9万キロを超えて(2006/12/03)

4月の時点では今年中に8万キロは当然としても、もしかしたら9万キロを超えるかもしれないと思っていましたが、9月下旬の東北ツーリングで案の定9万キロを超えてしまいました。

それにしても万単位が替わる時に東北を走っていたのはこれで5回目(2、4、6、7、9)ですから、偶然とは言え東北には何か縁がありそうです。

全般的な印象については8万キロの時と特に変わった感じはありませんが、強いて言えばシートのひび割れが長くなった程度で、外観に関しての劣化は安定した状態に落ち着いた感じです。
ただ7万Km時点で6速8300rpmまで軽々と回ったエンジンも、寒くなったせいか気のせいか、7500rpmに達するのに時間が掛かるようになった感じはします。

常識的には寒くなった方がパワーが出る筈ですが、8月の暑い時期のツーリングでも後続車の友人が「加速時に盛大な黒煙を吐いている」と言っていましたから、どうも高開度域での燃調が濃くて、それが寒さで更に増量された?みたいです。

7万キロ時点での「スゲーパワー出てます」=「燃料薄めで今にも壊れそう」な危ない雰囲気とは若干違ってきました。
その原因が何なのか(交換したハイテンションコード/プラグ/エアクリーナ/パイロット?エア調整・・・その他シコタマ^^)を探すのが来年の楽しみでもあります。もしかしたら圧縮圧力が低下しているのかも。

いずれにしても相変わらずメーカー発表値の最高巡航速度には達するので、不具合と言うわけではありませんが、残念なのは平均燃費が19.6Km/L程度に落ちてきたことです。


フロントブレーキディスクのボルトは錆びてきて、それはそれで年月も距離も重ねた機械が持つ良い雰囲気を醸し出してはいるのですが、他の部分に比べるとバランスを欠いている様な気がして、ここだけはステンレス(SUSXM-7)の低頭ボルトに交換しました。


錆びたボルトを交換しただけで雰囲気は随分変ります。
ブレーキング社製のウエーブディスクは交換後約12000Km使ったわけですが、磨耗量は約0.06mmと少なく、純正品より対磨耗性に優れていることが分かりました。しかも効き味はノイズの少なさも含めてとても好感が持てるものです。

65000Km時点で交換した純正リヤブレーキディスクの磨耗量は、交換後26000Km使って0、35mmと、フロントに比べて耐摩耗性は低いですが、これはワインディングでリヤを頻繁に使うクセがあるからだと思います。

スイッチ類やレバー、ペダル等の操作感、シートの座り心地等、全ての感触が全く変わってはいないのは勿論で、外観もMCに詳しくない方からは相変わらず「新車ですか?」と訊かれる程度のコンディションは保っています。

9万キロはBMWにしてみればたいした距離じゃないのかもしれませんが、この位走ればもう「完全にモトを取った」=「いつ壊れても惜しくない」=「吹っ切れた」気分になってしまって、いよいよ純粋に良い道具として使い倒せる?(^^;感じがしています。