2014 北海道ツーリング 06/14〜06/20

今年はモロモロ野暮用があって北海道行きを逡巡していたところ、RC30オーナーズクラブの怪鳥から北海道ツーリングのオファーがあり、急遽決行決定。

いつかはRC30クラブで・・・と、20年来の懸案だった北海道ツーリングにRC30オーナーズクラブの怪鳥が行くとあれば、何を差し置いても行くしか無い。
直後にいつものイトー氏が参加表明・・・直後に水野氏参加表明・・・・直後に江口氏と平松氏参加表明(^^;。

結局、ルートアドバイザー兼ペースメーカー(^^)にイトー氏を迎え、諮らずもRC30オーナーズクラブ会員5名による「第一回RC30オーナーズクラブ北海道ツーリング」と言った格好になってしまった。

参加者

宮崎(ホンダ インテグラ)
水野(トライアンフ 595)
江口(トライアンフ サンダーバード)
平松(ホンダ RC45)
イトー(ドカティー GT1000)
丸山(ホンダ RC30)


2014/06/14

このところ雨続きだった北海道も、明日の日曜日からは天気が回復する予報なので期待が持てる。
しかし超雨男の怪鳥登場で天気予報を鵜呑みにする訳にはいかない(−_−;

今日も新潟までは晴れの予報だったのだが、3:30に起床すると雨が降っている。覚悟していたとは言え、流石怪鳥初っ端からやってくれるではないか。
R148は6:00まで通行止めなので、長野回りで新潟を目指す。雨に加え少々遠回りになるので出発は4:00丁度。

強い降りでは無いが、ウエット路面は緊張する。
長野から高速道路を使う予定だったのだが、黒崎PA待ち合わせの8:00にはまだタップリ時間があったのでそのまま下道を走り、いつもの柏崎から新潟までの海岸線を北上する。
刈羽原発付近で土砂降りに遭遇したり全線どんよりと雨模様だったが此処はやはり気持ちの良い道だ。

途中で北陸道に上り黒崎SAで待つこと30分、8:15に怪鳥一行が到着。お見送りの平本氏は野口レプリカのヘルメットとピカピカのCB750K0で登場(・・;。本当は平本さんも参加だったら良かったのに・・・・残念(−−;。

フェリー乗り場近くのGSでガソリンを満タンにしたあと、乗船手続きを済ませる。
今回は怪鳥参加とあってフェリーの船室を奮発し、私と怪鳥はツインの個室(年寄りなので3割引^^)を利用したのだが、乗客が少なく、和室の相部屋も貸切状態だったのであまり意味は無かった。

左から丸山、水野、平本、宮崎、平松、江口、イトー

船内ではルートのブリーフィング等で北の大地に思いを馳せつつマッタリと過ごす。

photo by Mr.イトー

今日の走行距離 245Km
ガソリン 10.3L

2014/06/15

3:30、目覚めて直ぐに外の様子を窺うと、幸い雨は降っていない。それもその筈、昨日までの天気予報では今日から快方に向かうことになっていたからだ。

余裕をカマしてターミナルのパーキングで上陸記念の撮影をしてから北を目指す。

小樽フェリーターミナルにて

いつものようにR5からR337→R231と北上。
空模様が怪しいとは思いつつ予報を信じて走っていたのだが、早々に厚田の手前から雨が降り始めた。怪鳥の面目躍如、路肩に停車して雨具着用。
厚田ではコンビニ界最強?(^^)のセイコーマートで朝食を摂り、ドライなら快適なワインディングを楽しめるウエットの(;;)D11→D28をそこそこのペースで走り、R451新十津川→R275北竜町に向かう。

R275とR233の交差点にあるGSでガソリンチャージを予定していたのだが、ナント!昨年までは営業していた店は跡形も無く消滅していた。
小樽からは160Km位しか走っていないが、これから走るルートのホロピリ湖→タップ→小平ダム→R239霧立峠→R275朱鞠内湖から美深までは距離があるので、せいぜい14〜15Km/Lと足の短いRC45はとても持たない。
仕方が無いので秩父別のGSに寄って給油する。

降ったり止んだりを繰り返すこれまたドライだったら最高のワインディングが続くルートを”それなりに”愉しみながら美深到着。
道の駅びふかアイランドで大休止。

R40を超安全運転で佐久まで、左折してD119のワインディングを快走し、途中で右折して雄信内方面→これまた快適なワインディングを堪能して手塩到着。

GSで給油すると丁度12:00。昼食には良い時間。
小樽から約400Km7時間だから、平均速度は57Km/hと案外常識的(^^)だったのは、トイレタイムを頻繁に設けたからで、ドライ路面の時は全員ビシッと走りましたよ・・・・ビシッと(^^)。

GSでお奨めの食事処を教えて頂き、手塩温泉にてマッタリと昼食。


手塩からはいつものD106をエゾカンゾウやスカシユリを愛でつつ北上。

幸い此処はドライだったので気持ち良く景色を堪能。


御歳71歳の怪鳥はインテグラ無限仕様+DCTの成せる業か(^^)ウエットのワインディングでも異様な速さ。流石怪鳥と呼ばれる所以。


一応ノシャップ岬を押さえてから稚内の防波堤ドームに寄り、続いて宗谷岬に向かう。


日曜ということもあり、ドーム内ではバーベキューが行われていたりして良い匂いが漂っていた。


北海道に来た以上、やはり最北端での記念撮影は欠かせない。

この後宗谷丘陵中央部を貫き、晴れていれば最高の景色を堪能出来る道道を南下して歌登の宿を目指す。
途中の知駒峠も強い雨と視程10mのガスに見舞われ、道内十指に入るワインディングを楽しめなかったのは残念だったが、それでもウエット路面をドライと殆ど同じペースで走るものだから、不思議とストレスは溜まらない。

タイ人に人気だと言われている歌登の外れにある宿に着いたのは5:30分。
約13時間のツーリングだった。

ウエット走行が多かったにもかかわらず、一日が無事に終わったことを祝って乾杯!

今日の走行距離 681Km

2014/06/16

北海道に向かうフェリーの中での天気予報は完全に外れ、どうやら我々が道内に居る間中低気圧はど真ん中に居座るらしい。
目覚めて外を見ると道路はしっとりと濡れている。青空は叶わないまでも、それでもドライ路面は走りたいとの思いは敢え無く打ち砕かれた。

雨支度を整え、8:10AM出発。


森林地帯と牧草地帯を縫うように走るD120を南下し、トロッコ王国の信号を左折してD49→D60と進む。
下川町の手前数キロは、道道にあるまじき高速道路並みの特別仕様?になっていて、「どうしたら予算を消化できるか」の実験をしているかのようだ(−_−;。

下川町で給油を済ませ、D101を南下し、岩尾内湖から滝上町に向かう。
D61の上紋峠付近では、降ったり止んだりを繰り返していた空が一気に暗くなり、知駒峠以来の土砂降り。
ドライなら超楽しい二箇所の峠が両方土砂降りとは・・・・・怪鳥の雨を呼ぶ神通力の凄さにホトホト感心しながら走り続ける。

滝上からはD137を遠軽に抜ける予定だったのだが、残念ながら通行止め。仕方なく紋別回りでR238を網走に向かう。
網走では怪鳥たっての希望である網走刑務所見学

満足気な怪鳥。

網走監獄の博物館は別の所にあるのをイトー氏に教えて頂いたのだが、今回は(も^^)走り目的なので割愛し、今日の宿泊地である川湯温泉を目指す。

R39の女満別付近には「北海道らしさ」を感じられる景色がある。


道はドライでも、相変わらずレインウエアは着用のまま美幌から”秘密の農道”に突入する。
せめて此処だけはドライであって欲しいとの願いが通じたのか、”秘密の農道”は乾いていた(^^)。
イトー、水野、私、江口の順番で久々にワインディング走行を堪能する。

イトー氏の開けっぷりは今までのストレスを一気に解放するもので、怪鳥のインテグラがどんなに優れているとは言っても、流石に開けっぷりの良いスーパースポーツや大排気量車にはついて来れないから、このSSは我々4台の独壇場。
平松氏はシンガリ担当(^^)。この様子は私のビデオカメラと江口氏のビデオカメラにしっかり納まっている。

”秘密の農道”からD102に入り、藻琴山Pで屈斜路湖をバックに記念撮影。

晴れていればこの後裏摩周→中標津→標津→羅臼→R334知床峠→ウトロ→斜里→川湯と反時計回りに周る予定だったのだが、摩周湖展望台もガスっていて何も見えないから今回は割愛して川湯温泉に直行。

江口平松両氏は川湯温泉の宿が取れなかった為、明日9時に弟子屈のGSで落ち合う約束をして我々とはここで別れ、津別峠の宿に向かった。

ウエットとドライが交互にやってきて、カッパのパンツは履きっぱなしの一日だったが、最後にバッキューンと走れたのが救い。

川湯温泉にて。

今日の走行距離 380Km

2014/06/17

今日も朝から雨模様。
宿の前で記念撮影を済ませた後、レインウエアを着用して出発。


川湯からは急遽屈斜路湖の湖畔を周ることにしたので、GSでの待ち合わせには10分も遅れてしまい、弟子屈出発は9:15AM。
ウエットの阿寒横断道路を怪鳥先頭に快走し、10:00には阿寒湖畔到着。

阿寒湖畔にて。

阿寒湖を後に一路ナイタイ高原牧場を目指すも、天候は回復せず、R241はドライ/セミウエットが続く。
足寄でトイレ休憩の後、ガスに覆われたナイタイ高原に突入する。


晴れていれば広大な牧草地と、眼下に上士幌の平野が一望出来る絶景スポットなのだが、ガスではどうしようもない(^^;

写真:Mr.イトー
此処では怪鳥のご希望だったジンギスカンの昼食を頂き、食後は寒いのに全員ソフトクリーム(−−;。

イトー氏とは此処で一旦お別れ。
彼は今晩知人と札幌泊り。ついでにトレッドエンドまで万遍無く磨り減ったタイヤの交換をするらしい。いつものことながら、殆ど溝の無くなったタイヤでよくもマー濡れた路面をブイブイ走れるものだこと(・・;。タイヤを使い切るという点では資源を無駄にしないエコな人なのかも知れない。

そう言えば水野氏のタイヤもそろそろ終わり掛けている。新潟では未だ溝はたっぷりあったのに、ウエットコンディションにもかかわらず減りはかなり早い。お話だと特殊な部類のタイヤらしい(^^)。
それに比べると私のエンジェルは殆ど減らないと言ってもよい位だ。
3000Km近いツーリングとなると、以前途中でタイヤ交換を強いられた身とすれば、グリップ力をクリアした上での耐摩耗性の高さは有難い。

今日の泊まりは美瑛。層雲峡から旭川経由で宿に向かう。
路面は相変わらずウエットコンディションで、快走とは言い難いが、糠平湖は水位が少なかったので、今年こそ北海道遺産である旧国鉄士幌線(廃線)のタウシュベツ橋梁を観れるかもしれない。

R273の道路脇にある駐車スペースにMCを停め180m先の展望場所に向かうと、案の定橋梁はその全容を晒していた。

この橋の存在を知ってから16年、以前は何度か写真の左端まで行ったものの完全に水没しており、本物を目の当たりにしたのは今回が初めて。

この先の十勝三股集落(現在レストラン一軒のみ)が林業で賑わっていた頃、この橋の上を材木を満載した貨物列車が走っていたかと思うと、今は役目を全うして朽ちていくだけにもかかわらず、機能美とも言うべき姿は凛としていて、まさしく遺産にふさわしい佇まいを見せている。

白樺林の間を駆け抜けるR273は所々ルピナスが咲き始め、これから北海道を訪れるライダー達には最高の爽快さを提供してくれることだろう。
その晴れていれば感動ものの道を我々は雨に打たれて黙々と走る(−_−;。

三国峠を越え、層雲峡を過ぎると降り方はさらに激しくなって、時々道路は川の様相を呈する。
幸い土砂降りが続くことは無く、どちらかと言えばスポット的にドサッと雨の塊が落ちてくる感じか?。

美瑛の丘に辿り着いた時は奇跡的に雨は止んでいて、辛うじて記念写真は撮ることが出来た。

セブンスターの木

口コミでは高評価の宿に向かう。

長距離ツーリングの連続でこわばった身体のストレッチをする怪鳥と水野氏。

口コミで期待していた宿は初めて経験するスタイルで、このタイプが好きな人にはたまらないのだろうが、どうやら今回は選択を誤ったみたいだ。一同呆然(−_−;。
江口氏の撮影してくれたビデオ鑑賞が唯一の救いだった(・・;

今日の走行距離 374Km

2014/06/18

目覚めると雨が降っている、これで5日連続の雨だ。気分も朝っぱらからドヨ〜〜〜ン。
今日の目的地は積丹半島の付け根にある岩内温泉だ。岩内は「飢餓海峡」の舞台になった所。

朝食を頂き、出発する頃には止んでいたが、これから向かう先の空は雨を予感させるもの、取りあえずレインウエアはパンツだけ履いて出発。

宿を出て直ぐに美瑛の町で給油。本当なら昨日の内に済ませておくべきだったのだが、降られる前に宿に入りたかったので今朝になった。

案の定降ったり止んだりを繰り返す中、富良野からD135→R452を夕張に向けて怪走?(^^)する。
夕張では怪鳥のご希望で夕張メロンを試食し、それぞれ土産を送るが、メロンの苦手な私は見学しているだけ。
そうこうしているうちに昼食の時間になったので、これまた怪鳥ご希望のフレンチ(^^)を食すべく、昨年偶然寄って美味しかった沼ノ沢駅に併設されているレストラン「おーやま」に向かう。

昨年頂いたラムステーキが美味しかった旨を述べると、全員がそれを注文(^^)。
昨日の夕食はベジタブル系だったので、動物性タンパク質に飢えていた我々はとても美味しく頂くことが出来た。
こう言っては失礼だが、味のクオリティーは閑散とした街にあるレストランとは思えない程高い。盛り付けで驚かす様な細工は皆無でも、フレンチの基本を踏まえているから質実の部分でとても美味しい。

レストラン「おーやま」

大満足でレストランを後にし、一路岩内を目指す。宿は「高島旅館」
R274から千歳に出てD16を支笏湖に向かう。取り合えず雨の心配は無さそうなのでレインウエアは脱いで走ることにする。
鬱陶しいレインウエアから開放されて少しは気分良く走れるものの、相変わらずパンツは履いたままだから爽快とまではいかない(−_−)。


支笏湖畔で記念撮影をした後R453を札幌方面に向けて走っていると、行く先の空は雨の予感。
路肩に停車し、再びレインウエアを着て走るものの、札幌に向かうにつれ空は明るくなって来たから「少々早まったか?」と思ったのもつかの間、定山渓を過ぎると案の定降り出した。

札幌から定山渓の間ではお約束のパトカーがレーダー照射をしていたから、都市郊外は安全運手に徹したのは言うまでもない。
乾いていれば楽しいD1を雨に濡れながら小樽へ向かう。

朝里で左折しR393を赤井川村方面に向かうと、コレマタ乾いていれば最高に楽しいタイトコーナーが続く。しかし時々強くなる雨と濃い霧で毛無峠は楽しめず、晴れていればパーキングに入って石狩湾の眺望を拝むところだがこれもパス。

赤井川からはR5方面にショートカットせずD36を余市に向かったのは、道路がセミウエットに変わったこともあり、まだ古平から始まるトーマル峠を諦めていなかったからだ。
しかし、余市から見る積丹半島方面は豪雨の様相を呈していて、例え行ったとしてもドライの2倍以上の時間は掛かるだろうから、ここは諦めてR5を共和町に向かうことにする。

R5はさすがに交通量が多く、低速運転を強いられるのに我慢出来なくなった怪鳥が前を走るハイエースをパスすると、その車はまるで怪鳥に体当たりするかの様な勢いで車間を詰めて走っている。
抜かれたのが余程気に入らないらしいのだが、バカのせいで怪鳥を危険に晒し続ける訳にはいかないし、そろそろR276との分岐なので右折しなければならないから、取締りの危険はあるもののハイエースは勿論怪鳥もまとめて十数台?を一気に抜いて前に出る。

メンバーも間髪入れずに続いて来たが、先行する大型トラックが道を塞いでいてくれたお陰で、減速した直後路肩でせっせとレーダー照射に励む車にピットインのサインを出されずに済んだ。2速で8000rpmも回っていれば今晩・・・・と言うか今回のツーリングの〆を飾る夕食が味気ないものになるには十分な速度だった。
今回の参加メンバーは気心が知れている上に走りっぷりも揃っていて、追い越しもテキパキと行われるから、それだけに危ない所だった。

無事岩内温泉の高島旅館に到着すると、程なく昨日士幌で別れたイトーさんがリヤタイヤを新品にして到着した。
話を伺うと、ニセコパノラマラインを昆布方面から走ってきて、道は乾いていたから愉しめたと言うようなことを仰っていたから、明日に期待出来そうな話ではないか。

私以外はもう雨は降らないと思ったらしく、みなさんせっせと洗車している。私も洗いたい気持ちはあったものの、洗車を始めると徹底的にやらないと気が済まない性質なので止めておく。

ウッディーでエスプリさえ感じさせるセンスの良い館内は当然とは言え寛げるし、快適な温泉に浸かっているとこれまでの疲労が一気に吹き飛ぶかのようだ。昨日の宿泊はいったい何だったのだろう?。

夕食はこの宿のHPにある通りのもので、鮮度が良いと言うより殆ど生きている・・・・あるいは直前まで生きていた状態で提供されるから、見方によっては「調理されていない」と取られるかも知れない。つまり賛否両論(^^)。
それでも我々6名は全員最大限の賛辞。特に怪鳥は満足のご様子だったが、あわび一人3個(刺身/焼き/煮)はお腹が一杯で食べ切れず、泣く泣く一個残してしまった。これにはさすがの怪鳥も「やり過ぎだろう」との感想。


満足の高島旅館。
夕張の産直店に続いてデザートにメロンが出たのだが、アワビは残してもメロンは食べると言うメロン好きの皆様(^^)。苦手な私の分は江口さんが始末してくれた。

今日も降られたり取り締まりに気を遣ったり、今になって思えば最近話題の危ないクスリでもやってるんぢゃナカローカと思う様なワンボックスに遭ったり、遵法精神を発揮したところでそんな車に轢かれる危険を犯し続ける位なら、いっそ免停でもOKな行動をしたり、今日は道南に向かって走って来ただけに、昨日までの道北道東と違い普通に神経を遣ったが、全員これっぽっちのトラブルも無く宿に辿り着いた。

勿論ドロドロのRC30は絶好調。

初日のオロロンラインにて余裕の巡航

今日の走行距離 384Km

2014/06/19

歳のせいで目覚めるのが早い。雨に打たれながら早朝の露天風呂を愉しむのもおつな気分・・・・そう、今日もウエットコンディションなのだ(=_=)。

昨日折角洗車したのに・・・・私はしなかったけど(^^;
今日は苫小牧東港まで峠道3箇所を愉しむ予定。

ウエットコンディションには極端に弱い紙みたいな私は、ニセコパノラマラインも不完全燃焼で最後尾をトボトボ?(^^)走る。
この濡れた道とガスの中、怪鳥を先頭に皆さんガンガン突っ込んでいく。
峠を越えて昆布側のガスは更に酷くて一寸先も見えない。シールドに張り付くのと内側が曇るのとでもうなんだか「ササラホーサラ」な状況(^^;。
神経が磨り減るほど??(^^)の状況を脱してホッとしたのか、何度も走っている道をミスコース。ニセコ町で右折しR5に乗ってしまった(汗)。本当はそのまま直進して真狩村→留寿都からR230を南下しなければならなかったのだ。

「何か変!」漸くいつもと様子が違うことに気づいたのは蘭越町とニセコ町の丁度中間に差し掛かり、「豊浦方面左折」の標識を見た時だった。このままでは長万部に行ってしまうではないか!。

Uターンしてイトーコーディネーターに先導をお願いする。
初めて走る道にしては凄い勢いで先導してくれるから、この頃は道も乾いていたこともあり、ストレスフリーのライディングを楽しめる。
D32は本州に近いワインディングが連続していて北海道を忘れそうになる。思いがけず楽しい道を走ることが出来、無事洞爺湖に辿り着いた。ハイペースだったので、いつものルートを私の先導で走るより時間は短縮出来たのかも知れない。
それにしても速過ぎるのでは?とイトー氏に尋ねると、「何回か走っている」とのこと・・・・・ヤッパリ(^^;。


2000年3月有珠山は西山西麓付近で噴火が始まり、虻田町では地盤の隆起が起き、後方は虻田町に下る道(現在不通)も隆起して池が出来ている。


2000年の噴火は衝撃的で未だに生々しく記憶に残っているが、今回のメンバーは殆ど記憶に無かったみたいで、この昭和新山の方が認知度は高かった。

ここからは北海道ツーリングライダーの聖地?(^^)だと勝手に思っているオロフレ峠に向かう。
行き先の空は曇っているが、今回最後のSSだけに濡れていないことをひたすら願いながら走る。

願いが通じたのか幸い路面は乾いていた。

秘密の農道以来久々にワイドオープンが出来た。これだけでもRC30で来た甲斐があるというもの。
やっぱりスーパースポーツですね江口さん(^^)。

走行シーンをビデオに収める為に峠で先頭を譲る。
水野イトー江口丸山の順で下りに掛かるが、路面が濡れているにも関わらず三台が速過ぎて、そうでなくても湿気に弱い私はビデオ撮影どころか離されない様に走るの精一杯(−_−;。

水野氏とイトー氏はまるでサーキット走行かと思う程の勢いで走るから、超広角のGoProには殆どゴマ粒程度にしか写らない。それを追うサンダーバードもフレームがヨレてフラつく程攻めている。それもその筈、江口氏車載のビデオカメラはに収められた音声からは、レブリミットに入ったエンジンが悲鳴を上げている様子が窺えた。
もっと後ろから撮られていることを意識して頂かないと、折角のコーナリングシーンがフレームに収まらないではないか(^^;。
大人である怪鳥と平松氏はシンガリを努めてくれた。

登別ICで札幌のデパートでお土産を購入するという江口平松両氏と別れ、駅前の食堂で昼食の後、我々は白老町からD86のホロホロ峠を越えて伊達市方面に向かう。
峠方面が怪しい雲に覆われていたので覚悟はしていたものの、案の定雨が降り出して路面はビショビショ(T_T;。この道も晴れていれば最高の眺望が楽しめる道なのに・・・・・。

昼食の時は太陽が出て汗ばむ位気温が上昇していたので、もう降られないだろうとレインウエアは脱いでいたから、又着るのはメンドクサイと思いつつ、先頭のイトー氏が停車するのを待っている間にウエアは程好く?濡れてしまった。

既にカッパを着る意味が無くなっていたが、峠が近付くにつれ雨は小降りになり、ガスも薄くなってきた。この分だと峠を越えると「止んでいるかも」が的中し、高原の爽やかな空気の中を快走するうちにジャケットは乾いてしまった。

R453→R276と走り苫小牧西のフェリー乗り場でお土産のバターサンドを購入し、一路鵡川の大豊寿司に向かう。
久し振りの苫小牧市内は不案内なので、たまたま並走していたパトカーに鵡川方面へのルートを尋ねると、日高自動車道が無料なのでそれを使うのが早いと親切に教えてくれた・・・・・っとここまでは良かったのだが・・・・・。

有難くアドバイスに沿って自動車専用道路の進入路に入ると、それまで勢い良く走っていた前走のボンバンが急に減速。??と思って良く観察すると、これぢゃ余程注意深い人でも見落とすだろうと思うほど絶妙な隠れ方をしている方々を発見。
これから加速に移る自動車専用道路のアプローチに40Km/h制限を設け、そこに罠を仕掛けることと交通の安全とがどう関係しているのかは知る由も無いが、親切なおまわりさんはついでにもう一つ「アプローチは速度に気をつけてネ」位のアドバイスはして欲しかったなー。
前走車が居なかったら最後の最後に大変なことになる所だったデスからね(汗)。

大豊寿司では特上生寿司と上生寿司の二人分を平らげました(^^;
「特上寿司!」って注文すると、相変わらず威勢が良いのを通り越して大声の大将は「ヘイ!特上ナマ寿司!」って言うものだから、どうしてもをつけていましたが、今回は大将「特上!」に簡略化した模様(^^)。

満腹でフェリー乗り場に向かうと、大豊寿司で合流予定の江口組が到着していた。
買い物と高速に乗るまでに時間が掛かり、寿司には間に合わずフェリー乗り場に直行した旨。

雨に祟られた道内五日間だったが、事故らずピットインのサインも出されず無事走り切って一安心。
それにしても怪鳥の元気の良さには脱毛脱帽したツーリングだったが、さすがにお疲れの様子で船内に入ると早々に横たわってしまった(^^)・・・・勿論私も。


今日の走行距離 :330Km

2014/06/20

今回テレビ付の部屋を奮発したお蔭で、目覚めてはまた眠りにつくといういつものパターンに変化が生じ、情報弱者から漸く卒業出来た??(^^)。
フェリーならではのゆったりした時間を楽しむのも良いが、テレビに没頭するのも新鮮だ。家ではとてもこんなことは出来ないから。
しかし、役に立ったのはニュースと天気予報位だと気付いたのは昼食の放送があって我に返った時。
やはり文庫本は必携だろう。

出発から六日間連続で雨やガスの中を走り、チョコっとだけでも青空が見えたのは、全行程の内多分30分も無かったと思うのに、それでも全くストレスが残っていないのが不思議。
晴れていれば感動のスイッチが入りっ放しになる宗谷丘陵/知駒峠/ナイタイ高原/ニセコパノラマライン/ホロホロ峠/毛無峠/トーマル峠/その他沢山が雨と霧で全滅or断念という結果だったものの、秘密の農道とオロフレ峠の登り半分が乾いていたことと、ウエットにもかかわらず殆どドライと変わらないペースだったことが原因かも知れない。

江口さんが持ってきたビデオを鑑賞したりしてゴロゴロしているうちに船は新潟港に接岸した。

六日間の無事を祝いまた帰宅までの無事を誓い、高速に乗る彼らとは此処でお別れ。
市内の混雑を避け、いつもの様に海底トンネルを通ってR402を南下する。
何度通っても岩室村付近の夕日ラインは絶景だ。適度なワインディングと海辺の趣ある景色を愉しんでいるうちに、徐々に日常に返っていくのが分かる。

北海道からの帰りに夕日ラインの夕日を愉しめるのは9月になってからで、今は日没までまだ数時間はかかるだろう。
快適な海岸沿いの道は柏崎で終わるので、後は米山ICから北陸道で糸魚川まで。

6日間も降られたのだから、どうせならこの際七日目も降れば良いのにと半ばヤケクソな気分で走っていたら、それが天に通じたのか(^^)、途中パラパラと来た。
しかし濡れるまでには至らなかったものの、終に7日間連続で雨に遭うという新記録達成して無事に帰宅。

とにかく今年も全員無事でツーリングを終えることが出来てホッとしています。皆さん有難うございました。
又来年ご一緒出来ることを楽しみにしています!(^^)。

今日の走行距離 :223Km

総走行距離 :2617Km
ガソリン消費量 :115.7L   
燃費 :22.6Km/L

RC30と言えど、10万キロを超え、27年モノのバイクを全開にする勇気は無かったが、それでも3/4〜4/5開度位で6速10,000rpmは回ったので、相変わらず好調を保っていることが確認できて良かった。

北海道の垢を落としてすっかり綺麗になったRC30は、SRXに替わって暫くの間食堂の隅でお休みです。