2004/04/29クマツー「浜名湖ツーリング」

24日は恒例のクマツーの皆さんにお越し頂き、いよいよMCシーズンが始まった。
2泊目は浜名湖館山寺で、この日を楽しみにしていた私も参加させて頂き、今シーズン初のツーリングとなった。


前日は名残雪に見舞われMCは雪化粧(4/25朝)。

前日からの降雪が波乱の幕開けを予感させる?
この日のために入念に(^^)整備しておいたCBR250RRは絶好調!

豊科ICから高速に乗った途端M本さん(スパーダ女性)が全開をカマして見えなくなる。
諏訪湖SAで一端集合ということもあり、自分としては高速道路はあまり飛ばしたくない方なので100Km/h前後でゆっくり走ろうと思っていたが、前を行くS水さん(FZ1000)が「追走しろよ」というような素振りを見せて追い越し車線に出たので、ついフラフラと誘いに乗ってしまった。

このオジサンのMCはステップが磨り減って2/3程度に短くなっているのを見ているし、うっかり誘いに乗るとろくでもないことが起きそうな気がしていたから一瞬止めようと思ったが、右手が勝手に動いてストッパーにあたってしまった。

若干登り勾配なのか6速で16000rpm程度しか回らないが、それでもパワーピークの15000rpmを越えて回っているので調子は悪く無い。

日曜日でもあり車は若干多く、追い越し車線で4輪に追い着いてパスした後の加速がかったるいが、S水さんは私に合わせて速度を調整していてくれたみたいだ。
気がつくと、後ろには赤いMCがぴったりついている。ナント還暦を過ぎたOクマNRだ。
レースでの優勝経験があったりHRCのレース活動の総帥だったとは云え、そろそろ目も霞んで来ているだろうし、自分のことは棚にあげて、いくらなんでも「速すぎじゃネーカ?」と思った位だ。
本人にしてみればオーバル4発750ccの前を250ccが走るなんてチャンチャラ可笑しくて、「笑わせるゼッ」と思っていたのかもしれない。

S水さんに引っ張られて塩尻峠の登りにさしかかると、全開をカマしてすっとんでいったM本スパーダに漸く追い着いた。
Vツインのスパーダなんか同じ250ccとは云え、CBRの前じゃ「チョロイもんよ」とたかをくくっていたら、これがなかなか追い越せないのだ(;;)

平地ならともかく、かなりきつい登りだから、パワーウエイトレシオが悪い83Kg+CBRより4?Kg+スパーダの方が有利カモ?と思ったが、5速にシフトダウンしてなんとかパスすることが出来た。ヤッパCBRは「エライ!」。

諏訪湖SAでM本さんが私に抜かれたことを悔しがっていた(^^)。
この女性は250以上の排気量には乗らない方が良いと思ったのは、高速は全開で走るものだと思い込んでいるからだ(・・;
オソロシー。

自分のミスで迷子にしてしまったK原さん、K藤さん、K松さん・・・の到着を待って、諏訪ICからいよいよ「Oクマさん下見完了お勧めR152」を浜松に向けて出発。

ICまでの間でK原さんのMCにクギが刺さってパンクしてしまい、K籐さんのパンク修理キットで手当てするも直らず、皆さんに先に行ってもらい、K原さんと私はガソリンスタンドで修理してから遅れて出発した。

R152はOクマさんお勧めだけあって、「早春賦」の歌詞がピッタリの風景。
先行するK原CBR600Fのタイヤから空気漏れは無いみたいだし、爽やかに乾いた空気の中を遅咲きの桜、芽吹きはじめた木々、鮮やかな新緑を楽しみながらのワインディング走行は、MCライディングの醍醐味ここに極まれりと云ったところ。

大鹿村の手前で高級ミニバンが不自然な格好でガードレールに突き刺さっていた。もう少し勢いがあったら土手下に転落していたことだろう。
乗っていた中年夫婦に怪我は無かったみたいだから不幸中の幸い。事情を聴いたら「砂で滑った」と言っていたが、どうも急カーブに気づくのが遅れたみたいだった。

携帯は圏外なので大鹿村の公衆電話でJAFにレスキューを依頼してあげてから昼食にした。
地蔵峠を下ったあたりで丁度昼食を済ませた先行メンバーに合流し、再び全員揃ってのツーリングが始まった。

国道が途切れ、県道の青崩峠にさしかかった時、K藤R1がストールしてしまった。彼の後を走っていたのは他にOクマNR、S水FZ1000、自分。
「電装関係が怪しいのでは?」Oクマさんはじめ皆の意見は一致したが原因は不明。そこに我々が遅いので心配したI藤モトマーチンCBXが引き返してきた。

I藤さんが怪しいと睨んだメインスイッチをいじっていたら何故かエンジンが掛かった。
ひとまずメデタシといったところだが確かな原因は不明。いつ再び止まるか分からない不安を抱えたまま出発。
一件落着(^o^)とOクマNR、S水FZ1000、I藤モトマーチンCBXは遥か彼方にカッ飛んで行ってしまった。

タイトなワインディングが続いているので、コーナーリング中にストールでもしたら転倒するカモ?だからK藤さんは慎重に走らざるを得ない。念の為にK籐さんの後に従いていたのだが、峠を登り切るまで快調に走っていたのでひと安心。

このまま館山寺まで無事辿り付いて欲しいと思ったのも束の間、降りに掛かると再び不調の様子。動いたり止まったりを繰り返しているみたいだ。本人は相当アセッたことだろう。
幸い民家も多くなってきたし、いざとなれば預かってもらってCBRのタンデムで行けばいいと思ったら少しは気が楽になった。

何とか調子を取り戻したR1は天竜市のコンビニで待っていてくれたメンバーと合流し、アルピーヌ一泊組を浜松西ICまで送った後、無事館山寺の国民宿舎に辿りついた。

この時又ハプニング!館山寺宿泊予定のK松ドカ74?が居ないのだ(・・;
浜松西ICでと別れる際、一泊組O谷CBR600(女性)の後についフラフラとついていってしまったらしい。オイオイ(^^)


宿にはOクマさんに脅されて(^^)参加してくれた黒田さん(元YAMAHAレーシングチーム監督)と平さんが待っていた。
豪華過ぎる?国民宿舎は浜名湖を見渡せる絶好のロケーションにあって、民間の宿屋のオヤジとしては例によって複雑な心境。夕食と二次会は大いに盛り上がった。


26日も快晴
初日の夜の寝不足と昨日の疲れで久し振りに爆睡し、目覚めたのはナント8時近くだった。
朝食を済ませ、9時40分帰路につく。

K原さん先導でR257からR153を飯田に向けて走る。
途中マシン不調で東名直行のK藤さんからK原さんの携帯に、「ついにR1が息絶えた」との連絡が入り、K原さんは茶臼山道の駅からレスキューの為に引き返した。

ここからはI藤モトマーチンが先導、超快適なR153を心置きなく楽しんだ。
皆さんとR256との合流点でお別れした後は、ソロで妻籠宿向かいR19→木祖村→走り慣れた県道を奈川村→梓川村と走って4時30分無事帰宅。

久し振りに走ったR256妻籠宿までの29Kmは、超快適な道路に変身していてビックリ。タイトなワインディングを楽しみにしていただけに、肩透かしを食らった感じか?

平さんとも再会でき、あの黒田さんともお会い出来たし、還暦過ぎのヂヂーがNRをこんなに速く走らせてよいものだろうーか?と思う位元気なクマさんを見て安心したし(もっとも最近完成したばかりの本物の戦闘機YAK9のパイロットだがね(・・;))、とにかく色々あって話題テンコモリの愉快なツーリングだった。
何と言ってもスパーダの全開ネーチャンにはオドロイタな〜(^^;

宿屋のオヤジが「こんなに楽しくていいのかヨ」と思った次第。

皆さんありがとうございました。