2009東北ツーリング(三味線ツーリング^^)
09/16〜17

元来2泊だった恒例の東北ツーリングは、参加者の調整がつかず、一昨々年から1泊になってしまいましたが、それでも平日に2日間も休めるのはこの時代驚異的?(・・;
例によってツーリングを明日に控えていると眠りも浅く、3時には起きて旅支度を始める始末(^^)

イトー氏はこの日のツーリングの為にわざわざ北海道からボロいGB250で、飯田氏は渋いモディファイを施したCB900Fを駆って、大谷氏は今回参加車中唯一最新鋭のCBR600Fで、私は今年のテーマの一つに、「RC30を10万キロの大台にのせること」と言うのがあったので、RC30で参加です。

この時期朝の4時半はまだ真っ暗

集合は関越道小出IC8:30〜9:00AMだったので、4時半に出れば余裕だと思っていたところ、けっこう真面目に走ったのにヤキきが回ったせいか小出ICに到着したのは丁度9:00AM。
既に到着していた三氏はIC近くの道の駅?で待ちくたびれていましたm(・・)m

ルートは昨年と同じで、”蔵王経由土湯峠泊。翌日大内宿経由小出IC解散” 。
早速只見町〜会津坂下〜喜多方に向けて三味線弾きながらの楽しいツーリングが始まります。ベンベンベ〜〜〜ン(^^;。

R252は交通量が少なくいつ走っても楽しめますが、田子倉ダムに差し掛かる辺りのワインディングは特に好きです。
40Km/h前後まで速度が低下するタイトコーナーが連続するこの登りは、普通に走る限りハイギヤード且つクロスレシオのRC30でも十分楽しめるのですが、7000rpmから漸くパワーバンドに入るRC30では、ローギヤでも3000rpm台を強いられるので、今日は三味線弾きが3人もいて、後ろから「ベンベンベ〜〜〜〜ンッ」と煽ってくるので緊張します(^^)。

そうこうしている内に田子倉ダムサイトに到着し、トイレ休憩を済ませてそそくさと出発。
大谷氏は喜多方まで休憩無しでOKとのことなので、お言葉に甘えて休憩無しで走ります。この方に限ってはバイクに跨っている限り性別は忘れます(^^)。

約2時間強走りっぱなしで無事喜多方に到着。お約束のラーメンを頂いた後、再び三味線ツーリングが始まりました(^^)。
何故三味線か?が分ったのはR121の日中ダムの脇を北上している時でした。
「250だから全然○○ですよ」とイトー氏のエクスキューズを真に受けた私は、お人好しにもペースは押さえ気味のぬわわKm/hで巡航していたのですが、GBの様子を見ていると、かなりの上り坂なのに「ん!?ケッコウ余裕ヂャン」と思う勢いでついて来ます。
それならと、ぬわわ〜ぬふわ〜ぬあわ〜ぬうわ・・速度を上げてみると、案の定「ベンベンベン」と三味線の音が聴こえてきそうな勢いで背後に張り付いています。他の2台は勿論余裕でしたが、これ以上は分別ある大人のすることヂャ無いので、遵法精神で蔵王エコーラインを目指します。

エコーラインは中低速コーナーが連続していますが、ハイギアードなRC30でも十分楽しめます。それにしても三味線弾き達の凄いこと、もう何も言うまい(^^;

エコーラインの宮城県側にある駐車場でトイレ休憩中の三味線弾き3人。14:40分

山形側とは一転したツヅラ折れを下って、昨年思いがけず快適に走れた宮城蔵王〜七ヶ宿〜国見を結ぶ県道に向かいます。
今年も全く快調に初秋の蔵王山麓のワインディングを堪能し、R4では福島市で少々渋滞にはまって時間をロスしたものの、今日一番の楽しみでもあり、昨年その風景に感激した磐梯吾妻スカイラインに向かいます。

此処は昨年SRXで下見(^^)済みでもあり、今回はRC30なので当然スポーツ走行モードになります。幸い?通行料金が高いのと、時間も遅かったので他に車は皆無状態(^^)。
分別はわきまえているのでそれなりのペースで走っていると、やはり「ベンベンベン」と三味線の音が聴こえてきました(本当は「ファンファンファオー〜〜ン」)。

今度はCB900F。250の時は何となく余裕があったのに、さすがに900に煽られると神経が張り詰めます(^^;。排気量が小さい750とは言え、年式が新しい(22年物^^)スーパースポーツのメンツにかけて、差を縮められる訳にはいかないので、スロットルは近年稀な開度になってしまいます(^^;。
その甲斐があってか、バックミラーに映る姿はまんま”巨摩グン”か、バイクはカタナじゃないけど”キリン”と言った雰囲気の飯田さんとの距離を辛うじて保つことが出来ました。メデタシメデタシ。


磐梯吾妻スカイラインを代表する景色の中で、工事信号で遅れた大谷氏を待ちます。
コーナー立ち上がりの開けっぷりの良さは、「ファイ〜〜ンッ」と響き渡るエキゾーストノートからも、1万rpmは軽く超えていることが分りますが、正直言って彼女をして何故そこまで開けさせるのかは不明です。


写真を撮り、一路今日の宿泊地土湯峠にある宿に向かいます。

ひなびた宿のひなびた温泉を堪能し、三味線弾き達は今日一日を無事過ごせたことの喜びを語り合うのです「ベンベンッ」。


年のせいか朝が早かったせいか、10時頃にはもの凄い睡魔が襲ってきて、不覚にも気付いた時は既に朝。
早速露天風呂に直行して朝日を眺めながらの贅沢な温泉を楽しみました。


土湯峠の新野地温泉「相模屋」にて

今日は有料は走らず、国道と県道で大内宿を目指します。
土湯峠からのR115、猪苗代町からのR459の快適なこと!、これならレークラインやゴールドラインが走れなくても満足。

会津若松市内で少々渋滞に遭ったものの、昨年走って快適だった大内宿手前のワインディングは、やはり今年も心行くまで愉しめました。

道路は最高、天気は快晴、空気は澄んでこれ以上何を望む?状態の三味線弾き達。

大内宿は最近メディアで紹介されたこともあり、観光客で賑わっていましたが、我々は躊躇無くスルーして奥只見湖に向かいます。
R121からR289と、途中ちょっと道に迷ったりしながら、R352に合流したのですが、数年前に走ったことのあるR289は、田島町から南郷村までの全線が完璧に整備されていて、ワインディングを期待していた我々とすれば少々肩透かしを喰らった感じ。

ところが桧枝岐を過ぎると、沼田街道(R352)は小出町まで100Kmはあろうかと思うタイトコーナーの連続だったのです。
それまでの物足りなさどころか、今度はワインディング食べ過ぎてゲップが出そうな程堪能することになったのです・・・・「ゲップ」。
急な下り坂が延々と続いているのでは?と思われるこういうワインディングでは、腕立て伏せしている様なRC30+60のヂヂイの組み合わせは実に不似合い。やっとのことでダム湖畔にある休憩所に辿り付いた時は、久々に腕がパンパンになってしまいました。
考えてみれば、R121沿いの大川にある ”塔のへつり” を見学して以来の休憩だったので疲労も納得。それにしても三味線弾き達のタフなこと(・・;。


休憩後ふとスピードメータに目をやると、ケースの縁が何か衝撃を受けたように凹んでいるのを発見。
走行中は頻繁に視線を送る場所だけに、休憩前まではこんな凹みは無かった筈。原因不明な不気味さを抱きつつ出発(・・;


従来このR352は二輪通行禁止だったのですが、最近解除されたものの、シルバーラインは相変わらず二輪通行禁止なので、休憩後はもう一頑張りして峠を越えることになります。
13年程前、二輪通行禁止の標識を見落としてシルバーラインを走ってしまった私とすれば(^^)、疲れていることもあって、軟弱にも峠は遠慮したいと思ったのですが、いざ走り出すと、相変わらずのタイトコーナーでも桧枝岐から奥只見までのワインディングとは雲泥の差!。
何より路面状態が良く、景色も良いので、疲れもメーターケースの凹みのことなんか忘れて走っている内に、昨日集合した小出ICの道の駅?に無事到着。

此処に集合したのが随分昔のように思え、話も尽きないのですが、名残惜しくも私はここでお別れ。
浦佐から十日町〜飯山〜斑尾〜野尻湖〜信濃町〜戸隠〜鬼無里〜白馬と、デフォルトのルートで帰りました。

いつものことですが、三味線弾きの皆さんのお陰で程よい緊張感に包まれ、愉しいツーリングが出来、また念願だった10万キロもこの旅で達成出来たことを感謝しています。
有難うございました!。

メーターの凹みは原因不明なだけに実に不気味でしたが、もしやウインドスクリーンが原因ではないか?と実験したところ

案の定スクリーンが凹面鏡状態になって、プラスチックの板をものの数十秒で凹ませてしまいました。

快晴の秋の日には、MCを停める時の向きに注意が必要なことが分ると同時に、原因が判明してホッとした次第です。