MC日記 2016


2016/08/19

エンジェルSTの皮むきは既に済ませていますが、遅まきながらインプレを少々。
近所の峠道を100Km程走った後の様子です。

メッツラーとの比較になりますが、例によってリム無しでも使えるのでは?と思う程ガチガチな作りは、押すと簡単に変形する軽量なZ8mとは大きく異なります。
にも関わらず、実際に走り始めるとそのガチガチな剛性を持つタイヤとは思えない程乗り心地が良く、ハーシュネスの少なさはやはり特筆もの(前2.5kPa、後2.8kPa)。

Z8mの終始リニアなバンキングに比べれば、倒し込みに一瞬グラッとした感じはあるものの、バンク角が増えるに従い接地感も高まり、安心してコーナリング出来るという長所は、数年前初めてこのタイヤを履いた時と全く同様なので、誰でも走り始めて直ぐにトレッドエンド近くまで使える筈です。

それともう一つ、深目のバンク角での旋回性はZ8mより良好・・・・・と言うか、フロントタイヤが旋回を主導している感じで、コーナーが思いがけず回り込んでいても、それに合わせて旋回してくれるので、コーナーリング時の安心感が高いとでも言いましょうか。
この感じをニュートラルとするなら、Z8mはアンダー気味とも言えそうです。

但し、グルーブのエッジを観察すると、100Kmにも満たない距離でも角が丸く落ちているので、耐摩耗性は悪化しているかも知れません。
その点エンジェル程の安心感は無いものの、7500Km超(フロントに限れば軽く一万キロはもつ筈)の耐摩耗性を持ち、交換直前までハンドリングに違和感の出なかったZ8mも、ツーリングタイヤとしては優れていると感じます。

皮むきの慣らしにもかかわらず、エッジがガックリ減っています。





2016/07/13

RnineTは7/10で7500Kmに達し、後輪はウエアインジケータが現れるまで摩耗が進んでグリップ力は明らかに落ちてきました。普通のツーリングペースなら後1000Km位は使えそうなのですが、路面が濡れていると簡単に滑ってヒヤヒヤものです。

R1100Sでは主にミシェランのツーリング用と称するタイヤを使ってきて、そのどれもが8000Km〜10000Km位は使えたので耐摩耗性に関しては若干悪い程度ですが、ハンドリングの悪化が少ないと言う点ではミシェランより優れていると感じます。

それに、ツーリング用と謳っていたBSのBT021がフロント3000Km/リヤ5000Kmでボーズになったのと、D221が前後5000Kmもたず、不良品?と感じたのに比べれば全くマトモなタイヤなので、次も同じ銘柄で何の問題も無いのですが、ウエットに弱い(摩耗が進んでから)感じは否めないので、その原因がタイヤにあるのかRnineTそれ自体なのかを確かめる意味で、前後共エンジェルSTに交換しました。


大きく重そうに見えていたラジアルマウントのキャリパーは、外してみると意外に軽くてビックリ。



純正はメッツラーのZ8m(右)で、ハンドリングは終盤まで普通でしたが、耐摩耗性はフロントに比べて劣ります。


フロントZ8m(右)は7500Km程度だと溝は未だ半分ほど残っていて、ラウンド形状も新品時の丸みを保っていますから、これがリヤのグリップ力低下を補って交換直前までハンドリングに違和感を覚えなかった原因なのカモ。

エンジェルSTはZ8mとはラウンド形状が異なり、前後共三角オムスビの形をしていて、この形状がRC30や1198Sで経験したバンク時の絶大な安心感をもたらしているのでは?と思います。
R1100Sに履いた後継のエンジェルGTではその感じが薄れていたので今回はあえてSTにしましたが、残念ながら既にchina製でした。


今回はフロントもチューブレス仕様に変更


タイヤ交換は近所のGSでやってもらい、バランス取りは自分でやります。

今日(7/13)からは雨模様なので、様子を見られるのは来週位?




2016/07/02

先月は18日から24日まで北海道ツーリングしてきて、その様子は後ほど「ツーリングレポート」に書くつもりですが、その前に昨日SRXの車検に行って来た報告をば。

これまで車検は全く順調に、しかも短時間に終わっていて、もし問題があるとしたら光軸で×が出る位でしたから、今回も整備も準備も万端のつもりで出掛けました。


準備万端・・・・・のつもり(−−:


速度計はオリジナルに戻しています。オドメーターは35021Km

陸事で検査が始まると、劣化して折れてしまった純正ウインカーに替えて新調したLEDウインカーが「完全に点滅しない」との理由で「不適合」。
つまり点燈はするけど完全に滅っしない(^^;ので、これは「点滅」ではなく「増減」と言うらしいです。

係り員によってはOKレベルだと思えるし、素人目にはその違いは見分けられない程なので、殆ど言い掛かりに近い状態。
他にもキャブレターのベントチューブを指して、ブローバイガスを大気解放してるんぢゃないかと疑われたのには笑えましたが、こんなことで家まで帰るのかと思ったら腹立たしかったものの、実はそんなことは吹き飛ばすほど致命的なミスがあって、我ながら「モーロクしたなー」と落ち込んだ次第。

それはタンデムステップの取り付け忘れ(・・;。
これには言い訳のし様が無く、速攻で家に引き換えしてウインカーの対策とタンデムステップの取り付けをすることにしました。
時刻は既に正午に近かったので、ウインカーをRC30とR1100Sから外してSRXに移植し、ウインカーリレーも付け直して、再び午後4時までに陸事まで戻ってこられるかは微妙なところ。

道路の気温表示は33℃と高く、信号で止まれば焦りも手伝って汗が噴き出す始末。
それでも1時20分には帰宅出来たので、順調に作業出来れば間に合うカモと淡い期待をしてウインカー移設開始。

白馬も気温は30℃に近かったものの、汗の滴る量も、こんなに真面目にテキパキと作業に没頭したのも多分初めての経験。

リヤはフェンダーレス仕様から純正に戻してRC30のウインカー装着。フロントを外す前に念の為にウインカーを点けてみると、ナント!後ろ電球式/前LED式でちゃんと点滅するではないですか!(嬉)。
本当はフロントも電球式に交換し、燃料タンクを外してリレーも交換する覚悟で作業していたのですが、これで30〜40分は時間短縮出来そうです。

LED用の電子リレーの容量が心配でしたが、取り敢えず順調なのでタンデムステップを装着して陸事に引き返しました。
4時までにはまだ十分余裕があります。
指摘を受けた部分は勿論OKで、ベントチューブの件も、その仕組みを説明してあげたら理解出来たか出来なかったかは不明ですがこれもOK。


再検査は3番レーン。向かって右端が2輪車用。


車検ツーリング松本2往復274Km、猛暑の中久々に気合の入ったツーリングが出来ました(^^;

ヨシムラの油温計は渋滞で90℃近くを表示するものの、気温30を超える暑さの中でも走行中は60〜70℃で、少しひんやりとした青木湖畔では60℃を下回る程。
小振りなオイルクーラーながらその効果は著しく、油温計から察するに今日の様に淡々と走るツーリングではむしろオーバークールな感じもします。
ちなみにこの日の燃費は28Km/Lを超えていてシングルの面目躍如。





2016/06/02

ここ数年北海道ツーリングを除いて、泊まりでのソロツーリングはもっぱらエリーゼになっていましたが、久し振りにモーターサイクルでお出掛けしました。

5/18〜19の一泊二日、会津磐梯山周辺を走り回ってきました。

小川村から鬼無里に抜ける道中にある展望所からは、北アルプスの眺望が見事です。
ちなみにアルピーヌは白い山の麓です。

鬼無里からは飯縄高原→野尻湖→斑尾高原→飯山→R117→十日町→R252→小出→只見町→会津坂下→磐梯町と走り、続いてゴールドライン→レークライン→磐梯吾妻スカイラインを走って土湯温泉泊。

田子倉ダムに抜けるR252は、かつてに比べ改修が進んでいて快適に走れるようになりました。


久々に走ったゴールドラインは愉しい道です。


磐梯吾妻スカイラインは浄土平で通行止め。
引き返して土湯温泉の宿に向かいます。

宿はお客様に教えて頂いた”山水荘”

名前とは裏腹に大規模なホテルですが、何故かモーターサイクリストウエルカムな態勢が嬉しいです。
福島県愉しめる道が沢山あり、どうやらライダー歓迎キャンペーン中みたいなので今は福島ツーリングお勧めです。
係りのお姉さんに「作戦大成功ですね」と言ったら「ハイッ」と仰っていました(^^)。


翌日は新潟からRC30クラブの仲間で、2014年には北海道ツーリングにもご一緒させて頂いていている江口氏が、チューンドSRX(凄いのなんの@@;)で乱入してきました。

待ち合わせは道の駅土湯。
レークラインから喜多方→R400→R252に至るあんなとことかこんなとことか(^^)走って、十日町から頸城広域農道→くびき野パノラマ街道→関川のセブンイレブンまでご一緒させて頂きました。
江口さんとは此処でお別れし、R18を南下しいつもの道(戸隠→鬼無里→小川→白馬)で無事帰宅。

天気も最高コースも最高景色も最高マシンも最高ペースも最高、往復で約900Km、久々に充実したツーリングを堪能しました。




2016/05/13

RnineTにナンバーを取り付けたのが4月8日、本格的に走り始めたのが4月12日。
昨日で丁度一ヶ月経ち、走行距離は3011Kmになりました。
折角モディファイして理想に近くなったSRXや18年11万キロを愉しませてくれているR1100S、30年近く経つと言うのに未だにスーパースポーツとして通用するRC30があるというのに、RnineTの全てに過不足の無い絶妙なフィット感と自由自在さを味わってしまうと、なかなかそれらの出番は無くなってしまい、今シーズンのモーターサイクルはRnineT一辺倒になってしまいました。

風薫る五月の空の下を走り回っています・・・写真はこちら



2016/03/23

3/15に軽トラでRnineTを引取りに青森まで行って来ました。
折角青森まで行くので半分以上は観光(同業者視察?も兼ねています(^^;。

そんな訳で秋田では人っ子一人居ない寒風山に上ったり


能代市では偶然見つけたラーメン屋さんの「トンにらチャーシューラーメン」900円の美味さに驚いたり、


初日は日本海沿岸を北上して青森県の不老ふ死温泉に宿を取りました。

風が強く、窓からは大型の鳥(顔からしてフクロウか?)のホバリングと同時に、夕日が沈む光景を眺めることが出来てラッキーだと思っていたら、入浴と夕食後更にこんな企画があったことに気付き

嬉しいやら悲しいやら複雑な気分になったところで、朝1時から630Km走った疲れが一気に出て、敢無く爆睡。気が付いたらテレビも照明も点けっぱなしで午前3時。全部消して再び撃沈。

翌朝、7時からの朝食を摂るのももどかしく、鰺ヶ沢から五所川原経由で青森市内にあるBMWのディーラー「フルーフォーレスト」に向かいます。

宿からは約2時間30分で到着。発表以来足掛け3年越しの想いが叶ったRnineTとツーショット。

しかし、自分のものとなったRnineTを改めて観察すると、何から何まで至れり尽くせり、電子制御満載のR1200RSに比べ、何と簡素な造りなんだろうと、改めてその装備に見合わない?価格設定の高さに驚かされます。

しかしそれでもなお、このMCの放つ抗し難い魅力に負けてしまったことと、いよいよ残りのバイクライフを考えた時、そう逡巡している場合では無いと決断した訳ですが、このMCの魅力が一体何処から醸し出されて来るのか、その疑問が解消されるまでには随分時間が掛かるような気もしています。

購入したRnineTは昨年末登録したまま全く走っておらず、前オーナーが新しく出たR1200RSに乗り換えた為に委託販売の形でお店に置かれていたものです。
下取りだと驚くほど安くしか取れないとのことで、購入価格は前オーナーにとっても?私にとっても納得出来るものだと思っています。

18年前R1100Sを購入する際、家内には「これが最後!」と拝み倒したのが昨日の事の様に思い出されますが、その前のR1100RSの時もそうだった様な記憶がありますから、「これが最後!」ってセリフは、もしかしたらバイク乗りに共通の方便なのかも知れませんね(^^)。
しかし今回のRnineTは、本当に最後のMCになるのだろうと思っています。


「ブルーフォーレスタ」にて


秋田付近


帰宅は17日朝1時30分
目が覚めてMCを降ろす頃にはシートに霜が降りていました。


予てから用意していたパーツを取り付ける前に、一応原形を記録しておきます・・・・・って言うか、既にフロントフェンダーエクステンション接着済。純正の短いフェンダーでは、巻き上げた小石がオイルクーラーを直撃するのは必至ですから。

このMCが何故高価か?と問われれば、取り敢えず燃料タンクがアルミ製なのと、サイレンサーがアクラポビッチのチタン製ってことぐらいですかね(^^;

この後順次メーターバイザー/リヤマッドガードを追加していきますが、2年前試乗した時に、もし購入することになったら真っ先に交換するだろうと思ったのが、広過ぎて気になったハンドルバーと前過ぎのステップバー。

最後のMCには絶対にヨシムラのサイレンサーを装着すると決めていたので、それは既に入手済み。


ディーラーに、名義変更は4月になってからとお願いしているので未だ走れませんが、ヨシムラを装着するのは純正品の性格を確認してからになります。

エンジンをかけてみた限りでは、空冷なのにメカニカルノイズの少なさにチョット驚きましたが、2年前に試乗した時にはそんな印象は無かったので改めて感心した次第。
時代が違うとは云え、RnineTに比べたらR1100Sは賑やかです。





2016/03/11

RC30は今年29年目で約11万キロ、R1100Sは18年目で同じく11万キロ、SRXは中古で購入してから12年目で3万キロ。
3年前ドカのスーパースポーツに一瞬浮気したことはありましたが、基本的にこの3台体制でモーターサイクルライフを愉しんでいます。

中学生の時に初めて接したコレダ125から、成人してCL72に至るまでの数台は、殆どポンコツ修理に費やしていた様なものでしたが、その後漸くVFR750FというマトモなMCを手に入れることが出来ました(勿論中古)。

RC30を新車購入以来、それとは別にツーリング専用にCBR1000FやZZR1100、R1100RS等、夫々3万キロ近く走っては乗り継いで来たのですが、本当は一台でも十分なのになんて贅沢をして来たものかと、我ながら呆れています。

そのモーターサイクルライフもいよいよ終盤に入り、毎年発表される様々なマシンにも今一心惹かれるモデルは無く、モーターサイクルライディングを愉しむ上では何の問題も無い前述の3台で、このままMCライフは終わっていくんだろうなと考えていたところ、一昨年(2014)心の琴線に触れる衝撃的なモデルが登場したのです。

衝撃的且つ魅力的なのは良いのですが、その装備は決して価格に見合うものでは無く、購入を躊躇させるに十分でしたから、そのうち中古で手頃なのが出てきた時に考えようと、昨年はもっぱらSRXの修理やらモディファイに精を出していました。


ウインカーを修理したり


タコメーター/速度計を交換して油温計を追加したり。


バックステップのステップペグを可倒式に交換したり


5年振りにR1100Sのバッテリー交換したりと、どうせ今から新車を買っても、残された時間を考えたらこれらのMCの様に10万キロを超えることは無いだろうと自分に言い聞かせていた矢先!!!、青森のバイク屋さんに走行1Kmに満たない新古車があるのを発見してしまったのです(−−;

そのMCは発表された当時試乗しているので、パフォーマンスは充分承知していて、これならギリギリコストに見合うと判断して購入を決定した次第です。

一旦購入が決まると、本体を引取りに行けるのは今月末になるにも関わらず、必要と思われる装備さえ無いMCなだけに、それらを先に購入してしまう有様(^^;

プーチのリヤフェンダーとメーターバイザー。

ヨシムラのサイレンサーも発注済み(・・;。

青森には軽トラで行く予定です。