アルピーヌの日常2012/01/01〜 | ||
2020/03/21 降雪に恵まれないシーズンでしたが、リフト会社の並々ならぬ努力によって、何とかスキー場としての体裁が保たれていることは、その大部分をスキーを生業として来たアルピーヌにとってとても有難いことです。 それにしてもこんなに小雪のスキーシーズンは初めての経験なので、季節の感覚も生活のリズムも狂ってしまいます。 何しろ普段は除雪で出来た3〜5mの雪山の下敷きになる筈の庭が露出していて、芝の雑草が伸びてしまい、2月に草取りをした位ですから、こんなことはかつて一度も無かったことです。 昨日20℃だと思ったら、今日は一転氷点下で降雪があったりして、春が来たり真冬に戻ったりを繰り返して、なんだか不思議な感覚になっていますが、もう三月も半ばを過ぎ、陽も随分長くなって来たので、季節は確実に春に向かっています。 新型ウイルスの影響もあってか、アルピーヌは開店休業状態になっていますが、この機会にオーディオを見直して、本格的にアナログ機器を使えるよう模様替えをしています。 購入から既に50年以上経っている機器でも、何とか実用になるレベルを維持していたことに少なからず驚きつつ、不具合箇所を少しずつ修理をしています。 レコードプレーヤーはかつてのMMカートリッジ用に替えて、MCカートリッジを使ったDENON製を引っ張り出し、テープデッキはTEACのA−6010で、どちらも40〜50年以上前の物です。 TEAC−A−6010 50年物 固着して全く動かなくなっていたカウンターを修理。 頑固に固まった古いオイルがなかなか除去出来ずに難儀したものの、エナメルリムーバーで解決。 もう一台38cm2T用のA−6700があるのですが、そちらはA−6010より10年?程新しいにもかかわらず、キャプスタン駆動ベルトがモリブデングリス状に融けて使用不能になっていたのに対し、既に50年以上経つと言うのに、キャプスタンベルトが当時のまま切れずにいるのは驚きでもあります。 分解して固着した油脂類を除去したりして、新しいベルトが入手出来たら直ぐに使える様にメインテナンスを施しています。 迂闊に触ったらこの通り、ベルトのゴムは完全に融けてモリブデングリスの様な状態。 10号リールの録音済みテープも沢山あるので、いずれにしてもベルトを探して使える様にしなければ! DP3000+DL103+DA103(MCカートリッジ) 40年物。 33RPMから勝手に45RPMに切り替わってしまう故障が発生して以来、放置していたDP3000を修理。 MU41+F8L+SME3009(MMカートリッジ)50年物。 40〜50年降りに聴いたテープにもかかわらず、曲名は思い出せないものがあるにしても、次の曲が何かまで覚えていることにビックリ。 まだまだスキーシーズンは続いていると言うのに、某ウイルスのお陰でこんな作業が出来たり、20代の頃エアチェック・・・・古い!!・・・・したテープやLPレコードが聴けるとは思っていなかったので、この際徹底的にアナログ機器のメインテナンスを行いたいと思っています。 それにしても、50年以上も昔のLPレコードやテープの音が、現在のデジタル式と遜色無いクオリティーで再生されるのには改めて感心した次第ですが、ノイズやダイナミックレンジの点ではデジタル式に分があるものの、単純に音の良さと言うか、耳に心地良い響きという点では、アナログ式の方が好感が持てます。 いずれにしても高域10,000Hzが聴こえるか否かギリギリの耳ではあまりあてにはなりませんが、それでも同じ演奏をLPとCDで聴き比べると(例えばMJQラストコンサート)、LPの方がふくよかな感じがするのは、決して気のせいではありません(^_^;。 2019/12/31 令和元年大晦日の朝、アルピーヌに虹が架かりました 雪が少なく、ゲレンデのコンディションは悪いですが、なんだか良いことがありそうな予感。 旧年中のご愛顧に感謝するとともに、来る年が皆さまにとって良い年になりますように。 有難うございました。 2019/12/15 アルピーヌでお召し上がり頂いているご飯は、家内の実家飯山の山中で、義父と義母が作っているこしひかりです。 農作業は手作業で行われていて、収穫作業も現在では常識的なコンバインは使っていません。 苗作りから始まって田植えや水管理・・・刈り取り乾燥脱穀と、耕運機(歩き)と田植え機(歩き)は使うものの、殆ど全て人力です。 その内の脱穀作業の様子を集落の方が写真に収めてくれたのでご紹介します。 山奥の田圃から運んで来た稲を8段稲架(ハサ)に架けて自然乾燥させます。 その8段稲架(ハサ)に登っているのは今年89歳の義母です。勿論刈り取った稲を架けたのも義母。 数年前迄は11段だったようですが、稲束を投げ上げる86歳になる義父の体力的な問題から現在の段数。 90歳近い義母・・・・とてもマネは出来ません。 これまでには何度か落下したことがあるそうです。 全部外したところで脱穀作業です。 脱穀後の稲藁は束ねて藁細工用に保存します。 籾も義母が運びます。 この年齢での義母と義父の頑張りは、到底真似の出来るものでないのは勿論、ひたすら感謝するしかないのは忸怩たる思いです。 2019/03/21 倉本さまから頂いた真空管アンプKMQ80は底板が木製で出来ていたので、何時かアルミの板に取り替えようと思っていましたが、音質的には満足して使用していたものの、時々バリバリと雑音が出たり、出力管6336Aの真空管内部でバチバチと火花が散ったりして動作の安定性に問題を抱えていたので、いまいち交換に踏み切れないでいました。 そんな中、ついこの間双三極管6336Aの片側プレートが真っ赤に赤熱してしまい、これまでのトラブルとは明らかに違う現象が起きてしまったので、流石にこのまま使い続ける訳にはいかず、底板を外して手当たり次第各部を当たっていたところ、 こんなもの↓が落ちてきました。 半田の切れ端です。 これが何処かに接触し、回路をショートさせていたのか否かは不明ですが、これが落ちてきてからは全く安定して良い音を出してくれるようになりました。 バイアスも均等に掛かる様になったし、DCバランスも±0.01Vに収まったし、やはり時々不調になったのはこの切れ端が悪さをしていたのではないかと思われます。 そんな訳でアンプの動作も安定したことだし、懸案の底板を木製からアルミ板に変更することにしました。 ネットで購入した3mm厚のアルミ板のカットから初め、通風用の穴開けをし、端面を整えて取り付けるまで凡そ半日の作業でしたが、背が低くなって隣のプリアンプとのバランスがとれて見た目も良好になりました。 只のアルミ板として販売されていましたが、ばねの様に硬い材質。 この切り出しが一番時間が掛かったところ 保護シールを剥がすと綺麗なヘアライン仕上げになっていました。 漸く本来の状態?(^^)になったKMQ80ですが、オリジナルは1mm厚程度の鉄板ではないかと思われます。 2017/07/02 白馬は今が一番花も緑も瑞々しく綺麗な季節です。勿論アルピーヌの庭も。 こうして見るとなんだか広いお花畑の様に感じますが、シンボルツリーの根元です(^^)。 この時期は殆ど毎日庭いじりで過ごしていますが、例の真空管アンプを頂いたのを機に、30年以上眠っていたレコードプレーヤーを復活させました。 一時レコードが再生出来るか否か試してみたことはあるものの、全ての部分に手を入れて本格的に使えるようにしたのはデジタルに移行してからは初めてです。 トーンアームは懐かしのグレースG540とSME3009、カートリッジはグレースのF7/F8です。ちなみにターンテーブルはベルトドライブ式パイオニアMU41。 此処で拾われたアナログの信号が、SONYのイコライザ→ブライストンのプリアンプと経由してKMQ80から出力され、JBL4435を駆動するという按配です。 頂いたアンプは都合3本の高価な6336A/B真空管をオシャカ(−−;にして、漸く完璧に安定した動作を得られるようになりました。 プリとイコライザ(20年物)は別にして、レコードもアンプもプレーヤーも40年以上も昔のものなので、全段アナログ、しかもパワーアンプが真空管式とくれば、気分はもう完全に20代の頃に戻ってしまい、その頃の記憶も鮮やかとはいかないまでも、かなりの部分は蘇ってきました。 早速MJQは言うに及ばず、カウントベイシーやコルトレーン/マイルスデイビス/オスカーピーターソン/ハービーマン/セロニアスモンク/アートペッパー/ベニーカーター/ジョーベック/デイブブルーベック/ジムホール/フィービースノー/ジャニスジョップリン/オーティスレディング・・・・・等々を聴いてみました。 驚いたのは曲名は忘れていても、殆どのレコードで次に掛かる曲を覚えていたこと!。 昔リファレンス盤にしていたスリーブラインドマイスレコードの”ブローアップ”を聴いてみたところ、このアナログシステムから再生される音は、音楽を楽しむ上では何の不満も無い十分過ぎるクオリティーを持っていることが確認出来ました。 そんな訳でオーディオに興味のある方にとっては、アルピーヌでの暇つぶしが一つ増えたのではないかと思っています。 2017/05/04 昨日は願っても無い贈り物がお客様のKさんから届きました(^o^)/。 いつかは手に入れようと思っていた真空管式パワーアンプ。 休みで帰省していた娘が「ナニこれ!?カッコいい〜〜」と第一声、続いて家内が「同じくカッコいい〜〜〜」。 二人とも真空管なんか見たことも無いので、これが何かは分かっていませんが、「かくかくしかじか」と説明すると、「とにかくカッコいい」とのことでした。 詳しくはこちらで。 2017/02/27 なかなか咲かなかったアマリリス やっと咲きました 現在全開です 2017/02/05 お客様からお花を頂きました お心遣いに感謝です。 2017/01/19 12日から降り始めた雪が1mを超える程積もり、漸くスキー場が本来の姿を取り戻しました。 スキー場が十分に積雪するということは、アルピーヌの周りも同様。 そこで駐車スペースや通路を確保するのに、これ無しでは全くお手上げと言って良い程大活躍するのが除雪機です。 ヤナセ・・・・でも国産(^^)・・・・・の11−26HST、26馬力のディーゼルエンジンを積んだ中型除雪機で、10年前に中古で購入したものです。 購入以来約300時間稼動していて、その間様々な故障を経験しています。 最初はメインスイッチの端子が微妙にフレームに接触ショートしていて、セルモーターが回ったり回らなかったり。 このトラブルの原因は地元の専門業者でさえ突き止められず、メインスイッチを交換しただけでギブアップ。 その後も頻繁にこのトラブルは発生していて、降雪の朝にエンジンが掛かるか否かは運みたいなところがありました。 前使用者が、たかだか100時間程度の短期間で手放したのは、このことに嫌気がさしたのでは無いか?とも思われます。 原因がメインスイッチの端子とフレームが微妙にショートしていることに因るものと判明したのは、あっちこっち見当違いの場所を4シーズン以上もいじくり回した挙句のこと(;o;)。 2回目のトラブル: オーガ上下用の油圧ホースがフレームと接触していて穴が開き、下がったままになったこと。 3回目:以前UPしましたが、ブロアのベアリングが破損していたこと。 その他振動で方々に入ったクラックの手当てや、雑な取り回しのホース/配線類の養生等、細々とした手入れは茶飯事。 そして先日には作業中オーガが上昇しなくなるトラブルが再び発生し、散々手を尽くして維持してきたけれども、これで終に諦めなければならない時が来たか!?と思った次第。 このクラスの除雪機は新品だと300万円近くするので、とても手が出せる様なシロモノでは無く、一瞬蒼ざめました(−−;。 原因はオーガ用油圧ポンプのテンショナーアームに掛かるバネの穴が、磨耗して千切れてしまったという信じ難いもの。 バネで引っ張られている二本のアームの内、手前が走行用油圧ポンプのベルトテンショナー、奥がオーガ上下左右用油圧ポンプのベルトテンショナー。 右側がオーガ用。新たに穴を開けてバネを通しましたが、こんなことってあるんですかね??(−−;。 これで一安心と思った翌日、今度はこれ用のベルトが切れてしまったと言う訳です。 宿屋のオヤジでは無くて、何だか除雪機修理の方が合っているのカモ??(^^)。 これで不具合は出尽くしたと願いたいものですが、何はともあれ落ちてきた重い屋根雪の除去等、除雪機は大活躍の今日この頃です。 2017/01/14 本年も宜しくお願い申し上げます 漸く必要十分な降雪に恵まれ、去年の本格的な降雪は1/18でしたからそれに比べれば早いのですが、スキーシーズン(あえてこう呼びます^^)が一ヶ月遅れでやってきました(^o^)/・・・・めでたしめでたし。 1/10の様子 1/13の様子 1/14の様子 雪の重さでレヴォーグが”シャコタン”になっていました。 テーブルの花もお正月らしくしてみました(元旦) 前菜 牛ほほ肉の赤ワイン煮 手前味噌を承知で感想を述べれば、自家製スモークサーモン同様とても美味しかったです(^^;。 板の損傷を気にぜずに八方尾根スキー場全コースを滑られる様になり、いよいよ本格的なスキーシーズンが始まりました!お出掛けをお待ちしております。 2016/12/25 このページを全く更新しないまま一年が過ぎようとしています。 アルピーヌをお引き立てくださるお客様のお蔭で、幸いなことにこれまで三十有余年順調に過ごさせて頂いておりましたが、今年は年齢を重ねればそれなりに不調に陥ることがあると云うことを、家内も私も身をもって感じた一年でした。 そんな訳で9月以来休業状態を余儀無くさせられ、お客様には大変なご不便をお掛けしてしまいましたが、漸く体調も回復しつつあり、現在気合を入れ直しているところです(^^)。 今年の後半は色んなことが重なり、二人とも精神的にも肉体的にも参ってしまったので、厄除けをしてもらいに松本市にある牛伏寺に行って来ました。 祈祷が終わると不思議なことに厄が落ちた様で(^^)、二人ともすっかり気分が良くなり、ダム越に観る北アルプスも一段と美しく感じるから不思議です。 再開は今月23日でしたが、殆ど4か月に近いブランクからアルピーヌを立ち上げるのは、物理的にも精神的にもそれなりの日数が必要で、気分はまるで開業当時の様に緊張且つ新鮮でした。 お客様から頂いた薔薇 23日の前菜 24日(ハーブ鶏のコンフィー) 24日デザート(ブッシュドノエル) 再開に先立ち、電源が全部落ちた時の為に石油ストーブも購入。これで食堂の隅も多少暖かさが増すカモ?。 ネロはもうじき15歳、随分おばあさんの風貌になってきました。耳も遠くなり目も見え難くなっているみたいですが、相変わらず食欲は旺盛で元気に走り回っています。 長い間休業してしまい大変ご不便をお掛けしましたが、これに懲りず今まで同様お引き立て頂ければ幸いです。 良いお年をお迎えください。 2016/01/07 新年あけましておめでとうございます 本年も宜しくお願い申し上げます 雪が少なくて未だに初滑りをしていませんが、お客様は板を傷めながらも果敢に愉しんでおられます。 今シーズンは漸く家内の腕も快復して、通常の営業に戻りました・・・・とは言っても定員は10名様前後が限界・・・・ので、今後降雪に恵まれましたらスキーにお出掛け下さい。 スキーシーズンが始まったばかりだと言うのに、新年早々バイク雑誌ではアルピーヌを採り上げて頂きました。予約のお客様から教えて頂いて知ったのですが有難いことです。 早速買ってきました!!(^^; 2015/05/24 家内の腕について沢山の方からご心配を頂きましたが、お陰さまで好きな花や庭いじりが出来るまでに快復しました。 料理の方も連続で2日位でしたら大丈夫になり、自分達の為にケーキを作り、庭に運んでお茶を楽しむ余裕も出てきました。 ネロも多少ヨタつくようになりましたが、相変わらず元気です。 お心遣い本当に有難うございました。まだまだ頑張ります(^^) 2014/12/28 暮れ正月の期間、夕食の提供が出来ないことで多くのお客様が宿泊を断念され、ご迷惑をお掛けしていることを深くお詫び致します。そしてお恥ずかしい話ですが事情を説明させて頂きたいと思います。 実は家内の腕が連続の調理に耐えられなくなってきました。 これまで33年間、「喜んで頂こう驚いて頂こう」との一心から、前菜からデザートまで全て自分が納得のいくまで徹底して一人でやってきました。 何も手を抜けと言っている訳では無いのですが、「そこまでしなくても良いのに」と心配しても、「妥協する位なら止めた方がマシ」な性格から、私にも手出しをさせず、両手首の手根管症候群の手術を経て8年目に、とうとう本当にその時が来てしまったようです。 そのような訳で、夕食を2日以上連続で作るのは困難になりましたので、お正月期間は夕食無しとさせて頂きました。 又、今後夕食の提供は休前日とその前後3日間程度とし、平日は体調回復に充てたいと考えております。 勿論平日のご宿泊も承りますが、夕食をご希望のお客様はご相談させて頂きたいと存じます。 誠に勝手で我儘なお願いで恐縮至極ですが、何卒事情をお汲み取り下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。 2014/12/03 2014年11月22日午後10時8分に発生した長野県北部地震に際し、沢山のお客様よりご心配とお見舞いのお言葉を頂きましたことを誠に有難く存じます。 物が落ちたり戸棚が開いたりして怖かったですが、幸い深刻な被害はありませんでした。 大きな地震だっただけに、地区によっては甚大な被害を受けている一方で、八方地区の被害は皆無に近いのですが、同じ村の住民としては素直に無事を喜べないのも事実です。 ライフラインにも問題は無かった為、震災の翌々日からは被災した友人や親戚をお風呂に招いたり、避難所での炊き出しのお手伝いをしていました。 その間も余震が治まらず揺れる度に怖い思いをしていましたが、現在は大分治まりつつあります。 アルピーヌは12/20から再開致しますのでご安心下さい ご報告が遅くなりましたが、皆様のお心遣いと励ましのお言葉心よりお礼申し上げます。 有難うございました。 2014/05/23 アルピーヌはスキーの宿。 スキーに雪は付き物(^^)、そしてその雪は天からの有難い贈り物ですが、駐車場にも積もります。 そこで活躍するのが除雪機。 除雪機は雪を飛ばすだけで他に何かの役に立つことは無いのに非常に高価で、ディーゼルの新車だと1馬力大体10万円が相場ですから、アルピーヌの26馬力は高級な部類に入る乗用車が購入出来る金額です(−_−;。 しかし、これが無いと人力での除雪は現実的には不可能です。 他にタイヤドーザを使う手もありますが、駐車場や建物の形状に依っては一長一短で、アルピーヌには小回りが利く除雪に特化したスノースロワーが適しています。 勿論こんなシロモノを新車で買える筈もありませんから、7年前に30年物の消耗し切った除雪機に替わる10年落ちの中古を購入した次第。 購入当初から投雪部分のブロアー軸受けから「ゴロゴロ」音がしていたのですが、除雪に関しては取り合えず問題無く行えていたので、「マーこんなもんだろう」と放置したまま7シーズンが過ぎました。 しかし、今年はいつにも増して異常に音が大きくなったので調べてみると、ブロアシャフトはもはや完全にベアリングレスのグラグラ状態(・・;。 最近は、ベルトを新品にしても僅かに負荷かが掛かっただけでベルトが滑って投雪出来なくなっていたので??と思ってはいたのですが、原因は軸のガタが異常に大きくなり、テンションプーリのストロークを使い切ってベルトにテンションが掛からなくなっていた訳です。 要修理は当然として、業者に依頼するとなると一体如何程の請求が来るのだろうと想像した瞬間、「自分でやるしか無い」との決断(^^;。 「プロでも初めはシロート」・・・つまりその気になればシロートにだって出来ないことは無いってことになります?(^^;。 問題は部品が重そうなので脱着に難儀するカモです。 逡巡していると何時まで経っても修理に着手出来ないので、サービスマニュアルも無いまま適当に分解を始めたのですが、おいそれと投雪部分が外れる訳ではありません。 それには、シューター、Vベルト6本、投雪距離調整用ワイヤ、投雪方向調節ロッド、ローリング用の油圧ホース、水平センサー等を外す必要があり、非常に面倒臭い作業が続きます。 オーガ部は案外あっさりと離脱出来ましたが、ブロア軸はグラグラでも、ベアリングのアウターレースがハブに錆付いていてハンマで叩いてもなかなか抜けません。 2個のベアリングの内1個は完全に壊れていて、辛うじて1個とオーガのギヤボックスでプーリを支えていた模様。 漸く抜けた軸と軸受け(だった)を見て唖然。↑↓後もう少し使っていたらハブ自体がダメになるところでした(汗) プーリ側のベアリングの玉と割れたインナーレースはハブの中に鎮座していましたが、ハブに残ったアウターレースと、シャフトに残ったインナーレースを外すのに小一時間(−_−;。 ブロアシャフトには割れたインナーレースが残っています ボールは割れたり凹んだり、レースは割れたり欠けたり。 レースの破断面を観察すると古い傷なのが分かります。 よくもマーこんなベアリングレス状態で5シーズン(280時間)も使ったものだこと。 「知らぬが仏」とはこのことを云うんだな〜〜〜と、妙に納得してしまいました(^^;。 購入時、年式が古い割には使用時間が短かったので「お買い得」と思ったのですが、分解してみると、ギヤボックス周辺のボルトの頭が潰れていて、雪以外の何か硬い物体を巻き込んだ模様です。 ベアリングの損傷は多分その時の衝撃に因るもので、以来異音が発生して使用を中止していたのでは無いかと推察されます。 新品のボールベアリングをセットして、後は分解の時と逆の順番でサクサク??(^^;と組上げるだけ。 しかし想像以上に構成部品が重く、油圧で上がった本体は時間が経つと下がってくるので、木片をカマして降下を止めたりと、チリ合わせをはじめそれなりのノウハウは蓄えることが出来ました。 ハブとシャフト 分解ついでに、錆びてガタが出始めたオーガ両端のベアリングも交換。 都合ベアリング4個とオイルシール1個〆て部品代¥2,269! 私が修理業者だったら最低でも10万円は頂きたい所(^^; 試運転ではオーガのクラッチを繋いでも、当然ながらエンジンの音以外に異音は皆無。 今までは繋いだ瞬間から「ゴロゴロコッキンカキカキ」と煩かったのが嘘の様です。 2013/12/25 お客様用のデザートはブッシュドノエル。 仏教徒でも一応クリスマス(^^)・・・・・なので我が家もブッシュドノエル 2013/12/22 毎年クリスマスの時期に行っているデザートのケーキバイキングです。 12名様で約9割方召し上がられました(・・; 毎年家内はこの日に懸けています。 2013/07/16 庭の芝も漸く綺麗になりました。 ネロは11歳のおばあさんになりましたが、相変わらず元気です。 ブランコのベンチは1198Sを引き受けて頂いた堅田様から頂きました。 市販品を参考にした手作りだそうで、ガッチリ出来ています。 デザートも気が向くと時々こうなります↓(^^;・・・・が、普段は常識的ですm(−−)m 2013/03/01 スピーカ修理しました。 30年使ってきたJBL4435は、随分以前からウーハ(2234H)のエッジがボロボロになっていて、最近はなるべく大きな音を出さないようにしていたのですが、ついにエッジレス!(^^;の状態になってしまったので、修理を敢行することにしました。 JBLの正規修理だと一本数万円×4と、別のスピーカシステムを入手出来る金額になるので、ダメモトで自分で修理することにしました。 非純正のウレタンエッジをネットで購入。4枚で約9000円(送料込み)とリーズナブル?。 ユニットの重量が約10Kgもあるので、落とさないように箱から取り外すのが大変。 外してみるとご覧のように完全エッジレスになっていて、小音量とは云え、今まで良く鳴っていたものだと感心しました(−−;。 何が大変かと言えば、劣化したエッジを取り除き、クリーニングする作業で、一本辺り2時間は掛かります。 右が目出度く新品のエッジに交換出来たユニット ウーハの磁気回路はフェライトです バイラジアルホーンのドライバは、ナント!アルニコでした。 約10時間以上掛かってエッジ交換完了した2234H4本。 取り付けがまた一苦労(^^; ネットワークもガラスエポキシ基盤できちんと出来ています。 漸く新品状態に戻った4435 当然とは言え、忘れていたモニタスピーカの音が蘇りました。 例え上手に交換出来なくても、殆どエッジレス状態(大汗)で使い続けるより100倍もマシだと考えれば・・・・しかもエッジのみで2500円ならダメモト精神発揮となる訳です(^^)。 エッジが怪しくなってからというもの、アンプは60W×2のブライストンB−60のプリメインアンプを使っていましたが、今日からは冬眠していたアムクロンのDC300A−Uの出番です。 ちょっと大き目の音量までならB−60で十分過ぎるのですが、「後少し」の場面で155W×2のDC300A−Uが威力を発揮してくれます。JBLとブライストンはなんとなく?(^^;相性が良さそうです。 交換後の試聴は鬼太鼓座のCD(^^) 上左がDC300A−U、右の上がB−60 2012/11/11 昨夜のデザート カルーアプディング、リンゴシロップ煮のゼリー寄せ、ガトーショコラ、果物(栗の渋皮煮、巨峰、ラズベリー、洋ナシ、キウイ) 2012/11/08 初冠雪の季節を迎える度に白馬三山の美しさには感動させられます。 杓子岳を中心にしたシンメトリカルな佇まいは、端整な安定感を醸し出していて、この景色を眺めているだけで気分が安らいでくるから不思議です。 夏は緑で日陰を作ってくれたモミジの紅葉も終わりに近付き、枯れた芝生には砂を入れました。 だいぶ落葉しています 光の加減次第ですが、けっこう綺麗です。 2012/11/04 いよいよウインターシーズンが近付いてきました。 つい最近まで汗ばむ位暑かったのに、季節はスイッチで切り替えたように変わってしまいました。 毎朝散歩で立ち寄るジャンプ競技場の芝生も、今朝は霜で白く覆われていました 高山は雪景色、麓は紅葉が終わりかけています 今日は池田町にある大嶺高原の大カエデを見学に行ってきました。 稜線から見る北アルプスが雄大なのは云うまでもありませんが、大カエデの紅葉も見事でした。 大カエデ 沢山の人で賑わっていました ラズベリーの収穫その2 2012/07/21 早速今日のデザート用に ”シラバブ” を作りました。 勿論試食しました。味は?と言えば・・・・・今日のお客様は幸せだと思います(^^; ラズベリーの収穫 2012/07/21 これでジャムを作ったりソースを作ったりそのまま冷凍保存したり。 庭完成! 2012/07/19 一ヶ月と一週間で完成しました。 工事中はお客様にご不便をお掛けしましたが、今後はここでくつろいで頂ければと思っております。 設計施工”庭工房” 開業30年目にして漸く外構工事が完成しました。ここに辿り着くまで長い道のりだったな〜(^^) ”庭工房”の社長住谷氏(右)とその右腕片岡氏。 一見単純な庭に見えますが、実は私や家内の無理難題を快く聞いて頂いた結果です。誠実な仕事振りは流石にプロフェッショナルと云うしかありません。 庭改造 2012/07/17 6/12に始まった庭改造は未だ完成はしていませんが、ほぼ形は出来てきました。様子をご紹介します。 庭改造 2012/06/23 元気だった頃の芝生(2009年9月) 二十数年緑を楽しませてくれていましたが、枝の先に少しだけしか葉が付かず、枯れそうだったもみじが元気を取り戻すにつれ、芝生は衰弱始め、加えて雑草が勢いを増してきました。 なんだか凄いことになりそうです(−−; 工事はスキースクールの同僚、”庭工房”の住谷氏にお願いしました。 プロ根性を見せています(^^)。 庭改造 2012/06/20 開業以来約30年の間手入れをしてきた庭の芝生がとうとう 芝生<雑草 の関係になってしまい、6月になっても一向に新芽が出てきません。加えてもみじを植えた影響か、その周囲が枯れてきました(;;)。 しかし、一度の張替えもしないで今日まで緑を維持出来たのは、我ながら「よくやった」(^^;ものだと思っています。 そこで芝生の張替えと、朝食位は外でも召し上がれるようにしようと、ちょっとした改造をしています。 ソムリエナイフ 2012/02/20 2006年に購入して以来、調子良く使ってきたシャトーラギオールを、あろうことか紛失してしまい(;;)、何処に置いたのか全く思い出せなくなってしまいました。 そこで購入したのがPulltex社のPulltap's Toledo ↓スペイン製です。 本当は又シャトーラギオールにしたかったのですが、再び紛失する恐れもあり、異なるタイプにも興味があったので、これにしました。 Pulltex社の主力製品は数百円〜千円程度と、もともと安価なのですが、その中にあってPulltap's Toledoは特別に高価なモデルです(^^)。 しかし、高価とは云っても、ラギオールに比べると価格がその半分にも満たないので、抜栓の仕組みが優れものなのは解っていても、頻繁に使う道具ですから耐久性や質感は気になるところです。 早速使ってみたところ、抜栓の容易さはラギオールの比ではありません。丁度ラチェットレンチの様にして2段階にコルクを引き上げるのですが、きつく嵌ったコルクや長目のコルクも簡単に抜くことが出来ます。 ボディーはステンレスのロストワックス製と思われ、ハンドル部には紫檀が埋め込まれています。 剛性はラギオールの様なプレートの張り合わせに比べると遥かに高く、特にスクリュー取り付け部にガタが発生するなんてことは考えられない位です。 レバーやスクリューの質感はラギオールと同等かそれ以上で、ジョイントやボディーとの接合部にガタが皆無なのも感心します。 ナイフは小さ過ぎて使い難いですが、慣れの問題でしょう。 質感も機能も今まで使っていたシャトーラギオールに比べると遥かに高い・・・・・と云いたいところですが、ボディーを整形/仕上げる際の職人の癖が出るのか、残念ながらけっこう歪んでいることと、レバーとスクリューの納まり具合がセンターに来ないことです。 ロストワックスでボディーを作る位コストを掛け、レバーもスクリューも高精度なのですから、その仕上げと取り付け精度に少し気を遣うだけで、シャトーラギオールを上回る製品になると思います。 ともあれ、このソムリエナイフでなるべく多くの栓を開けたいと思っていますのでご協力をお願い致します(^^; 家内とスキー 2012/01/14 昨日は二十数年ぶりに家内と滑りに行ってきました。 一緒に滑るのは新婚旅行先のサンモリッツで一度、帰ってから一度、そして昨日。 29年間で3回しか一緒に滑っていなかったことと、二十数年振りにしては家内の滑りが新婚旅行の時と全く変わっていなかったことに驚いてしまいましたが、それだけに初々しかった(^^;当時の記憶が鮮明に蘇ってきて、歳のせいか不覚にも涙腺が弛みそうになってしまいましたヨ。丁度多感な頃に聴いた曲を、再び耳にした時の様な感じとでも云いましょうか(^^;。 しかし・・・・スキーは20年以上のブランクがあっても、一度覚えた身のこなしは劣化しないということも分かって、妙に感動的な半日でした。 家内は写真嫌いの為、残念ながら滑走シーンは無しです。けっこう上手なんですけどね(^^; 2012/01/11 祝日には日の丸を掲げます 2011/12/24のクリスマスケーキはこんな感じでした h |