにはプレートの厚みが板本来の剛性バランスを崩しているような違和感を伴うため、ある程度の我慢を強いられることになりますが、だからと言ってこれを外して使うとなると、いきなりルックスが悪化するという事態が起きる訳で、見た目重視のスキーヤには耐え難い行為ではないかと思われます(^^;


滑走面からブーツのソールまでの高さの違いは歴然。

指導員仲間では道具に関しても考え方が分かれていて、ブランド指定で最新最上位の道具じゃなければ気が済まない人から、ブランドなんかカンケー無し、使い古しのボロでも出来ればタダで手に入るのが最高と考える人まで居て、且つ滑走面の状態に神経質な人から全く無頓着な人まで、その組み合わせは千差万別(^^)。

自分で道具を調達するようになってからは、タダで手に入れたボロを使おうとは思いませんが、型落ちの安売り品でOKのレベルです。そしてエッジの疵やソールの抉れには気を使うものの、チューニングと言う意味では無頓着の部類です。

で、・・・・シーズン後半、たまたまサロモンの2Vを使ってみたところ、購入当初安っぽい滑走感覚であまり良い印象の無かった2Vがとても従順な良い板に感じたのでビックリ!。
それまでの9Xが良く言えば神経質、悪く言えば○○(^^;過ぎたのか、あるいはスノープラウ村上氏のチューニングが私に合っていたのか、あるいは7cm長いからなのか、原因は不明(^−^)ですが、いずれにしても絶好調でシーズンを締め括ることが出来ました。

多分来シーズンはこのサロモン(5〜6年落ち?)を主に使うことになるような気がします。


サロモン2V: エッジはギンギンに立ててはいません。#400のサンドペーパーでかなり落としています。ストラクチャーはストレートです。


ロシ9X: こちらもエッジは#400のサンドペーパーで思い切り落としています。ストラクチャーはダブルクロスで、エッジまで入っていました(^^)。

エッジは本当のアイスバーンに遭遇しない限り、この位落としておかないと引っかかって具合が悪いです。







2009/07/30

新聞もテレビも連日選挙関係で喧しいですね(^^)、私の愛毒紙3K新聞も例に漏れず。
それは良いのですが、既に自眠倒が野党になってしまったと勘違いしたのか焦ったのか、自眠倒の広報誌?(^^)らしく、最近は眠酒倒叩きに余念が無いような感じがしてきました。それでも他紙に比べてはるかにマ紙だとは思っていますが(・・;。

マスゴミ動揺同様、先に出した眠酒倒の政権公約を、ウッソダロー内角低めの閣僚達は一斉に批判していますね。
確かに眠酒倒は外交や安保で党内がまとまっているとは言い難いので、つつかれると痛い部分(とても大事^^)ではありますが、一度も政権に就いたことの無い野党の政権公約を必死になって批判するのは、やはり自らが野党になりそうなヤヴァイ気配を感じているからなのでしょう。

今頃になって誠実に政策を実行することの重大さに気づいたような振りをしていますが、眠酒倒を批判する前に、例えば4年位前?「郵政省を民営化すれば世の中ゼッコーチョーになる」と言った政権公約で、その後世の中がドーなったのか検証されたほーがEのでは。

何度も同じ土地を訪れるMCのツーリングでは、否が応でも疲弊していく地方の変化を肌身で感じる訳で、金銭がプライオリティーの下位に位置する人々も居る、なんてことは夢にも思わない金銭至上主義の売国コンビによって、弱肉強食社会へと転換したことを実感します。

ツーリングレポートにも時々書いているのですが、現状でも十分過ぎる程立派な道路があるのに、それだけでは飽き足らないらしく、遠慮会釈無く自然を破壊する様子を「これでもか!」って見せつけられると、怒りと言うより烈しい虚脱感に襲われます。
新鮮な農産物をヒコーキで運搬するってお題目で、かつて方々に作られた飛行場は今どうなっているのやら。

自分が正しいと信じて疑わない○゛○は、過去について省みることを知りませんから、間違っていたのか正しかったのかも分らないまま生きていけると言う意味では、悩みが無いだけ幸せな方なのかもしれませんね。某S○Jの執行部も同類。だから、地球温暖化防止、ECO、脱炭素社会を臆面も無く標榜出来るって訳ですか?。

その自眠倒は眠酒倒のことを「政権担当能力が無い」「政策に財源の裏付けが無い」、あるいは「ポピュリズムだ」と非難していますが、政策立案が官僚任せなのはこの際目をつむるとしても、そもそも歳出さえコントロール出来ない彼らと、その広報紙の言う政権担当能力や財源の裏付けってのは、税金の無駄遣い程度ならいざしらず、頼みもしないのにいつしか国民一人当たりに849万円(日本全体の債務残高〔7/25現在〕)もの借金を負わせることだったのでしょうか?。

腰が抜けそうな補正予算なんかその最たるもの、定額給付金だってもはや税金ぢゃなくて借金。眠酒倒のマニュフェストをバラマキだと非難する資格など、何処探しても無いと思いますが(ーー#。

万一政権交代が実現したとしても、眠酒倒にしたって自眠倒が長年に亘って食い散らかした後片付けと、そのツーケー拭きに時間が掛かる訳で、政権公約の履行は殆ど難しいかもしれませんが、そんなことより先ず、あらゆる面で肥大した無駄を徹底的に整理して頂たいものです。その中には議員の名を借りた穀潰し(身近な例では○キー連盟の会員総動員で議員にした某元ノルディック選手トカ)の排除もありますね(^^)。

マスゴミのゴミたる所以:
ゴルフをしない私は、全英オープンの報道で石川選手ばかり取り上げていたメディアのお陰で、初日2位になった日本人選手が居たことを後になって知ったり、柔道の時もそうだったのですが、負けた某有名?(^^)選手のソークーみたいなコメントばかりクドクドとたれ流し、優勝した選手を称える報道は皆無だったという姿勢がそれを如実に証明しています。

スポーツからしてこんな有様ですから、他にも同様のことは腐るほどある筈で、選挙だって恣意的な報道が為され、それに影響を受ける人が多いのではないかと思うと、そら恐ろしい感じがします。

過日某総理は某会合で、よせばEのに高齢化社会について触れ、「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い、60歳80歳を過ぎの手習いは遅い、働ける才能をもっと使えば立派な納税者、彼らが納税者になれば日本の社会保障は全く違ったものになる」と言うような趣旨の発言をしましたが、ジョーダンでは無く、「苦労ってナニ?」「勤勉ってナニ?」「誠実ってナニ?」「・・・・」的金持ちのお坊ちゃまだからこそ言えるこれが本音でしょう。

とり合えず言いたいことが言え、水も空気もきれいで、そこそこ安全な国に暮らせることの幸せは感じていますから、ブッチャケ政権なんか何処の党が取ってもEのですが、やはり身の丈に余る贅沢(国民一人当たり849万円の債務)は何とかして欲しいものです。