一般撮影とは?


主に胸・腹・骨の造影剤を使用しないX線撮影の事を言います。誰もが1度は、経験した事があるであろう胸部撮影「はい、息を吸って止めてください・・ピッ!」です。
胸部写真は情報量の非常に多い検査であり、胸部疾患や心臓疾患等の診断治療に欠かせない検査です。また、他の疾患でも入院前のスクリーニングとして撮影します。
腹部写真は対象となるものもきわめて多く、腸内のガスとその位置的変化、肝・腎その他の臓器の腫瘍や結石、臓器の位置・大きさ・形状なども判定する事ができます。しかしながら、腹部単純写真だけで診断できること
は少なく、次にどのような検査を行うかの指標を示す意義もあります。
骨撮影では腰痛などの痛みの原因を同定したり、骨折などの有無を調べます。人体は200個以上の骨で構成されており、骨全部に名前があるほど重要な役割をしています。ですから、目的の骨にあった体位で撮影しますので、患者さんには御協力をお願いしています。
検査前に写真に写る可能性がある物(ネックレス・ボタン・ブラジャー・カイロ・湿布・プリントのあるシャツ等)は、きるだけ取り外して頂くよう御協力をお願いしています。
被ばくの心配やご質問のある方は、遠慮なさらずに放射線技師にご相談ください。