今までとちょっとちがうハウサランドのパソコン＆通信事情

　世界各地からのモバイルレポートがさかんな今日このごろ、北ナイジェリアの様子も変わってまいりました。カノとソッコトとザーリアに限定してお話しします。多くの企業が集まっているワニの町カドゥナではおそらく事情が異なると思われます。東のマイドゥグリでも状況は違うことでしょう。ご存知のかた情報お待ちしています。

　カノではついに実用十分なインターネットカフェが先日開店しました。これでウェブメールを送ることができます。メールはローマ字書きになりますが・・・右の写真がそのパンフレットです。ＳａｓｉｌＮＥＴという名前です。場所は州営の誰もが知っているダウラホテルの敷地内。ツーリスムキャンプからはアチャバ（バイクタクシー）で５分ぐらい。歩いていくにはボンパイロードに出て右方向へいくとすぐカノクラブのラナバウトがあります。右折してまっすぐ、つまりサーボンガリマーケットとは反対方向へ進みます。道沿いに１キロぐらいでしょうか。ラナバウトをひとつ越えると右側にダウラホテルがあります。セキュリティのいるゲートをくぐって本館ではなく、右前方へ進みます。巨大なジェネレータを通りすぎると正面の建物にいくつかオフィスが見えます。ＳａｓｉｌＮＥＴは右がわのドアです。閉まっているように見えますがドアを押してみましょう。わからなければ近くの人にたずねてください。２００２年４月時点で６台ほどＰＣがありました。うちいくつかは日本語表示が出ません。係りの人に日本語の出るＰＣを教えてもらいましょう。日本語表示が出てもメールはアルファベットかアラビックでしか書けないのでご注意を。料金は１分７ナイラ（約７円）ないしは１時間400ナイラ（約400円）でした。この他にもベイルートロードにもブラウジングができる場所があります。またブリティッシュカウンシルでも可能だとの情報もあります。わたし自身は未体験です。
　最近カノでは公衆電話から日本へかける場合、かかり具合がよくありません。３月にＮＩＴＥＬの本局へ行って国際電話ができるカード電話機を教えてもらったのですが、つながるとすぐ切れてしまうような状況であきらめました。そんなトラブルもあってウェブメールはとっても役にたちました。また従来通り、有料の往復電子メールサービスを実施している企業を利用する手もあります。基本的に英語かハウサ語になると思いますが。またモバイルフォンは複数の企業が参画しています。なかなかかからないと言う友人もいます。わたしは未経験です。

　カノから500キロ西方のソッコトは国内国際電話とも良好な状態で利用できます。国際電話は郵便局隣のＮＩＴＥＬオフィスのカード電話機でかけられます。400ユニットのカードは1260ナイラ（約1260円）です。2000年から2002年４月現在まで変わりません。日本とは５分以上は話せると思います。カードを差し込んで国際コール用の009の後に81（日本のコード）0を落とした市外局番を押していきます。日本独特の呼び出しコールが聞こえたらＯＫです。国際電話の場合ですが、ソッコトのカード電話機では相手が出たらＰ４ボタンを押さないとなりません。そうしないとこちらの声が伝わらないのです。うまくいかないときは近くの人にたずねましょう。右下の写真は上から400ユニットカード、200ユニットカードです．一番下はアムステルダムのスキポール空港で利用したカード．ちょっと似ています．
　さてソッコト市内でブラウジングができる場所ですが、実はまだ知りません。情報はあるのですが、2002年４月現在ソッコト市内のあちこちで道路を通行止めにして拡幅、改修工事をやってまして、営業を中止している店舗も多くてわからなかったのです。例外はウスマン・ダンフォディヨ大学（ＵＤＵ）パーマネントサイトにあるＮＵＮＥＴオフィスです（左写真）。パーマネントサイトへはダンディーマからバスが出ています。市内から約４キロぐらいのブッシュの中にあります。唯一ブラウジングができた場所がここです。速度は遅いですし、日本語表示ものぞめませんが、ウェブメールを利用することができました。このＨＰも見れました。ただ一般の利用は一応制限されておりますので市内の道路工事が終わったら探してみようと思います。

　ザーリアは大学の町と呼んで差し支えないかもしれません。公称４万人の学生が学ぶアハマドゥ・ベッロー大学（ＡＢＵ）があるからです。大学があるのは市内から離れたサマルという場所です。学内にインターネットカフェがひとつあります。またより高速なブラウジングには北門の近くに民間のインターネットカフェがあります。