2021山形ツーリング
2021/06/06
6月5日から11日迄予定していた北海道ツーリングを、当地の武漢ウイルス感染者が急増したとの情報を受け、泣く泣くキャンセルにしたのですが、気分は随分前から北海道ツーリングモードに入っていて、その勢いを簡単には止めることが出来ず、翌日の6日には山形鶴岡にある加茂水族館のクラゲ見学に出発してしまいました。

糸魚川から北陸道に乗り、日本海東北自動車道朝日まほろばICで下りた後は、国道7号線を鶴岡に向けて北上します。

道の駅あつみ
流石に日曜日ということもあってか、道中多くのモーターサイクリスト達とすれ違ったのですが、温海付近で給油後に寄った道の駅でも同様でした。
少し前まではこんなに多くは無かった様な気がしましたが、それにしてもこういう光景を目にすると気分は明るくなります。

R7から由良温泉方面に左折すると、小島に橋が架かっているのが見えたので、島に渡ってみようと近付いたところ、渡れるのは人間のみでした。歩いて行ってみようとも思いましたが先を急ぎます。

白山島

水族館にたどり着くには、まだ結構な距離を走る必要があると勘違いし、少々気が急いていたのですが、海岸沿いを北上すると程無く目的の加茂水族館が見えてきました。

てっきりもっと先だと思い込んでいたので一瞬通り過ぎそうになったものの、半信半疑で駐車場に入るとやはり此処がその水族館だと言うことが分かりました。

クラゲ以外にも魚の展示はありますが、クラゲに関しては、見に来るだけの価値はあると思います。それに館内のレストランも意外・・・・と言っては失礼ですが、お勧めの北前ランチはとても美味しかったです。

ハモ尽くし

今日は瀬波温泉に宿を取ってあり、予定の到着時刻には十分時間があるので、食事の後もクラゲ見学をし、今度は笹川流れを南下します。
宿までの距離を見ると到着が早くなり過ぎるので、寒川海水浴場の辺りで左折し、県道6号線を国道7号線方面に向かって走り、その後Uターンして再び国道345(笹川流れ)に戻ります。

この海岸線は景色が良いので過去に何度も走っていますが、何時も走り続けるだけのツーリングだったので、見どころでゆっくり見学などしたことはありませんでした。
しかし今回は時間もたっぷりあることだし景色を堪能することにします。

所々止まっては景色を眺め、又走り始めるのですが、やはり自然の造形は見応えがあります。

宿はかつて何度も利用した大型旅館でしたが、今回は少々様子が違っていて、随分機械的で素っ気ない感じがしました。

宿名の前にグループ企業の名前が冠せられていたので経営者が変わったらしく、雰囲気もガラッと変わっていました。

変わったと言ってもハードは立派だし、バイキングではあるものの食事も満足出来るものなので、それらに不満は無いのですが、旅情の無さは勿論、初めて経験する疎外感とでも言うべき妙な雰囲気の中で一晩を過ごすことになり、それは出発の時まで続きました。
恐らく前経営者の女将さんを始めとする従業員の皆さんが醸し出していた、この宿ならではの心地良さを期待していた節は大いにあったので、その辺りの齟齬が大きかったからなのだとは思いますが、勿論そういうものだと割り切って利用すれば不満は感じないカモです・・・・・。

北海道ツーリング用に、予てから準備していたパニアケースやインナーバッグは、本来の用途としては使わずに3シーズンが過ぎてしまいましたが、今回初めて宿泊を伴うツーリングでその威力を体験することになりました。

ロングツーリングはやはりこういう道具でしたいものです。
ヘプコ&ベッカーのソフトパニアケース(左)と、ノースフェイスのインナーバッグ(優れモノです)。

今日の走行距離460Km。

2021/06/07

人気の無いキャンプ場から荷物を整えて出発するような空気感の中宿を後にし、国道290号線から113に合流した所で今回2度目の給油を済ませ、南陽市方面に向けて走ります。

道の駅いいでで水分補給した後、右折して県道250号線を川西町方面に向かい、再び右折して県道4号線から国道121に合流すべく淡々と走ります。

道の駅いいで

県道もR121も交通量が少ない為、とても走り易いので、モーターサイクルライディングの爽快感を思い切り満喫出来ます。
喜多方で左折し国道459号線を檜原湖方面に向かい、ゴールドライン(県道64)に入ります。

ゴールドライン

以前走った時に比べ、路面状態は悪化していましたが、久々のワインディングはとても楽しめました。
県道7号を左折して猪苗代湖方面に向かい、国道49号線に合流左折すると立派な建物が見えて来たので??と思ったら、野口英世記念館でした。数年前初めて見学した時とは大違いです。
彼のモロモロについて近年色々取り沙汰されてはいますが、やはりその存在は貴重な観光資源になっている様です。

R49から県道9号に入り湖沿いを南下します。

猪苗代湖と磐梯山。

猪苗代湖の南端で左折しR294→R118→R121と走り、南会津ではそのまま直進し、R289の道の駅きららで水分補給。

道の駅きらら289で遅い昼食を食べようと寄ったのですが、生憎15時でお店は終了。美味しそうなカツ丼は次回?までお預け。

以前走った時に比べ、道路は劇的に改良されていて(新たに付け替えられた?)走り易く快適なのは良いのですが、以前のタイトなワインディングを期待していたので少々肩透かしを喰らいました。
それでもR118の羽鳥湖付近はそれなりに楽しめます。

只見町でR252に合流左折した後は、最低でも年2〜3回は訪れる走り慣れた道。
此処まで無給油で既に300Km以上走っており、十日町の安いGS(ハイオク¥151)迄後80Kmはあるので、無事辿り着けるのかは甚だ怪しい状況。
そこで仕方無く¥172のガスをセコく5Lだけ補給(^_^;して走り出します。
例え高いガスでも、これから峠越えとなれば、ガス欠の不安を抱えたまま走らなくて済む安心感には代えられないですからね。

そんな訳で、いきなりスロットルの開けっぷりが良くなったことに、なんてゲンキンな性格なんだろうと苦笑い。
十日町で給油すると10.8Lだったので、前回給油後383Km走って15.8Lなので24.2Km/Lとなり、今まで乗って来たモーターサイクルの中で、SRXを除くと燃費の良さが際立っています。

田子倉ダム

しかし只見町で満タンにしたとしても二百数十円しか違わないので、やはり安全の為にも給油回数を減らして効率良くツーリングする方が結局得策、GSに寄ったら満タンが原則。

既に時刻は四時半を過ぎていて、常識的な帰宅ルートはR117を素直に長野方面に進むのですが、此処迄に来たら頚城広域農道を走るしかないと思い、十日町からはR253を上越方面に向かいます。

大島地区から始まる頚城広域農道に入ろうとしたら「災害通行止め」!!。このまま上越方面に向かうか、県道13からR403経由で途中から頚城広域農道に入るか、一瞬逡巡したものの、Uターンして県道13に入ります。
R403はとても国道とは思えない狭隘な道で、RnineTの様な比較的コンパクトなモーターサイクルでも難儀する場面が時々現れます。

細野地区からいつもの農道をいつもの様に楽しく走り、牧地区からは 「くびき野パノラマ街道」 をR17関山方面に向かいます。
時刻も時刻なので、全線すれ違う車も追いつく車も皆無で、何時走っても快適だな〜と、走りたくなると知らず知らずのうちに此処に脚が向いててしまうことに改めて納得してしまいましたが、数えてみたら今年だけでもナント!!5回目でした。

信濃町からはこれまたいつものツーリングコース、飯綱高原→戸隠高原→鬼無里→小川村→白馬ルート。

小川村と鬼無里間にある展望所からの眺望は絶景、撮影時刻は19;45。久し振りに綺麗な夕焼けでした。
正面に見えるスリーピークスが左から白馬槍岳/杓子岳/白馬(ハクバ)岳、左端が不帰岳の一峰二峰三峰。

モーターサイクルでの泊まり掛けのツーリングは三年振り。
泊まり掛けとなると、年のせいかつい億劫になって、最近はエリーゼばかりだったのですが、72歳になっても未だ十分楽しく走れることが分かったことは大きな収穫でした。



今日の走行距離581Km
総走行距離 1041Km 
ガソリン 43.3L
平均燃費 24Km/L