MR検査


MR検査とは電波と磁石の力を利用して人体組織の水の分布を検出し、X線検査では得にくい情報を画像化する、放射線被曝のない、画期的な検査方法です。 全身の臓器をいろいろな方向の断面で観察することが可能なため、特に神経や血管、靱帯など微細な組織の描出に優れています。 脳ドック等では薬を使わずに血管像を短時間で描出し、動脈瘤の診断に活用しています。20039月にGE社製SIGNA Infinity EXCITE 1.5Tに更新しました。最大傾斜磁場強度33mT/mSR120mT/m/msec8ch Phased Array Technology最新のテクノロジーを用いてHigh Gradient System DiffusionSN撮像、腹部MRAの高速撮像)ルーチン撮影検査の高速化パラレルイメージング法- ASSET・高コントラスト撮像法- FIESTA K-Space Technology- SPIRALを用いて高分解能、高SNの画像が撮れるようになり、診断能が大幅にアップしました。


当院のMRI検査では・・・
 MRI
検査とは? MRI検査を安心して受けて頂く為の説明です。

1.MRI検査とはどんな検査?

MRI装置は中心に大きな穴があいていて、この中に体を入れて電波(FMラジオに用いられる電波)を当てて、体の縦、横、斜めの断面写真を撮影していきます。

        

           頭部の縦断面の写真     頭部の血管の写真     腹部の縦断面の写真

2・検査に当たっての注意事項

金属類は検査に支障をきたす事があり、また体にも影響を与える事があります。次の物は検査が不可能か、取り外して頂く事があります。詳しくは主治医に御相談ください。

○体内金属(ペースメーカー、体内クリップ、人工関節など)

○貴金属、金属のついている服、下着類(腕時計、指輪、ネックレス、ヘアピン、ファスナー、ブラジャー、スリップなど)

○電気機器(携帯電話、PHS、カード類など)

○化粧品(金属を含んでいるものがある為、落として頂く事があります。)

3.検査中のお願い


検査時間は目的、部位により異なりますが30分から1時間位です。

検査中はカッ・カッ・カッという音がして少し騒がしく思いますが、痛みを伴わない検査です ので安心して動かないで下さい。

検査中は検査担当技師がテレビモニターで様子を伺っています。またマイクを通して会話が出来ますので安心して下さい。

検査によってMRI用造影剤を静脈注射する事がありますが、検査部位をはっきり写すもので、副作用は極めて少ない薬です。

      万一気分が悪くなった場合は担当技師にお知らせ下さい。