カペル橋とその周辺

       カペル橋

        ロイス橋方面

        カペル橋より下流

     ロイス橋より シュプロイヤー橋

      ゼー橋よりホーフ教会方面

        ゼー橋より

  カペル橋

  ヨーロッパ最古の有名な木の橋ルツェルンのシンボル

    ロイス川に架かる全長約200Mの木造屋根付橋。やや斜めに曲がりながら両岸を結んでいる。

    その傍らに立つ赤いとんがり屋根が印象的な八角形のヴァッサー・ツゥルム(水の塔)は、

    宝物庫や刑務所として使われてきた。もともとは、1333年に市を外敵から守る城壁の

    一部として建設されたもので、ヨーロッパでは最古、最長の木橋として知られている。RY

    屋根の梁の部分には、111枚の三角型の板絵が掲げられている。これは17世紀の画家、

    ハインリッヒ・ヴェークマンによるもので、ルツェルンの町の歴史や守護聖人の生涯を描いた。

    1933年に火災で大部分を焼失したが、すぐに修復された。

    橋の名は右岸にある聖ペテルス・カペルに由来したもの。

  シュプロイヤー          

            「死の舞踏」の板絵も見事な もう一つの中世の木橋

                 橋の下のロイス川は、かなり急流だ!カペル橋の下流に架かるもう一つの木造屋根付橋で、

    全長80m。1408年に市を外敵から守る計画の一環として造られたもの。この付近は、

    周辺の町並みとともに、中世以来の面影を今に伝えている一角。カペル橋と同様、屋根の

    梁には67枚の三角形の板絵が飾られている。ここに描かれているのは、当時流行していた

    疫病をテーマにした「死の舞踏」とよばれる連作で、作者はカスパー・メグリンゲル。

    1626〜35年にかけて制作された木版画だ!カペル橋に比べると行き交う観光客の姿も

    少ないので、じっくり絵板を鑑賞しながら渡れる。

 ホーフ教会

  ルツェルンの守護聖人を祭った町の主教会  

       天に向かって高くそびえる2本の尖塔が印象的な教会には、ルツェルンの守護聖人の

    聖レオデガルとマウリシウスが祭られている。その建立は古く、765年、ベネディクト派の

    修道院として誕生した。その後14世紀にゴシック様式に立て直され、さらに火災のため、

    17世紀半ばに後期ルネッサンス様式で再建された。16世紀に作られたレリーフのある

    マリア祭壇や、外壁の装飾が見事だが、さらに有名なのが、4590本のパイプを持つ

    パイプオルガンだ。1640年の誕生以来今日に至るまで、素晴らしい音色を響かせている。