’03MCときどきにっき
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2003/11/28
23日から一泊で伊豆半島に行って来た。
MCはCBR250RR。

出発の朝は気温−4℃。前日は雪が舞っていた。
大町市までは道路に凍結防止の塩が撒かれていて、もうMCの季節が終りなのを実感する。
天気は良かったものの気温が上がらず、山中湖周辺も箱根も想像以上に寒かった。

ルート
1日目:
中央道甲府南ICで降り、精進湖⇒河口湖⇒山中湖⇒御殿場⇒箱根スカイライン⇒芦ノ湖スカイライン⇒伊豆スカイライン⇒城ケ崎⇒今井浜泊。

2日目:
石廊崎⇒マーガレットライン⇒宇久須⇒仁科峠⇒西伊豆スカイライン⇒修善寺⇒亀石峠⇒伊豆スカイライン⇒往路の逆⇒自宅。

初日はサスガに連休のど真ん中、交通量も多く道路は方々で渋滞しており、12時に箱根十国峠で友人2人との待ち合わせに1時間も遅れてしまった(汗)。
幸い2人が昼食を済ませて駐車場に出てきたところだったので丁度良いタイミングだった?。
自分は昼食抜きで走り出す。

箱根に来る時はいつも平日だったので、今回は混雑を覚悟していたものの、殆ど思うように走れなかったのは残念。
でも気の置けない友達と渋滞に並んでの、のんびりしたツーリングも趣があって楽しかった。

今井浜の「今井浜ロッジ」の宿泊客は私達3人だけで、ご主人の話ではこの周辺もかつての様な賑わいは無くなったということだ。
自分も同業者なのに連休のど真ん中に出掛けられる位だから本当に深刻なのだ。
食事は豪勢な舟盛を中心に海の幸が満載で大満足だった。

2日目は混雑が予想されるので早目の朝食の後8時前には出発した。
幸いR135や136は車も少なく、マーガレットラインは殆ど貸し切り状態で美しい海岸線を観ながらの快適なワインディング走行となった。

宇久須から仁科峠の登りはタイトなワインディングで軽量小排気量CBRの長所を存分に味わえたし、仁科峠から西伊豆スカイライン入り口までは広い高速ワインディングの連続で、下りということもあり、非力なCBRでも思い切り楽しめた。

それにしてもこんなに良い道なのにMCは勿論車も皆無だったのには驚いた。新しい感じだったのでまだ知られていないのかもしれない。

友達と熱海峠で別れるまでの伊豆スカイラインは昨日にも増して乗用車の列になっていたが、芦ノ湖や箱根スカイラインは車も少なく走り易かった。

御殿場で雨が降り始めたのでカッパを着る。
Gパンの上にウオームアップパンツ、ウインドーブレーカーという重装備に、さらにカッパを穿いたので着膨れてダルマのようになってしまった。

予想通り山中湖から河口湖までは大渋滞。雨は精進湖辺りで止んだものの、寒かったのでカッパは着たまま走り、甲府南ICで中央道に乗る。

高速道路を90Km/h前後でゆっくり走ったのは何年ぶりだろう?19000rpmの咆哮(F1エンジンのような音だと思っている)では無く、8000〜10000rpmで快調に回り続けるエンジン音を楽しんでいると、景色の見え方もいつもとは違っていた。

帰宅は5時、塩にまみれたCBRを洗車し、キャブからガソリンを抜いて仕舞いこんだ。

全走行距離800Km
ガソリン28.5L
平均燃費28Km/L

これで今年のモーターサイクルシーズンは終了。

RC30もBMWもCBRも全てタイヤ交換したので今年はスゴイ出費だった(BMWは2回)。これで暫くは大丈夫だろう。
何と言ってもツーリングでの主力はBMWなので、この故障が一番困る。もう乗れないし修理は来春に回すことにした。


2003/11/03
昨年の今頃は10月28日に降り始めた雪が29日には20cmも積もり、麓まで滑ってこれる程の積雪があった。
28日を忘れないのは東北ツーリングの帰りに免停になった日だからだ。
今年は雪が遅いと言うより平年並みなのか、寒い日があってもまだMCには乗れる。

RC30はタイヤ待ち、BMWはファイナルギヤケースのオイル漏れ。乗れるMCはCBR250RRだけ。

頻繁にリヤホイールベアリングが壊れたりオイル漏れが起き、それが定番のトラブルだと正規ディーラーのメカ ニックに言われた日には、「BMWは 10万キロなんて慣らしみたいなもんだ」とは一体何の話だったんだろうか?。

オイルが漏れるには原因があるはずで、それを対策しないまま放っておくBMW はいかがなものかと思う 「直せば良いだろう」という話ではなくて、修理代もバカにならないし、何よ り使いたい時に使えないのが一番困る。
これがホンダだったら、速やかに対策すると思うが、 BMWは「定番トラブルですね、残念でした」でおしまい。騙された自分がバカみたいだ。

BMWの最大の長所は3万キロ毎にチェーンとスプロケットを交換するMCより維持費が掛からない所にあると思っていたのだが、それは間違いだったカモ。
でも、確かに感心する部分もある訳で、意地汚く「元を取った」と思える10万キロまでは使うかもしれない。

CBRはキャブが不調だったので整備し、近所の山の中に入ってみた。
紅葉も終わりに近く、枯葉の積もった初めての道をあても無く走っていたら、別に遠くに行かなくても「こんなに趣のある景色が見れるジャン」という場所が沢山あったのには改めて驚かされた。

その中の一つにまるで「マチュピチュ?」と思うような風景があった。すぐ近くなのに知らなかったな〜。

狭い山道にも入って行ってみようと思わせるのは、軽量な小排気量MCだからかもしれない。
ちなみにハンパじゃないアップダウン、タイトコーナーの連続を「ミンミン」16000rpm位回して走っても、燃費は26Km/L以上だったのには感心した。

2003/10/21
このところたて続けにお客様がお見えになり、「MCでのお客様」のページが更新出来なかった。
18日にRC30のミーティングがあり、久々の晴れということもあってか多くの30が集まった。

参加者の一人アベちゃんは、昨年レース中の事故で脊椎を損傷して車椅子での参加となった。
将来医療技術が進歩し、再びモーターサイクルに乗れる日が来ることを信じて、その日の為にRC30は手放さないのだと言う。

夢と希望を与えてくれるという意味で、RC30は単なる工業製品を超え、「ホンダドリーム」を具現化したモーターサイクルになったと思う。
妥協を許さない技術者入魂の逸品は、これからもアベちゃんを支え、復活の日を静かに待ち続けることだろう。

2003/10/09
今朝お天気が良かったので、久しぶりに八方尾根の黒菱にRC30で写 真を撮りに行って来た。 上は紅葉が始まっていてとても綺麗だったが、撮影ポイントを探してちょっと無理をしたらMCを倒してしまった。

かなり急な登り坂に草が生えていて、後少しで登り切れる所でスリップして転倒。 被害は左側ステップホルダーが折れ、カウルに擦り傷、マフラーが凹んだ。 わずかな気の弛みが大切なMCも自分(心)も傷つけてしまった。

その後で、RC30にライディングする時は「緊張感と畏敬の念を持って乗る」と誓ったことを忘れていたのに気が付いた。
軽い気持ちで山をバックに写真を撮ろうと出掛けたのがいけなかった。転倒はこういう気持ちを察した30のしっぺ返しだろう。
今回のことでMCとは「何と危うい乗り物だろう」ということも再認識した。

RC30は「もし乗っていなければ」と考えただけで「ゾッ」とする程自分の生き方に深くかかわって来ているし、30とめぐり合うことがなければ、人生はとても味気ないものになっていただろう。

今日の行動は色々な意味で自分に影響を与え続けてくれているRC30に接する態度ではなかった。ギヤチェンジ出来ないまま、家までの下り10Kmは懺悔の気持ちでいっぱいだった。

折れたステップホルダーと曲がったロッドはストックしてあったパーツと即交換。カウルはいずれ再塗装するつもり。

写真はスカイラインコース上部。

この景色は(晴れてさえいれば(^^))山岳美としては日本で一番だと信じている。

2003/10/07
タイヤを交換して以来走ってなかった。
前日チョコッと様子を見るために40Km程走ったら、正解だと思っていたタイヤチョイスが間違いだったのでは?と思うほどの違和感があったので、早速いつものワインディングに出掛けた。

タイヤのページにも書いたように違和感は解消し、やはりこの選択は正解という結論になった。

家内は冗談半分で「又無駄に燃料使ってくる」と言うのだが、何故こうも「無駄に」走りたくなるのか分からない。
「紅葉が始まったので見に行く」という理由もイマイチ説得力に欠ける。

ちょっと大げさに言えば、日常の「安全」に擁護され、知らず知らずの内に本来動物が持っている危険を察知する能力が低下し、鈍感になった自分に「喝」を入れる行為かもしれない。

その意味ではタングラムから斑尾高原までのワインディングで「隼」とのバトルは手ごたえがあったな〜。
「オッやる気だな」と思った時は既にタイヤ云々はどこかにいってしまい、ウネリの多さもあって、スタンドは接地しまくりだった。
黒の隼さん煽ってくれてありがとう(^^)本当は飯山までの下りも付き合ってもらいたかったけど・・・おかげでピリッとしました。

2003/09/11
9月9日から1泊2日で友人と二人で東北ツーリングに行って来た。
当初の計画は新潟から深夜発のフェリーで秋田まで行き、昨年4輪車で走って良かった平庭高原と早坂高原を走る計画。

9月9日
秋田R13→R46→盛岡R106→新里村R340→岩泉R455→早坂高原 →盛岡#16→別れR4→五日市R281→平庭高原→川井#5→九戸R340 →金田一R4→七戸R394→谷地温泉→八甲田山一周→R103奥入瀬渓流泊。 2日目は東北自動車道で一気に帰宅。
ところが、よりによってこの2日間は東北北部は雨の予報。前日までヤフーの天気予報とにらめっこしていたが、ついに断念して雨の心配が無い東北南部のツーリングとなった。
宿泊地は安達太良山土湯峠の温泉。

朝6時北陸道米山SA/ICで保坂氏(ZRX1200)待ち合わせ。
2時には目が覚めてしまったので出発は3時前になった。時間があるので長野経由で柿崎ICから北陸自動車に乗り、米山SA/IC到着は5時15分。

待つまでも無く5時半には保坂氏も到着。保坂氏朝食の後6時前に出発。
米山ICを降りて柏崎からR352/402を北上する。
雨が降った後で所々濡れているものの、海岸沿いのこの道はお気に入りの一つだ。

新潟のバイパスR7の混雑を抜けて再び海岸沿いのR113に出た。
計画ではその後R345で鶴岡からR112で寒河江に向かう予定だったのだが、下越の松林を過ぎた辺りで雨が降り出した。
「オイオイ予報とは話が違うじゃん、ダメジャン」ということで、コンビニでレインウエアーを着用し、急遽予定を変更してR113を米沢方面に向かった。

けっこう強い雨も小国町に入る頃には止み、快晴でとても暑い;;。
南陽市からR13を北上して蔵王エコーラインに入る。上るにつれて次第にガスが濃くなり何も見えないし、なにより折角のワインディングを楽しめないのが辛い。

頂上を越えて東側はうって変わって快晴。気分が急に明るくなる。先導の保坂氏はタイトコーナーが連続する下りをステップが接地しそうなペースでカッ飛んで行く。

下り切ると気温は急に上昇した。30℃は軽く越えていると思われる。寒さを予想して着てきた冬用に近いジャケットの中で汗が噴出する。

白石からR113を再び南陽市に向かい、米沢市からR112を喜多方に向かう。
R113は高速コーナーが連続しており、通行車両が少ないので保坂氏はやりたい放題スロットルを開けている。
低速コーナーの続く道では私のことをさかんに「速い」と云っていたが、もしそう感じるのならそれはバカチョンMCのせいで、こういう状況ではとてもついていけない(・・;・・・と言うか無理している自分が怖い。

スキーのページでMCのことを引き合いに出して書いたことを確認してみた。
リーンウイズで回っている時はやはり終始イン側のハンドルを押している。
腰をイン側にオフセットしてみたら押す力が少なくなる。
スロットルを大きめに開けると、さらにハンドルへの入力は小さくなる。
若干の針路変更はハンドルに入力するのだが、やはり見通しの良いコーナーだったら予め曲率に合わせて身体をオフセットてから旋回に入った方がハンドルを「こじる」ことも無く安心して曲がれるような気がした。

喜多方からR459に入る部分を見過ごした為、暫く走ってUターン。
私が前を走ると必ずミスコースだ、保坂さん申し訳ない。
シビレルようなR459と磐梯吾妻レークラインのワインディングを堪能し、4時半頃無事土湯峠「相模屋」到着。
約14時間、613Kmだった。

相模屋の第一印象は気取らずホスピタリティーに満ちたものだった。
丁度かつて白馬の民宿がそうだったように、規模は大型にもかかわらず従業員のもてなす気持ちが伝わってくる。

程よくひなびた温泉宿の雰囲気は「オオッ、イイジャン!」と、思わず口走る程で、老朽化した施設をご主人自ら補修しているらしき箇所も目に付き(プロの仕事とは思えない)、良い意味で一層雰囲気を盛り上げている。
保坂氏が前回のツーリングで気に入ったのも良くわかる。

食事は山菜を主体としたもので、好きな人にはたまらないと思うが、山育ちの私には特別珍しいものでは無かった。
しかし3箇所あるお風呂の雰囲気の良さは、そんなことはどうでも良くなるほど抜群の趣で、恐らく豪華な近代的大型旅館では絶対に味にわえないものだ。

土湯温泉「相模屋」

初めて来たのになぜか懐かしい感じがすることはたまにあるが、ここはその典型だった。
ひなびた温泉と素朴な接客が、どれ程気持ちを和ませてくれるかを教えてもらった気がする。本当に満足の宿だった。

食事中も後も保坂氏とMCやスキーの話題で楽しい時間を過ごしていたはずが、二人とも早朝からのツーリングで疲労しており、強烈な睡魔に襲われ、あえなく爆睡。

9月10日
2日前のヤフー天気予報によると今日は雨の心配は無い筈だったのに、朝のテレビを見たら長野と東京以外は全部雨マーク。
今朝は快晴だったので「ゼッコーチョー」と思って安心していたのだが、ゆっくりしていると又雨に降られそうだ。

食事を済ませ8時45分には宿を出発した。
R115を猪苗代湖に向かい、R49から湖を右回りして湖南からR294、R118、下郷町で左折しR121、R289で南郷村から只見町に向かう。

出発前の計画は、この後新潟県の小出からR252で十日町、R117で飯山。
保坂氏とは飯山でお別れ、氏は中野から長野道で山梨へ、私はいつもの山道を自宅まで帰る予定になっている。

田子倉ダムまでは約3時間以上休憩らしい休憩も取らずに一気に走ってしまった。というのも進む先々で今にも降り出しそうな怪しい雲の様子だったからで、事実時々雨がぱらついていた。

これから向かう小出町の方角の空は雨の心配は無さそうな雰囲気なので、漸く田子倉ダムでゆっくり休憩を摂った。

ここまでは雨を避けるように走ってきたみたいだし、道路はついさっきまで雨が降っていたらしい痕跡があったりして、運の良さを神に感謝した(^^)

天栄村から鳳坂峠への登りは又走りに行きたくなるようなワインディングだったし、下郷町では思いがけず美しい渓谷を見れたし、このルートは正解だった。

R117栄村辺りで遅い昼食を摂り、飯山で保坂氏とお別れをした。

色んな意味でペースの合う友人とのツーリングは楽しいものだ。
当初の予定が大幅に変更になったり、雨に降られたりしたものの、大満足の東北ツーリングだった。
近いうちに又お付き合いして頂きたいと思います。有難うございました!!

今日の走行距離407Km
総走行距離1020Km
平均燃費20Km/L

2003/08/27
先日クマさん、Yギシさん達といつもの松本ルートを走ってきた。RC30に乗るのは久しぶりだったが、相変わらず絶好調だった。
R1100Sで走る機会が多く、最近は道路の荒れが気になっていたが、RC30ではそれが殆ど気にならないのに驚いた。

Sにオーリンズを奢って以来、その改善ぶりには満足していたが、タイヤがボーズに近いにもかかわらず、このRC30の足の良さはドーヨ!。サスはノーマル、しかも16年前のMCなのに、次元の違うレベルと云うしかない。

MCで走っていると知らない間に心の窪みに溜まった澱が吹き飛んでいくようだ。


2003/08/14
大阪からいらっしゃった鎌野さんのBMW R1100Sを見て久しぶりに「欲しい〜〜〜いっ」と思った。

外観は自分のSと同じなのだが、限定車の限定部分を除いても細部は非常に魅力的に変わっている。
特に衝撃的だったのは、フレームのスイングアームピボット部分が、ナント!!アルミ鍛造製に変わっていたことだ。
細身の鋳造製フレームに不安を感じていたので、もうこれだけで「クラクラッ」としてしまった。
勿論自分のSに不具合がある訳ではないし、十分満足しているのだが・・・。

ABSをはじめとするブレーキ関係、ペダル類、グリップその他数えればきりが無い。
R1100Sが出てから5年を経ているので当然改良されているとは思ったが、まさかこれ程とは・・・・(・・;

ステアリングダンパーも装着されていて、もう走りに関しては手を入れる部分は無いだろう。

最近「ロックスターもいいな」と思っていたけれど、これを見ているうちに、そんな気持ちはきれいに消滅した。

ア〜欲しいっ。・・・・でも買えないな〜シクシク。





2003/08/07
北海道から帰って以来ヤボ用があったり天気が悪かったりで、7月は走らないまま終わってしまった。そうこうしているうちに夏のお客様がいらっしゃる季節になって、とてもMCどころではなかった。

昨日はRC30クラブの怪鳥宮崎さんと平本さんが訪ねてくれ、とても楽しいひと時を過ごした。そして今日は久しぶりにMCで途中までご一緒することができた。短時間のライディングではあったが、何と言う充実感!!やっぱりMCはイイナー。

途中のワインディングで走りの写真を撮って頂いた。速度が遅い(50〜60Km/h位)ので少々物足りないが、それでも走行中の写真は殆ど無いので嬉しかった。怪鳥と平本さんに感謝!

MCはR1100S Photo by 宮崎怪鳥


2003/07/14
北海道ツーリングでは購入して以来5年と6万キロに達しようとしているBMW R1100Sは今回もトラブル無く絶好調で私を運んでくれた。
考えてみればこの間何度かあったリコールと、リヤホイールドライブのトラブルでディーラーのお世話になった以外、1000Km点検を含むディーラーメインテナンスは唯の一度も受けておらず、このMCに掛かった費用は消耗品以外0円ということになる。

使い方を誤らず、常識的なメインテナンスの他に気が向いたらバルブクリアランスを見てやる程度でBMWは十分期待に応えてくれるし、巷で耳にする腰を抜かしそうな定期点検や整備費用の額とは無縁のMCライフを送れることになり、その意味でR1100Sは現在の所HONDAーRC30と同等の信頼性とコストパフォーマンスを発揮していると感じる。

タイヤは前マカダム100X/後BT020と変則的な選択にもかかわらず全く問題は無く、むしろ好ましいハンドリングと言っても良いほど。
細かい部分では前後パイロットロードには及ばないけど、耐摩耗性の点でロングツーリングにはもってこいの組み合わせだと思う(マカダム100Xのリヤは少し癖がある感じがする)。

BT020でちょと気になったのはトレッドのコンパウンドがエッジまでカバーしていないのでは?ということ。
実用上不具合は感じないけど、もう少し深くバンクさせた時のことを考えると少し心配。

エッジの白っぽい部分が凹んだように減っていて、これはサイドウールのゴムのような気がする。

北海道から帰って既に2週間以上になるけど、MCには乗ってないな〜。もしかしたら満足し過ぎたのカモ(^^)。

注:
購入したら1000Kmを待たずにヘッドナット/ボルトの増し締めは必ず行う。 これを怠るとヘッドガスケットからオイルリークの可能性大。

要領は簡単:
一旦緩めたナットに20Nmのプリロードを掛けた後180°締め付ける。M10ボルトは40Nm。

この時ナットに何らかの印を付けておけば、それまでより約90°多く回るのが分かる筈。つまり出荷状態では締め付け角度が90°になっており、何回かの加熱冷却の後正規のトルクを掛ける方式らしい。

2003/06/16
この所、北海道行きを前にR1100Sの手入れをしている。
ACGベルト交換、バルブクリアランス調整、スロットル同調、エアークリーナー掃除、フロントホイールダストシール交換、各部油脂類交換。

バッテリー液も少し減っていたので補充した。
このバッテリーは購入以来無交換で今年5年になる。
ダメになる予兆は無いし、今の所全く問題なく使えているのだが、ロングツーリングを控えているので、その道中にイキナリ逝ってしまうのではないかと少し心配だ。

ヘッドライトのロービーム(H1)が断線していたのでこれも交換。
テールランプ/ストップランプ/ライセンスランプと、走行距離が少ない割りにランプ類はよく切れる。

バルブクリアランスを規定値にしたせいか、エンジンが静かになった。全く絶好調と言って良い。但しクリアランスの広い方が燃費も多少良いし、中低回転域では軽く回るような気がする。



2003/06/09
トライアラーのRTLを整備した。と言ってもキャブの掃除だけであっけなく12年間の眠りから覚めた。
キャブの中身は変質したガソリンが乾いて粉状物質となりジェット類を覆っていた。腐食していたものの真鍮製フロートもジェット類もダメージは少なかったのが幸運。

かつてスキースクールの同僚とオフトレの一環で始めたトライアルも、そこそこ走れるようになったある日、ちょっと難しいセクションで失敗し、転倒して岩で腰をしたたか打った自分の上にRTLが落っこちてきて以来、トライアルからは遠ざかっていた。
今想い出してもゾッとする。

このRTLは1989年HRC製で、今では珍しい4スト250cc。当時同僚のファンテックやアプリリアの2ストにも乗ってみたが、素人の自分がちょっとトライアルの雰囲気を楽しむ程度では、下からトルクのある4ストの方が使い易かったような気がした。何より難しいクラッチ操作無しのスロットルワークだけでウイリー出来るのが良かった。

外観はキズだらけだけど、いくらも使っていない車体やエンジンは絶好調。
これで又河原や山中をハイキングしてみようと思う。



2003/05/30
5/28 時間が取れたので(ヤボ用が無かったので)又走りに行った。MCはS
久しぶりに福島県の只見町(田子倉湖のあるところ)まで行こうと走り始めたのだが、十日町周辺の混雑を考えるとダラダラとR117を走るのはカッタルイ気がして急遽コース変更し、5月13日と殆ど同じコースを走って来た。

R406鬼無里村⇒#404戸隠村⇒#36/R18野尻湖⇒#96/#97斑尾高原⇒#97飯山市⇒R403/R292志賀高原⇒R292草津⇒R144嬬恋村⇒湯の丸スキー場⇒佐久⇒R254中込⇒R141八千穂村⇒R299麦草峠/蓼科⇒#192白樺湖⇒ビーナスライン⇒扉峠⇒#67松本市⇒アルプス展望道路⇒大町市⇒オリンピック道路(アートライン)⇒白馬

走行距離460Km
9:00出発17:30帰宅
今回もワインディングテンコ盛。やっぱりMCは傾いている時が一番楽しい。タイヤも1000Kmを超えていよいよ本領発揮かどうか分らないが今回はやけにセンタースタンドが接地した。車体が突き上げられるような怖いものではなかったのでそのまま走り続けたのだが、休憩の時に念の為にプリロードのダイヤルを確認したところ、いつもは5回転締めていたのが4回転になっていた。原因は分らないが、ハンドリングに不調を感じなかった自分はお粗末だな〜と思った次第。一回転締めこんだら接地しなくなったので、ビミョーなものだと感心した。

それ以外は天気も良く桐の花や藤の花が鮮やかな紫色の山道を絶好調のMCで走っているといつものことながら幸せを感じる。
白根山でも草津温泉でもビーナスラインでも休憩場所では推定年齢58歳以上(^^)の観光客ばかり、それも女性が圧倒的に多かったのには異様な感じを受けた。今の時代こういう人々しか旅行に出掛けられないのかと思うと何か薄ら寒い思いがする。いくら平日とはいっても以前の観光地では若者の活気の方が勝っていたような気がする。

ワカモノ!!元気出してくれ〜〜〜。

2003/05/18
昨日塩尻のBMWディーラーに注文しておいたポリVベルトとダストシールを取りに行った。MCはS。
ディーラーまで国道を使うと73Km位だが、松本市までは勿論山中を走って行った。往復200Kmと距離も長いし時間も掛かるが車も皆無と云って良いし道はクネクネだしアルプスの景色は良いし新緑は清々しいし大満足。

帰りに岩岳スキー場の駐車場でハーレーダビッドソンの集会をやっているというので見てきた。会場の中に入れる雰囲気ではなかったので道路から見た。こういう集会を生で見るのは初めてだったのだが、なんか「スゴソー」な雰囲気を感じた。
駐車場いっぱいに無数のテントが張られ、その中央にステージがあった。今晩何かのイベントで盛り上がるのだろう。すでにあたり一面バーベキューの良い匂いが立ち込めていた。

肝心のMCはテントに遮られてあまり見えないが、きっとすごい数のH・Dが集まっているのだろう。ファッションもワルっぽくきめて「シブイじゃん、カッコいいじゃん」と素直に感心するライダーが目に付いたし、とても楽しそうだった。


2003/05/13
又々走りに行った。MCはS
R406鬼無里村⇒#404戸隠村⇒#36/R18野尻湖⇒#96/#97斑尾高原⇒#97飯山市⇒R403/R292志賀高原⇒R292草津/長野原⇒R146北軽井沢⇒#54二度上峠/倉渕村⇒R406/#58郷原⇒#28榛名湖⇒榛名西麓広域農道⇒倉渕村⇒#33松井田⇒#196妙義山/下仁田⇒R254中込⇒R141八千穂村⇒R299麦草峠/蓼科⇒#192白樺湖⇒ビーナスライン⇒扉峠⇒#67松本市⇒R19明科町⇒オリンピック道路(アートライン)⇒白馬。

全走行距離561Km。
7:00出発16:30帰宅。
朝食はロールパン一個とミルク一杯。昼食抜き。休憩3回。
ソロで走る時はいつもこんな調子。

今日は峠道のテンコ盛り!走行距離の約8割がどっちかにMCが傾いていたと思う。
志賀草津道路、榛名湖への登り降り、妙義山、麦草峠、ビーナスライン。どれも空いていてタイヤも新品だし天気も良いし絶好調でワインディングを楽しめた。
ただ二度上峠や榛名西麓広域農道は路面が荒れているのと路肩やセンターライン付近に多量の砂が溜まっていて快適と言う訳にはいかなかった。

どうしてこんなにMCに乗りたくなるんだろう?いつも走る度に疑問に思うんだけど答えは見つからない。走っても走っても走り足りない位だ。時々「オレは異常者じゃないんだろうか?」とマジで心配になることがある。
平日で殆ど車のいない快適な道をマイペースで走っているとつくずく幸せな気分になる。
交通安全週間だというのに新品のタイヤが随分削れてしまったな〜。


2003/05/09
天気が良いので又走りに出掛けた。RC30は5日の志賀高原行きで、Sも6日のせせらぎ街道行きでタイヤが終わり、ホイールを外してタイヤ待ちの状態なのでCBR250RRを使った。

長野→更埴→聖高原→麻績→大岡村→大町→白馬

キャブの掃除を念入りに行ったCBRは絶好調!
長野の善光寺前を通過する時は多少渋滞していたが、更埴から後は殆ど貸切の状態で走れた。
天気は快晴なのに今日はとても寒い。時々掲示されている気温は10℃〜12℃と言ったところ。聖高原はもっと低かったと思う。

「アルプス展望道路」の名称が付けられている大岡村を通る道は名前に相応しく、北アルプスを一望出来る。今日は春霞で薄っすらとしか見えなかったが、南は常念岳辺りから北は白馬岳間の約60Kmを一望できる道だ。でも霞んだ山も又春の趣があって良い雰囲気だ。

例によって太陽に温められた石垣に背中をつけ、山を観ながら陽だまりで暖を摂っていると、農作業に行くらしいスクーターのオバサンがノーヘルで軽く会釈して通り過ぎていった。
「ベンベンベンッ」という音が石垣の向こうに消えると耳が痛くなるほどの静寂が訪れた。田舎に住んでいるにもかかわらず、こんな瞬間が好きだ。

CBRは時々17000rpm辺りまで回し、シフトを頻繁に行わないと急勾配の山道では思うように走らないが、それでも必要充分なトラクションは得られるし、MCライディングの楽しさは大排気量車とちっとも変わらない。

走行距離160Kmのショートツーリングでものんびり景色を愉しみながら走ったので充分満足した。帰って給油したら5Lしか入らなかった。燃費は32Km/L。しかし良く走るなー。


2003/05/06
明日から雨とのことで、連荘で走りに行って来た。
奈川、野麦、せせらぎ街道往復、高山、開田高原、木祖、奈川、梓川、と周った。
連休明けということもあり、道はガラガラで快晴の空の下を充分MCライディングを楽しんできた。

R1100Sで行き、帰って来たらフロントのミゾが無くなっていたので今日発注した。パイロットロードは本当に良いタイヤなのだが、やはり寿命が短かすぎるので今回はFにM100X、RにBT020を着けることにした。どうなることか心配でもあり、楽しみでもあるが、奈川村のワインディングで絶大な接地感を伝えていたフロントが一瞬滑った気がしたので、いくらハイグリップ 系 タイヤでもゴム厚が1mm?を下回るようではローグリップ?タイヤの新品の方が グリップ力は高いと思う。
本当はリヤにパイロットロード(これは10000Kmは使える)を着けるつもり だったのだが入荷が20日以降になるそうなので断念した。


2003/05/05
クマツーの皆様を途中までお送りするという理由で志賀高原渋峠まで行って来た。
MCはRC30。いつも走っている鬼無里から戸隠を通り、野尻湖から斑尾高原、飯山に抜けるちょっとタイトだけどお気に入りのワインディングだ。
湯田中から渋峠までは連休最終日にもかかわらず、思ったより交通量は少なく快適に走れた。
タイヤが5年前のTX15/25で、昨年10月の東北激走でスリップサインが出掛かっており、思い切り走ることは出来なかったが、少し汗ばむほどの好天の下久しぶりにスポーツライディングを楽しんだ。30もタイヤを交換しよう。

クマツーメンバーとお別れして再び同じ道を休憩なしで家まで帰った。いつも思うんだけど30は見掛けのポジションに較べて疲労が少ない。

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