galerie/企画展 






福田敏雄
高田晴之




2011,3.3thu. → 3.21mon.
春分
                (会期中火曜日休)


 一度踏み入れると、その先へ、先へと進みたくなる世界。


 早いもので、5回目の漆展となりました。
 果たして皆さんに受け入れて頂けるのか、不安な気持ちで一杯で始めた漆展。どうなろうとも、とにかく続けていこうとそれだけ決め、一回目を迎えたことを記憶しています。繰り返していくうち、最初は、怖がっていた方、興味の無かった方々にも少しずつ受け入れて頂き、窓からの朝の光が身体を解してくれるように、漆の誤解も解けていったように感じています。

 目を見張るような、鮮やかで美しい朱は、心の目を覚ましてくれます。落ち着いたボルドー色の赤は、慎ましくも温かな夕食を教えてくれることでしょう。深い深い黒は、春の訪れの喜びと色彩を鮮やかに感じさせてくれます。

 日々の椀だけでなく、小皿、煮物椀、福々椀、凸凹椀、弁当箱、変わり重、合子、シュガーボックス、箱、折敷、盆も充実しています。漆という確かな世界に、想像と工夫をたっぷりと。
 
 楽しい作品展になりました。
 
 少しでも皆様が、心晴やかに、この時間を楽しんで下されば、作り手も私共も幸いでございます。




                 店主


   黒は朱を引き立て
   朱は黒を引き立てる
   古典は新しきを引き立て
   個性は個性を引き立てる
   漆は湿度を孕みながら乾いていき
   柔らかくも堅い表情が 強さを持つ柔らかな顔に変わる
   漆の持つ二つの顔は どこまで知っても飽きることなく
   また違う表情で いつもここに現れる
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