’06 MCときどきにっき | |
2006/12/25 雪が降らず、とてもクリスマスとは思えないポカポカ陽気だったので、手を加えたSRXの調子を確かめるべく殆ど 12月25日の様子。 今年は積雪皆無。気温10℃。 昨年同時期の様子。 最高気温が連日氷点下を記録していたのに比べ、今年のノーテンキさはドーヨ。 数百キロ位を走ってみてからでないと本当のところは解らないのだろうが、とにかくモディファイした部分が掛けたコストに見合うだけの変化があったのかどうかだけでも今の内に知っておきたかった。 たったの10Km程度走っただけで、はたして結果は期待を大きく上回るものだった。 詳細はSRX600のページにUPします。 2006/11/13 2006/11/12朝の様子 前日の荒天をついてMCでいらっしゃったお客様は一夜明けて次第に強まる雪の中をお帰りになりました。 2006/11/11のにっきでは 「気持ちをスキーに切り替えさせるのは佐野坂峠で起きるデフォルトのスリップ事故のニュース。それまでは走ろうと思う。」と書いたのもつかの間、お客様が帰られた後心配になって様子を見に行った佐野坂峠では、何かに衝突した後田んぼに落ちた車や、坂の途中では3台も(帰りには更に増えて5台)スリップして立ち往生しているのを見た。 これだけきっぱりモーターサイクルシーズンの終了を告げられると、返ってサバサバした気分でスキーに打ち込める。 今年も無事にツーリングを愉しませてくれたR1100S、SRX、RC30(走行距離順^^)に感謝!。 2006/11/11 最近は今シーズン最後の駆け込みライド(^^)が続いていて、我ながらよくもまーチョコマカと走り回るものだと感心する。勿論日帰り。 山は雪化粧して(11/09朝)・・・・・ 路傍の雑草には真っ白に霜が降りているから、路面の凍結は覚悟していても、いざ遭遇すると思いっ切りビビル(11/09鬼無里)。 陽が高くなれば・・・・・とは言っても絶望的に(^^)斜め・・・・・そこそこ走れるようになるものの、もう夏の日のようにはいかない。 この時期の峠は皆こんな感じだからリスクが大き過ぎるのに、まだ塩が撒かれないだけマシだと思ってしまうのはやはり異常者なのカモ。 雪国に住んでいると何時降雪があってもおかしくないから、来年の3月下旬までは確実にMCはお預けになると思うと、この時期の晴れの一日はとても貴重なのだ。 今年もいろんな所に行った。 SRXだから見に行ける絶景は北尾根の牧草地 今年2月に開通した権兵衛トンネルにはSRXでも行った。 RC30では風情のある鬼無里周辺の散策や 斑尾高原周辺のワインディングを愉しんだ。 お気に入りの場所にも行ったし クマやヘビ出没の危険を冒して眺望の里にも行ったし 誰かさわった人がいるんでしょうね〜(^ー^;危険なのに緊迫感の無い看板(上の写真のミラー部分にある看板の拡大)をわざわざ作らなければならない世の中になったなんて哀しいね〜。でもこんな顔したヘビが出てきたら可愛いね〜。 アルプス展望道路は何度も走ったし 緑と青のコントラストの凄さが思わずMCを停めてしまった志賀草津道路も。 予想していた通りR1100Sは9万キロ超えて91000Kmに達した。SRXは17300Kmだから、購入以来正味で11100Km楽しんだことになる。 今年は今日まででR1100S14000Km強、SRX3000Km強、RC30でも1000Km弱走っているから、何だかんだで合計18000Kmになった。 全て完全遊びだから、家内じゃないけどホントにムダにガソリン使ったものだ(^^;こと。 危険な目にも遭ったし悲惨な事故も見た。途方に暮れたこともあったし人の親切が身に沁みたこともあった。怒ったことも笑ったことも哀しかったことも自分を罵ったこともあった。暑くて朦朧となったことも寒くて指の感覚が無くなりかけたことも疲労と睡魔が同時に襲ってきてそのまま倒れそうになったこともあった。それらもモーターサイクルライディングを構成している一部。 今年のモーターサイクルシーズンが完全に終ったと納得し、気持ちをスキーに切り替えさせるのは佐野坂峠で起きるデフォルトのスリップ事故のニュース。それまでは走ろうと思う。 モーターサイクルに乗ること・・・・その意味は未だに解らないが、来年も又同じことを繰り返すのだろうな。 2006/11/06 原因はケーキの作り過ぎだとも、私のMC道楽が過ぎて家内に過剰な負担を強いた為だとも言われている家内の主根幹症候群の手術が10月30日にあって、暫く料理が作れないから11月の3連休はお休みにしていたのだが、「食事無しでも全然OK」と言われれば、RC30が縁で十数年来のお付き合いだけに、江口さんと他に一組丸山さんの乱入は防ぎ切れなかった(^^)。 結局夕食は近所の”たこ焼き御殿”←(メニューも豊富で美味しい)で4人で食べたのだが、今回丸山さんは紅葉狩りと温泉が目的で車、江口さんは私がSRXのオーナーになったことで、今後の参考にと、ご自慢のSRXに乗って来てくれたのだった。 お昼に到着した江口さんと近所のワインディングを走ってきた。勿論SRXで。 走り屋の江口さんにケツを突付かれているだけに、先導もそれなりに走らないといけないから、用心していたつもりでもマフラーの疵は更に増えてしまうことになった(泣)。 聖湖にて。チューンドSRXと江口さん。 途中で江口さんから「ノーマルの状態を知りたい」とのリクエストがありMCを交換したのだが、江口SRXの第一印象は「全く別のMC」だった。 3500rpm辺りからでも猛然と吹け上がるパワーと、良く言えば超クイック、悪く言えばバネ下が軽過ぎて落ち着きの無いハンドリングに戸惑ってしまい、スパルタンなライディングポジションと相まってとても馴染めそうになかったから、直ぐに戻してもらおうと思ったのだが、次第に「これぞビッグシングル!・・・・知りませんが^^;・・・。」と言って良いのだろうチューンドSRXの魅力にすっかりハマッて、結局峠を二つも越えることになってしまった。 何がSRXをここまで変身させているのか知りたくなるのは当然で、微に入り細に入り江口さんに尋ねた。 大まかには・・・・・ 怒涛のパワーは、ヨシムラステージTカムシャフト+吸排気系にFCRキャブ+ビトーR&Dフルエキマフラー(とてもこれだけとは思えませんがね^^)。 強烈なストッピングパワーは、ブレンボラジアルマスター+ブレンボレーシングキャリパー+ブレーキングディスクローター。 超クイックなハンドリングは、JBマグネシューム鍛造前後ホイール+ホワイトパワー製リヤショックユニット+リヤ3cmカチ上げ(^^)。 ・・・・・ということだった。 音はでか過ぎると思いました・・・ハッキリ言って(・・;。 他にもチタンボルトナット類の多用等、細かなモディファイはあるにはあるのだが、パワーやハンドリングに影響を与える程のものでは無いだろう。 見栄えが素晴らしく魅力的なのは言うまでも無いが、驚きと同時に感心したのは、SRXの端正なイメージを壊さないで品良く仕上げられてたことだ。それは走りの機能以外は一切オリジナルに徹していてるからなのかもしれない。 意味の無い改造は一つも無いと思われ、それぞれのパートがきちんと結果を出していることは、実際走ってみれば誰でも分かる筈だし、またこれ程改造の成果を実感出来るMCも珍しいだろう。 但し、それぞれのパーツが明確な目的を持って製作され、装着されたそれらが狙い通りの結果を出したとしても、ハンドリングをまとめ上げる為の作業は、とても根気のいる仕事だったのではないかと思った。 マシンがオリジナルに比べ根本的にパワフルで、且つ数倍も俊敏な運動性を持つことの良さは理解出来るとしても、これは江口さんの好みに合わせたモディファイだから、そのままでは他の人に合わないのは当然で、もし自分に合ったセッティングに変更するにしても、簡単には満足できるレベルには至らないような気がした。 具体的には例えば純正SRXの4倍も速く(感じとしては^^)バンキングし、フロントから突き刺さるように旋回に入っていくスパルタンさを薄めるために、フロントフォークの突き出しやプリロード、リヤのホワイトパワーを車高調整を含めてそれなりに見直すとしても・・・・・・これだけでも大変な作業(・・;。 とにかくあらゆる面でその凄さにショックを受けたのだが、再び自分のSRXで走った感じは、「コイツは重量級のアメリカンタイプぢゃん」という位のものだった。 エンジンはシングルの鼓動どころかモッサリとまろやか過ぎて、まるでパワーバンドの狭いマルチの様な回り方だし、その非力さには絶望感さえ覚えた程。しかも全く同条件を走って江口SRXより燃費が10%も悪いというオマケ付き。 そして何よりもブレーキの効きの悪さは、江口さんをして「ブレーキ壊れてる!!(それでもマスター換えて少しはマシになったのに^^)」と言わしめた程ひどいシロモノだということを身に沁みて理解できた(ブレーキングしているのに加速する感じ〜〜;)。 RC30やR1100Sに比べ、圧倒的にクイックなハンドリングだと思っていたSRXが、重量級のアメリカンタイプに感じちゃう位だから「江口SRX恐るべし」ってとこだろう。そしてこのくらいのパワー(体感的には倍)が出て、はじめてシングルの鼓動感とその愉しさがどんなものか理解できるのだろうと思った。 良いと思われた部分を全て真似ることは不可能だろうが、少なくとも「壊れている」と感じるほどプアーなブレーキは早速手当てしなくてはいけないだろうし、パワーの無さがビッグシングルのテイストを全くスポイルしていることも大問題だ。 これでR1100S改造計画に影響が出るのは必至(^−^;。 2006/10/12 10月10日、快晴の秋空の下、久々にRC30でお気に入りの道を走ってきた。 R1100SやSRXにすっかり馴染んでしまった体には、走り出すといつもそうなんだけど、その足回り(サスペンションシステム)の良さに先ず驚かされる。 これが前2車に比べ、どう控えめに見ても全く次元の異なる高品位な設計と高品質なパーツに因るものだということは明らかなのだが、それにしてもつくづく感心してしまう。勿論純正ショックユニットのままで何も手は加えていない。 とてもしなやかな足は、いつもの道がまるで舗装が新しくなったかと錯覚しそうになる程だし、スピード感も10Km/h程度低下しているのは明らかで、いつもと同じコーナーをいつもと同じ様に楽しんでいるつもりなのに、時々確認する速度計は>5Km/h+は上乗せした数値を指している。 RC30だけが唯一ハイグリップ系タイヤのパイロットスポーツを履いていることを差し引いても、足回りの良さが抜群のロードホールディングを生んでいるのは間違い無い。 無振動と言っても良いV4エンジンが絶好調なのは勿論だが、SRXは置いておくとして、R1100Sでさえ時にはパワー不足に因るレスポンスの悪さを感じることも少なくないのに、今では非力な部類に入るRC30のパワーが、まるで右手に直結しているかのように、ストレス無く取り出せるのは感動ものだ。 レーサーのベースマシンだけあって、ハンドリングに一切の曖昧さが無いという点だけでもツーリング重視のスーパースポーツとは異質。 北アルプスを一望できるお気に入りの場所。 アルピーヌから徒歩10分位にある ”白馬大橋” より白馬三山を望む。 遠くに出掛けて名所旧跡や絶景と言われる場所を見てきても、この景色の前では色褪せてしまう。欄干にもたれてシルエットになるまで見ていた。 山もRC30もちっとも変らないが、19年の歳月はいろんな意味で自分を変えてしまった。 2006/10/04 SRXの車検に行ってきた。 今年ナント3台目になるから、陸運事務所での手続きや検査にも慣れてショートツーリング気分。検査は2年毎のセレモニーみたいなモノだとしても、その内容はあまり実のあるものとは思えない。 整備不良で痛い思いをするのは本人なのだから、自分はもとより他人の命にも係わるMCの整備は、お上に云々されるまでもなく慎重になるのは当然。 今回は2輪車のコースで 前後ブレーキ/速度計/光軸 の検査を受けた。問題無くパス。 帰りは例によってアルプス展望道路を走った。 2006/09/20 昨日に引き続き今日は朝からマジメに走りに出掛けた。とは言っても漠然とした方角(^^;はあるものの、日帰りではいつもの様に行き当たりばったりのツーリングになった。 その結果ルートは 白馬⇒大町⇒梓川村⇒奈川村(境峠)⇒伊那市(権兵衛峠/トンネル)⇒高遠町⇒茅野市(杖突峠)⇒八ヶ岳中央公園⇒富士見高原⇒清里高原⇒南牧村⇒松原湖⇒R299(麦草峠)⇒蓼科⇒白樺湖⇒霧ケ峰(ビーナスライン)⇒美ヶ原高原美術館⇒武石村(R152)⇒丸子町(R143)⇒青木村(修那羅峠)⇒麻績⇒アルプス展望道路⇒大岡村⇒美麻村(青具峠)⇒白馬 となった。 本当に久し振りの気持ち良い快晴の空の下を、結局山道ばかり選んで走ったことになる。 図らずも北アルプス(飛騨山脈)の麓から中央アルプス(木曽山脈)を通過し、南アルプス(明石山脈)の麓に出て八ヶ岳を反時計回りに周ったから、アルプスと呼ばれる地域を3箇所通過したことになる。 古い15年モノ?のタイヤは、淡々としたツーリング用と割り切れば全く不満は無いのだが、一旦走り出せばついついワインディングに足が(MC)向いてしまうのは悲しい性(^^)。 今日は平日なのに行く先々の峠近辺でモーターサイクリスト達、それもソロか2〜3人の逝ってる風(^^)のグループを沢山見かけて、特にビーナスラインは多かったから、自分と同じMC中毒を患っている人々を見て大いに安心したし、ついタイヤのことを忘れてしまう場面もけっこうあって、久々にとても愉しい時間を過ごした(^^;。それに表情は分からないが、誰もがこの快晴を嬉々として楽しんでいるようだった。 霧ケ峰でトイレ休憩したのと写真撮影時以外はいつもの様にMCに跨ったまま。 難所だっただけにMCにとっては面白かった権兵衛峠は、今年の春に完成した立派なトンネルで伊那と木祖が結ばれ、旧道は通行止めになっていた。 野辺山高原の野菜は今が出荷の最盛期みたいだった。 南牧村辺りで8が5個並んだので撮ってみた。意味無し(^^) 2000mを超える標高の麦草峠は寒かった。至る所抜けるような青空だったがここは特に透明感があって、それだけにコントラストが強く、クリアシールドの目には堪えた。 美ヶ原からは遠くに浅間山とその噴煙を望むことが出来た。見慣れているとは言えここまで空気が澄んでいると、圧倒的な展望に思わず唸ってしまう。 北アルプスの麓、我が家の近くはコスモスが満開。 白馬駅の東側。 白馬三山は整い過ぎていて気味が悪いほどカッコ良いのだが、シルエットも又趣があって好きだ。 今日は新たな発見?があって、フロントから滑りそうなローグリップタイヤでも、コーナリング中にリヤプレーキを引き摺ることで前輪のグリップ力が増すような感じがした。 それが気のせいなのか本当にそうなのかは分からないが、もしそうだとしたらブレーキ成分の無いクリーンな(^^)荷重が増えるからなのかと思ったりして(^^)?。 フロントタイヤ(ダンロップK510)は交換してから2600Kmで、既に一部スリップサインが出そうな勢いで減っているから、マカダム100Xの耐摩耗性の悪さをかこつことは無かったのかもしれない。リヤは1200Km使って約1mm程度の磨耗は常識的?。 8:10AM出発、5:00PM帰宅 走行距離:467Km ガソリン:22.1L 伊那市内で少々渋滞に巻き込まれたり、山道ばかりをけっこう快調なペースで走った割には燃費が21Km/L以上と良好だった。 もしかしたらウルトラシリコンコードが効いているのかも?。そのハイテンションコードはABSエラーを起こすのでは?との疑いを掛けられたのだが、バッテリーを交換してからエラーは一度も発生していないので、原因はやはりバッテリーの老化だったのだろう。 2006/09/19 ロッカーアームのエンドプレークリアランスを調整したR1100Sは、それまで耳障りだった「カチカチカチ」というノイズが綺麗サッパリ消え失せてしまった。 バルブクリアランスの調整だけでは改善されなかったから、多分エンドプレークリアランスが過大になっている(規定値に納まっているにしても)のだろうとは思っていたが、こうまで見事に無くなってしまうと少なからず感動モノである(^^)。 少々大袈裟かもしれないが、メカニカルノイズの中の「カチカチ」成分が無くなっただけで随分まろやかな回り方になって、エンジンの調子が良くなった気がするから不思議だ。 最近は仕事の合間に少しでも時間があれば、SRXとR1100Sをトッカエヒッカエしてチョコマカと近所を走り回っている(ドライに限り^^)。 RC30はと言えば、来年20年目の行事を控え(多分サーキット走行)ていて、流石に温存しておくべきとの判断から、何時でも絶好調で走り出せる状態を保ったまま眠っている。勿論セル数発で簡単に目覚めるし不具合箇所は一つも無い。 と言うわけで最近はもっぱらSとSRXに乗っていて、今日はSで近所をうろついて来た。 流石に古いタイヤの本領発揮で、いつもと同じ様に走っているのに、時々滑って「アレッ^^;」と思うことが今日も何回かあったから、普段如何に高性能なタイヤの恩恵に預かっていたか(頼り切っていたか)をつくずく実感した次第。しかしローグリップでもMCライディングの楽しさに変りは無い。 それにしてもエンドプレークリアランスを狭くしただけで、エンジンが「シャキッ」とした印象に変ったのには驚くばかり。 2006/09/07 5日にR1100Sの車検に行って来た。 今年は5月のRC30と10月にはSRXの車検があるから、一年にまとめて3台の車検ともなると、いくら自分で受けると云ってもけっこうな負担になる。≒26、580円×3。 車検証には前回の走行距離が記載されていて、2年間の走行距離が簡単に分かる仕組み。ちなみにこの2年で18000Kmムダにガソリンを使っていた(家内談)ことが分かった(^^)。 走行6200Kmで購入したSRXも丁度16200Kmになったこともあり、2台で28000Km、それにCBR250RRはお休みしているとしても、RC30を加えると・・・・・(汗)。ホントにこんなことしていてEのだろーか?。 3台とも年数が経っているわりには良いコンディションを保ち続けていると思うのだが、それらに比べると乗っている人間の老朽化がすすんでいるみたいで、最近では鹿児島まで行こうと思っても、1500Kmは1日の走行距離としては長過ぎる気がするようになったからなんとなく哀しい。かつてはRC30でだって全然平気だったのに。 先日の南紀ツーリングでのパンクは57年の人生の中で、はじめて ”途方にくれる” とはこういうことなんだと実感した出来事だった。 雷は治まっていたものの雨は降っており、夕暮れが迫る人里離れた杉林の中は、ただでさえ鬱蒼としているから、正しいパンク修理に必要な明るさは既に充分過ぎるほど失っていた。 携帯電話でBMOJのレスキューを呼ぼうにも圏外だったから使えないし、それ以前に、雷を避ける目的で殆ど迷い込んだに等しいこの地方道路上の現在地が、一体何処なのかも全く分からないのでは話にならない。 暗さは修理を困難にさせるから、麓の集落に助けを求めに行くことも含め、他の段取りを考えている暇も、雨に濡れているタイヤやセメントが、はたしてプラグを有効に機能させるかどうかなんてことを気にしている状況でも無い。先ず修理を試みることだ。 修理が成功した(普通だったら誰がやっても成功する^^)とは云え、 途方にくれてしまった結果、いつもはトラブルでも面白がってその様子をデジカメに収めるのだが、今回は雨ということを差し引いても、そんな心の余裕も時間的余裕もなかった。 役に立った炭酸ガス16グラム入りボンベ2本と、アウの携帯に付いている明るいLEDライト。しかも防水。 パンクなんてさして深刻な出来事でもなかったのだが、短時間とは言え ”途方にくれる” 貴重な経験が出来たことは、あやふやで曖昧なMCライディングという遊びに、また一つ自信が持てたという意味でも、MCを通じて人生ををより充実したものにしてくれた気がする。 2006/08/27 友からの突然の誘いで那智勝浦に一泊ツーリングに行って来た。 8月21〜22日 往きは中央道を使い飯田からR153/151で伊良湖岬→フェリー→鳥羽パールロード→丸山千枚田→熊野古道→那智の滝→那智勝浦泊。 帰りはほぼ同じ道を通って帰った。 南紀は6月に一度通過していているのだが、次回はここに一泊して付近を見学したいと思っていたところ、諮らずもお誘いがあったという訳。 野口氏と平本氏とは、もう20年になろうかという付き合いだから、お互いの癖は知り尽くしていて、速いペースでも無理も気負いも無い快適で平和なツーリングになった。 紀和町の丸山千枚田。 何百年に亘る人々の執念みたいなものを感じる棚田は軽く千枚は超えているだろう。中央に鎮座する巨石の存在は実にミステリアス。此処は代掻きの直後か、収穫が終わった時に訪れるのが良いと思った。 棚田に見入るオヤジ二人。右が野口氏、撮影平本氏。 熊野那智大社に続く熊野古道。世界遺産に登録された意味が此処に来てはじめて理解できた。 多分30年以上前に旅館組合の旅行で訪れたような気がする(^^;那智の滝。 朝食前の散歩。 後ろの建物はホテル浦島。此処も多分30年以上前の旅館組合の旅行で宿泊したことを想い出したが、こんなに大きくはなかったと思う。 我々が泊まった「森本屋」。お蕎麦屋さんが宿泊もやっていて、腰の据わった趣のある宿。 食事もガンコそうな風貌の亭主同様、マグロ料理と蕎麦は絶品だった。 宿を後にして、これから5泊位で四国を巡る二人と別れてからは、にわか雨に遭ったりしながら昨日走ったパールラインをもう一度楽しんでから、フェリーで伊良湖に渡った。 豊川を過ぎたあたりで空模様は急激に怪しくなって、北の方角は文字通り「そこから夜が始まっている」と思うほど暗い。 手前でレインウエアーを着用してから覚悟を決めて雷雲の下に突入した。 新城で遭遇した凄い雷雨はかつて経験したことの無いもので、100mも離れていない場所に数回も落雷されたら、さすがに恐くてGSに非難したのだが、そのGSの何処か(避雷針?)に落雷したらしく、停電になってしまった時は思いっ切りビビった。 雷雨を避け、比較的明るそうな根羽村方面に逃げようとしたのだが、R151の豊根村から R153に抜ける県道の山中でパンクして引き返したり、ABSの故障と共に、泣きっ面にハチ状態で、帰路はトホホなツーリングになってしまった。 雨中のパンク修理はなかなかエキサイティングで、R1100Sにパンク修理キットが積まれていたことを神に感謝したいくらいだった。 ところが、問題はパンク部分(穴の開いた箇所)が不明なのだ。普通は釘等が刺さっていてすぐに分かるのだが、トレッド全周を丹念に見てもそれらしい傷は数箇所あるものの、「コレッ」という決め手が無い。 「怪しい箇所を適当に塞いでみればいいや」と思ったのだが、昨年パンクした時に3コあるプラグの内、既に2コを使っていたことをすっかり忘れていて、残り一コしか無いと知った時はさすがに青ざめた。 直近の民家からだって最低でも5〜6Kmは離れているし、それなりの町までは30Km以上はある山中だから、修理をドジルと帰れなくなる。 ガスボンベは3本あって、それを何本使えば走れるようになるのか分からないが、取りあえず一本を穴の開いた箇所を見つけるために使うことにした。 「一箇所だけであってくれ!!」と祈る気持ちでボンベを捻じ込むと、炭酸ガスが勢い良く充填されていく。 タイヤが濡れているから漏れる部分は見つけ易い。そして炭酸ガスは此処だろうと見当をつけた箇所とは全く違う部分からシューシューと漏れていた。そして幸いなことに穴は1っ箇所だけだった(^^;。 修理はこれからなのに、ホッとして思わず座り込んでしまった。 タイヤからガスが抜け、ネットで保護されているとは言え、ビッシリと霜の付いたボンベを手で回せるようになるまでしばらく待ってから、たっぷり過ぎるほどセメントを塗ったプラグを慎重に押し込んだ。 再びガスボンベで充填すると、一本でそこそこの圧が得られたみたいで(多分1Kg未満)、ゆっくり走る分には問題は無いだろうし、修理箇所からの漏れも無い。 残りの一本はガソリンスタンドが見つかるまでの間、必要なら使うことにして温存する。 薄暗くなった山中からほうほうの体で下ると、最初の集落まではやはり6Kmあった。 幸いなことにそこには小さな修理工場があって、もう閉店していたのだが家人に無理を言って空気を充填して頂いた。 はみ出したプラグを切るハサミを貸してもらったり、漏れの有無を再確認する為に石鹸水を頂いたり、親切があり難かった。 飯田から高速を使ったものの、結局松本までは降ったり止んだりを繰り返していてペースが上がらず、帰宅は午後10時を過ぎてしまったが、久々にビシッと手応えのあるツーリングが出来て楽しかった。 帰って家内が 「南紀はドーだった」って訊くもんだから、 「往復で1000Km以上もあったからヤッパ遠いワ、だから南紀まで飛行機が飛んでるんだろうな」って言ったら 「何機もね」ってきたもんだ(^^)←ホントです。 走行距離:1089Km ガソリン:54.2L 2006/06/03 5月25日にはクマさんが預かっていたCXターボを、多分3年振り位に取りに来て、その車検に同行した。 3年間置きっ放しのMCがパツイチで目覚めるなんてことは、常識的には考えられなかったから大整備を覚悟していたのだが、バッテリーだけは新品に交換したものの、クマさんの手に掛かると呆気なく息を吹き返した。 若いオネーチャンじゃないけど、「ウッソー(・・;」ってな感じ。 松本の陸事に運ぶ途中で若干不調に見舞われたり、陸事の検査では光軸でお決まりの×が数回出たものの、その都度係員の親切な(^^?アドバイスがあって無事終了。 その後クマさんの帰り道を途中までご一緒し、カケユ温泉では昼食をご馳走になってしまった。 帰宅してガレージにSを仕舞うと、うすらデカイ(^^)ターボが占拠していたスペースがなんとなく寂しげだった。 2006/05/26 今日までの約二週間は、走ったりいじったり、MCに関するいろんなことがまとまってあった。 クマツーの皆様とご一緒したり、CB1100Rの皆様とホンダFMOCユニオンのイベントに参加したり、クマさんが3年間置きっぱなしにしていたCXターボの車検に行ったり、空白の1年を取り戻すべく晴れ間を縫ってはチョコマカと近所を走ったり、雨の日はHPに毒を吐いたり、まさに「 5/14 クマツーの帰り:志賀草津道路 5/21 CB1100Rオーナーズクラブとのコラボ。 CB1100R会長/顧問/RC30LPL/私。 愉快で楽しい時間は朝3時近くまで続きました。 RC30オーナーズクラブ怪鳥/RC30LPL/CS。窓の外には赤外線バリアに守られて一晩過ごしたピカピカのCB1100Rが・・・。 この後FMOCの会場で目にしたRCBX166は衝撃的でした。 オーナーの千原氏に詳しいお話を伺えなかったのが残念ですが、あのRC166が氏とって御神体であるのは容易に想像できます(^^)。 乾式クラッチとCRキャブ スミス製機械式タコメータ。速度計には「CHIHARA」の印刷、アッパー/アンダーブラケット/フロントフォーク関係はRC30用。 乾式クラッチがワンオフなのは当然としても、レリーズはシャフトを貫通させて左側にもってきたり、前後のエアーインテークを設けたドラム式ブレーキ、6本のメガホンマフラー、スミス製機械式?タコメータ、ワンオフのフューエルタンク、等々・・・・・・。こだわりは細部まで徹底していて、 排気量が4倍のレプリカとは云え、RC166の雰囲気をを再現するには充分過ぎるほどの出来栄えに見えました。 かつて数台作られたと言う250ccのRC166フルレプリカが、数千万円の値段で販売されたことを思いだしましたが、それは多分公道を走れなかったことからすると、このRCBX166を公道で楽しめると言う意味はとてつもなく大きいと思いました。 スゴイ!(・・; 2006/05/19 RC30の車検(5/17) 前回の車検からもう2年も経ってしまったかと思うと、月日の流れの早いことに漠然とアセル(^^)。 チェックと必要な整備の後、リヤホイールを19年物の18インチサイロックスに取替えて検査場に向かった。 手前がOEMのBSサイロックス。 このタイヤやRC30が製造された時は未だ38歳だったんだと思うと・・・・・・(・・; エンジンもハンドリングも完調で文句なしのゼッコーチョー。 前傾でもハンドルが手前にあるコンパクトなポジションはRC30の特徴で、久々に乗ったサンマルは「ヤッパイーわ」としか言えない。 リヤのサイロックスが19年物の車検専用タイヤだから、コーナーを楽しむ訳にはいかないが、それでもBMWに慣れた体にはエキサイティングなエンジンのレスポンスだけでも充分過ぎるほど楽しめる。それにいつも感じるのだが、キャブレター式は本当に感性に馴染む。 検査は前回よりも簡単で、例によって光軸のみが再検査となったが勿論折り込み済み。 初めの頃は横柄な態度だった各窓口や検査係も、無理して愛想が良くなっているみたいでそれはそれで良い事なのだろうが、検査の内容からして、この制度にはやはり疑問はある。 帰りに寄った木崎湖畔。新緑を背にトリコロールカラーが映える。 来年は20年を迎えると言うのに走りっぷりはもとより、全くヤレない超高品質な造り込みは驚きでもある。 車検場の往復だけだったにもかかわらず、レーシング仕様のエンジンは、やはり普通のそれとは違うことを再認識させられた。 勿論絶対的なパワーでは最新のスーパースポーツに遠く及ばないが、エンジンの醸し出す雰囲気に凄みを感じると言う点でこれ以上のものを知らない。 帰宅してリヤタイヤをパイロットスポーツに戻した。これで又2年間遊べる。 2006/05/09 迎え走り。 やっぱり迎え酒ならぬ「迎え走り」に行って来た。 以前北海道ツーリングの折に宿泊した「船長の家」で、タラバガニ攻撃(茹で/しゃぶしゃぶ/刺身/焼き/殆どカニだけのチャーハン等々)に参ってしまったことを何故か想い出した。 添えられていた立派な毛蟹までは手を付けられなかった苦い経験があり、次の宿泊先で再びカニが出た時は、思わず「迎え蟹ジャン」と口走ってしまったし、そしてそれがまた美味しかったから、「迎え走り」もアリなのだろうと思う・・・・ナンのコッチャ(^^)。 行き先は群馬県の榛名山。勿論新地蔵峠とつまごいパノラマラインと裏榛名を走る為だ。 出発は10:00AMと遅かったのだが、天気はゼッコーチョー!勿論MCも。 肝心の走りのセクションはガラガラだったし、昨日に引き続き冬枯れたままの木々や、今が盛りの桜やツツジ、清々しい木々の芽吹きにも出会えたし、香りも含め漸くイメージ通りの春の雰囲気にドップリと浸かった気がして、走るだけではない充実した時間を過ごせたように思う。 つまごいパノラマライン。お気に入りのコーナー つまごいパノラマライン。 つまごいパノラマライン。 榛名山 つまごいパノラマライン帰路。途中で買ったダイドーの缶コーヒーD1。 野球の新庄選手が宣伝していて、どんな味がするのか楽しみだったのだが、飲んでみたら所謂普通の缶コーヒーだった・・・・アウアウ。 空き缶は勿論持ち帰った・・・・念の為。 裏榛名を往復し、帰路は倉渕村から北軽井沢に抜ける二度上峠を走ったのだが、新設され高速道路並みに良好な部分(面白くない)を除くと、数年前に比べ路面の荒れが酷く、おまけに冬季の滑り止め用に撒かれたと思われる砂で、とてもコーナリングを楽しめる様な状況では無かった・・・・と言うよりむしろ危険でもあった。 パノラマライン南ルートに入ってみたり、帰路も新地蔵峠を越えて、後は松代から篠ノ井、信州新町、中条村と、初めて走る村道だか県道だかイマイチ不明な道を、超低速で彷徨したからアベレージはグッと下がってしまったが、走行距離は366Kmだった。 これは図らずも昨日の半分強で、帰宅は4:30PMだったから、使った時間も丁度半分だったのには偶然とは言え少々驚いた。 ・・・で、ヤッパ「迎え走り」は効くワ。 昨年12月以来溜まっていた精神的モヤモヤが、昨日に続いて今日で完璧に晴れた気がした。 7500Kmを超えたマカダム100Xは残溝1.1mmと言ったところで、ちょっと攻め込むとあからさまにスライドするから、裏榛名ではけっこう緊張したが、MCライディングでの緊張感は精神安定剤になり得ると改めて確信したし、連荘ツーリングでの疲労なんか金輪際皆無だったのは言うまでも無い(^^)。 10:00AM出発 4:30PM帰宅 走行距離366Km ガソリン:17.3L 昨日に引き続き燃費が20Km/Lを下回らないのは、バッフル無しだからか? でも5月2日のホンダツーワン早見氏達とのショートツーリングでは15Km/L位だったから、走り方の違いに因るのは明らか。 2006/05/08 久々に走った気分になれた。 最近の天候不順は降雪や低温やひどい黄砂などから、やはり何かおかしいと実感出来るレベルにまで悪化しているみたいで、以前のようなうららかな春を感じられないまま4月が去ってしまった。 そんなこともあってMCに乗る気分になれなかったのだが、ゴールデンウイークが終わってついに待ちに待った絶好のツーリング日和が訪れた。 春の恒例にしていた能登半島一周を考えたものの今回は正真正銘行く当ても無く、とりあえず南に向かって走り始めていた。 ルート: 白馬村⇒梓川村⇒奈川村⇒野麦峠⇒高根村(R361)⇒高山市⇒清見村(R158)⇒せせらぎ街道⇒郡上市(R156)⇒白鳥(R158)⇒和泉村(九頭竜ダム)⇒大野市⇒勝山市(R157)⇒白峰村⇒金沢市⇒福光町(R304)⇒平村⇒白川村(飛騨合掌ライン)⇒荘川村(R156)⇒清見村⇒高山市⇒高根村⇒野麦峠⇒奈川村⇒梓川村⇒白馬村。 大町市あたりまでは目的地を何処にするか迷っていたが、一昨年保坂氏と山口県の角島ツーリングの帰り道に走った九頭竜湖を目指すことにした。 当時はウエットコンディションだったので、何時かお天気の良い日にもう一度走りに来たいと思っていたからだ。 そうなれば野麦峠も走りたいしせせらぎ街道も合掌ラインだって・・・となって、結局5県を巡るツーリングになってしまった。 高根村のR361では予期せぬ舗装工事での通行止めがあって(他車の人も予告無しの通行止めには怒っていた)1時間近いロスがあったり、高山市や大野市では多少のペースダウンはあったものの、金沢市では市街を迂回する立派なバイパスが整備されていて、総じて快適なツーリングを楽しめた。 野麦峠駐車場。峠越えの道は流れ出た雪解け水で路面はウエット。 高根第一ダム近辺の桜は満開。 比盗_社は以前雪請い祈願に参拝したことがあるし、近くの白峰温泉にはクマさんや平さんと来たことを思い出した。 白川郷合掌集落。ここもかつてクマさんキヨさん平さんや、別の日に野口さん平本さん達と来た事がある。 雰囲気は当時と随分変わっていてなんとなく嫌な気分になった。原因は東海北陸自動車道路に因るものであることは明白。 自分も含め、地方に住む人々の暮らしが便利になることに異論は無いが、モノには程度ってモンがあるということを、この関係者達は知らないのカモ。 地域の環境や気候に絡む特殊性は、建築やその配置等に与える影響が大きいと思われ、此処では先人の知恵が合掌造りと呼ばれる建築技術を生み出したのだろうし、そしてそれが又環境の異なる他の地域から訪れる人々に、ある種の感銘を与えうる建築物なのは、実物を見ても疑う余地は無い。 しかし高速道路の出現による空気感の変わり様はどーヨ!?。 巨大な人口工作物は集落周囲の自然環境を明らかに変化させているし、それが合掌造りでなければならなかった時代の必然性さえ失わせかねない程の規模になっていると思った。 ここを訪れる人々は、きっと建物のみではなく、周辺環境まで含めた山間の趣ある雰囲気を味わおうとしているのではないかと思うから、だとすればイメージと現実との齟齬は大きい。 白川郷から飛騨市に抜けようと思って入ったR360は全面通行止めだったので、R156を荘川村に向かう。 此処まではR158も含め、驚くほど快適に整備された道だったから、「走る」と言う面では文句のつけ様が無かったのだが、喜んでばかりはいられない景色が荘川村から清見村まで続いていたのだった。 これも東海北陸自動車道路に因るもので、景色が変わったなんてレベルじゃなくて、山が変形してしまったと言った方が当たっているカモ。特に荘川ICや清見IC付近が酷かった。 狭隘な山間地にインターチェンジを作る為、頭上に複雑怪奇なトグロを巻いた道路を作る技術には頭が下がるが、同時に人間の傲慢さの象徴を見たような気がして、それが嫌な気分の原因だったのかと思う。 この高速道路は周辺のスキー場を含む観光施設へのアクセスを容易にし、地域経済への波及効果が主な目的なのだろうが、高速道路が整備されることによって入込み増を狙っているのだとしたら、多分宿泊施設に限って言えばその目論見はハズレの可能性が高いだろう・・・・ヨケーなお世話ですが・・・・・(^^;。 高山で1L150円のハイオクに驚いたのが6:30PM。 人気の無い高根村の道の駅(本日休業だって)で缶コーヒーを飲んでエネルギーを補給し、ドップリ日が暮れた野麦峠に向かった。 往きに工事中だった箇所は砂利で補修されていたのは良いのだが、この時間帯ともなるとすれ違う車は一台も無く、寒さに加え峠には不気味な雰囲気が漂っていて、奈川村の灯かりが見えた時にホッとしたのは、自分でも何かにビビッていたのだと思う。 対向車は結局奈川渡ダムサイトまで皆無だった。 帰宅は9:00PM丁度。予期せぬ工事で1時間近くロスしてしまったが、3度の飯より走っている方がマシだから、勿論昼食抜きで走行距離は720Km。 給油や一寸した休憩を含めてアベレージが55Km/hなのは、違法な速度で走ったからでは無く、道路状況が抜群に良かったからなのは言うまでも無い。 走り過ぎて迎え酒ならぬ「迎え走り」が必要になるのでは?と思う位タンマリ走った走った\(^^)/。 7:00AM出発 21:00帰宅 走行距離720Km ガソリン:35.4L 2006/04/13 昨日漸く初乗りをしてきた。 4月に入っても降雪に見舞われたり、晴れていても道路には融雪剤が撒かれる程冷えていたり、雨だったりと、なかなか初乗りが出来ない日々が続いていて、ここ20年では一番遅いMCシーズンの始まり。それだけにゲレンデには大量の積雪があって、まだ麓まで余裕で滑ってこられる。 そんな中近所を100Km位走ってきた。MCはR1100S。 いつでも走り出せるように準備万端整えていたから7万キロを超えていてもMCは絶好調。心配なのはバッテリーの寿命が長過ぎて(無交換で約8年!)何時ポックリ逝くのかが気掛かりなだけ。 駐車場にはまだ雪の山 佐野坂峠付近 木崎湖畔 スキーもいいけど、やっぱモーターサイクルはイイワ\(^^)/。 雨が降りそうだったのでたった2時間程度のライディングだったけれど、それでも充分幸せな気分になれた。 職業柄生活に直接影響するスキー界のモロモロには敏感に反応してしまう。それだけに滑りに行っても本当に自分はスキーを楽しんでいるのか時々分からなくなってしまうこともあったから、久々のモーターサイクルライディングは心に一点の曇りも無く心底楽しかった。 と言うか「楽しいとはこういう気分のこと」の具体例を示された感じがした。 昨年11月からの降雪で、モーターサイクルシーズンが尻切れトンボのように終わってしまったからなお更かもしれない。とにかく満足の2時間。 ところで今年はヘルメットを新調した。アライのGP5X。 ショウエイからアライに替えて10年になる。 ショウエイではヘルメットのあり難さを2度経験していて、特に鈴鹿の時は助かった。粗悪品だったらどうなっていたか分からない。 当然とは言えどちらも甲乙つけ難い程優れているから、本当は命を救ってくれたショウエイのままで良かったのだが、唯一シールドの歪の少なさからアライに変更した。もっともショウエイだってBMWの純正システムヘルメットに比べれば歪は皆無に近い。 で、視力に不安を抱える年齢になると、シールド越しの見え方が気になるから今回もアライにした。 GP5Xにしたのは何と言ってもそのデザインの良さなのだが、実際に使ってみても抜群の使用感で満足度100%!。 シールドの歪み皆無なのは当然としても、高速走行(^^;でも隙間風の進入が少ないとか、シールドが分厚いせいか風きり音が気にならないとか、万一石ころが直撃しても割れる心配が少なそうとか、軽いのに剛性感が高いとか・・・・。 こういうヘルメットだとMCに乗るのが更に楽しくなりそうだ。 |