6万キロを越えて
2003年9月13日
先日(9月9日)東北ツーリングの途中、山形の米沢市で6万キロを越えました。

5万キロ走行時点と特別何も変化はありませんが、強いて言えばフロントフォークのダストシールやインジェクターボディーのインシュレーターにヒビ割れが目立つようになったり、リヤブレーキディスクが深い筋状に磨耗してきた程度です。
これはその内取り替えようと思いますが、5年も使えば仕方無いことでしょう。

外観もスイッチ類もエンジンも全くヤレたり衰えた様子は感じられず、安心してロングツーリングをこなしています。

納車された翌日、友人達とのツーリングが控えており、土砂降りの雨の中にオドメーター0Kmの新車を乗り出した時の事を今でもハッキリ覚えています。
RSとは若干違う「カチッ」とした走りっぷりの良さをドライ路面で経験したのは800Kmを越えてからでした。以後サスペンションが良くなった以外少しも変わっていないと思います。

5万キロ時点で感じたように、やはり何といっても感心するのは塗装の良さで、これまでどの位の雨天やドロンコ道を走行をしたか、又その都度洗車をしたかはわかりませんが、ボディーは勿論、フレームやエンジンの塗装面は新車のコンディションを保っています(と思っています)。
前輪が跳ね上げる小石や砂でセンタースタンドの横棒はサンドブラストを掛けられたように金属面むき出しで錆びていますが、こういう塗装とは全く異なる種類の塗料が使われているのでしょう。

一つ不満なのはリヤタイヤをワンサイズ細く(160)しているにもかかわらず、距離計が7〜8%位辛いこと。
これは高速道路のガードレールに付いている距離表示や、友人のMCで確認しています。なので実際は6万4千Km以上走っていることになります。

RSで経験したパニアケースの便利さは認めますが、それが無くても不便を感じたことは無く、十分快適にツーリングが出来ていますし、むしろ持ち物の吟味さえ楽しみの一つになる程です。

気合を入れて走る時はMCならではの醍醐味を満喫出来るRC30、難しいことを考えなくても安全快適に淡々と速めのペースを維持出来るR1100Sはツーリングにと、理想的な棲み分けが出来ているように思います。

「疲れず安全に速いペースを維持出来る」というのは本当のような気がします。
安全という面ではやはりABSの存在が大きく、実際ABSが働くようなブレーキングをする状況は少ないのですが、装備されているというだけで緊張感を大幅に和らげてくれる効果は大きいです。

一時期ロックスターへの買い替えを考えたこともありますが、どんなに調子が良くても6万キロを越えたMCの下取りはきっと絶望的な金額になると想像出来ますので、暫くはこのまま走り続けることになりそうです。

BMW初心者の私に「BMWは10万キロなんてまだ慣らしみたいなもんだ」とウンチクを語ってくれた方から「エッ、もう5万キロも走ったの!」と驚かれた時には逆にこちらが驚いてしまいました。(体験談じゃ無かったのか)

「国産車は1万キロで美味しい所が終わる」と言うようなMCジャーナリストの評価や、ヨーロッパでは一日1000Kmを越える走り方も普通?という話を聞いたことがりますが、それなら日本車は10日使えばダメになる計算で、そんなお粗末なMCをヨーロッパの人々が購入するとは思えず、BMWの耐久性を誇張したいが為の表現にしても??といった所です。

それとは裏腹にRC30は未だに(9万キロ近く)美味しさを味わわせてくれていますので、それより耐久性に於いては遥かに評価の高いBMWですし、2万キロ以上トラブル無しで安定していることから、このぶんだと軽く100万キロは持ちそうな感じです。

でも自分の代で確認するのは無理だな〜(^^;