ナイジェリアン・イマジネイション(出会ったゲージツ・超芸術)


B−CG  ←まずはトマソンから(左の物件)。トマソンをご存知ない方は『老人力』の著者であらせられるご隠居、赤瀬川原平翁が創造なされた『超芸術トマソン』を参照くださいまし。この物件は「B-CG」と名づけさせていただきました。ツーリストキャンプのシャワールームの外壁です。シャワーのでないシャワールーム自体トマソンではないかというふか〜い疑念はさておき、窓の不自由な物件の仲間にできるでしょうか。周囲のポツポツが目立ったので、ちなんだ題名をつけてみました。昔はもっと窓が大きくて格子がつけられていたのかもしれません。9月の写真ですが外壁は大修理によって塗りなおされているかもしれません。




北側外壁です
 物件2「泣きウィンク」、窓の不自由な物件、キャンプの北側の外壁です。→
1989年に滞在していたとき、短波ラジオを買いました。ToshibaをもじったSushiboブランドのカセット付で、2000円ぐらいでした。NHKの国際放送がはいりまして、ウィンクが流行っていると知ったのでした。帰国してからテレビを見て想像とずいぶんちがっていたのを思い出します、はい。この壁は昨年塗りなおされてしまいました。ぐすん。





トマトを運んでいます ライオンさん
 物件?3。トマソンではありません。移動中車両ウォッチングはかかせませんがその例です。カブカブの「銀座」ロゴ・シートや、タクシーのステッカーもおもしろいですが、様々にペイントした大型車両にはかないません。これはトマトを載せて走るトラックです。出荷の途中なのでしょう。野菜や果物類を載せて走るトラックには、以前からこうしたデザインが多いです。サハラを行き来するトラック隊にはこうしたペイントは見られませんでした。ドメスティックな現象かもしれませんし、ひょっとするとダーバのように起源は西アジアか、そのあたりはよくわかりませんが、西アフリカのポピュラーカルチャへのインドの影響は非常に大きいので関係あるかもしれません。男が化粧をすることで有名なボロロ・フラニのかぶりものにもインド映画が影響していると述べる論文があるくらいですから。



モスクmassallaciを描いてます 定番の防塵フィルタが煙突みたいです
 物件4と5。左側の写真はタンカーのお尻にモスクを描いたものです。タンカーの下にはハンモック状の網があって、昼寝をしている人をよく見かけます。右側は、荷台のシートがナイジェリア色のなかなかカラフルなトレーラーです。



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