ナイジェリアの観光ビザって?



旅行日数にかかわらず、一律3ヶ月のビザが発給されます。
ビザの取得自体は困難ではありません。

 2005年7月現在という限定付きですが、ナイジェリア大使館は東京都目黒区から港区虎ノ門へ移動しました。数日前に目黒へ行きましたら国旗がかかってなかったので気がつきました。代々木→目黒→虎ノ門と移動したことになります。アメリカ大使館の裏手、ホテルオオクラの隣の白い建物です。住所は東京都港区虎ノ門3−6−1 電話03-5425-8011です。申請時に4000円支払うようになりました。詳しくは大使館に問い合わせてみてください。日本語のわかるスタッフが対応してくださいます。

 民政移管後、カノ空港のチェックは非常に改善されています。カスタムでは観光旅行目的であり、荷物はすべて私用であることをはっきりと告げましょう。要請があればカバンの中も見せなくてはなりませんが、軍事政権時代ナイジェリアの評判を落としていた金銭の要求はほとんどなくなっています。しかし、空港では絶対に撮影をしてはいけません。どんなに夕日がきれいでもがまんしてください。

 以前に比べると市内までのトランスポートがあまりありません。ツーリスムキャンプを利用する予定ならば、到着便やトランスポートが必要なことなどあらかじめ電話で連絡しておけばハイヤーで迎えにでてもらえます。市内までの料金はガソリン不足やドライバーの心意気にもよりますが、10002000ナイラ(10002000円)程度と見ておけばよいでしょう。トランスポートとしては高いですが重い荷物をかかえているときは非常に助かります。

なんと、ほとんどが男性です
人なつこい(!?)スタッフが待っています.

観光と撮影について

 カノ空港周辺での撮影は違法行為です。かなりめんどうなことになります。一方ハウサランドの代表的都市であるカノ市内での撮影はまったく合法です。しかし、一目見て外国人とわかる人間が町中でカメラを構えると周囲の人々が騒ぎはじめます。ビデオカメラも同様です。「こらこら、おまえ、外国人、写真とるな。」ハウサ語で叫び声が聞こえたら、トラブルを覚悟しましょう。ところが伝統工芸品を売っているクルミの市場では問題ないのです(サーボンガリの市場ではヒジョーにヤバイことになります)。ダーバの際も問題ありません。自分の写真を売られると思っているんだというハウサもいますが、あの緊迫感はそれだけではないようです。バイバイアフリカというチャドのメタ映画作品を見たことがありますが、ストレンジャーが撮る=イメージを盗ると男が怒ってカメラをとりあげるシーンがありました。よく似た印象をもちましたが、ここまで合理的に解釈できればいいのですが、なぜなのかよくわかりません。少しずつ考えていこうと思っています。

 知り合いになると一転、写真を撮ってくれと頼まれます。みんな写真が好きなのです。この観光と撮影という共犯行為?が緊張しながら空間と時間で奇妙にずれあっているのがカノ観光のエキサイティングなところなのかもしれません。キャンプで週末によく開かれる婚礼パーティのスナップも微妙な緊張があります。撮るなと叫ぶ人、撮りなさいとすすめる人。どうしてもカノ市内で撮影をしたい場合にはキャンプのスタッフに尋ねてみてください。ハウサが撮影すれば問題にはならないかもしれません。


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