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寛白窯陶展 岸野寛

2009,10.8 thu.→ 10.26 mon.

   (定休日●毎週火曜日)


 実りの季節に似合う器です。

 西欧の香りのする、黄釉、黒釉
 東洋の白釉
 現代の焼き締め
 古典の志野、井戸、高麗

 とてもクラシックで、古いものの香りを漂わせながらも、これまでに見たことのない、今の暮らしにしっくりとくる、本当に魅力的な器が並んでおります。
 ご自分で陶土を作り、体でリズムをとる蹴轆轤を回し、型を使わず花型を模り、やはり手製の蒔窯にて炎で焼き上げる。作為の無いものを作りたい、とは誰もが思うことですが、ここまで素直で、清水のように澄んだものを作る方は多くはないでしょう。

 今回、新しく黄釉が加わり、まるで中世西欧の陶器や銅器の様な、素朴ながら非常に洒落た器に仕上がっております。白釉は、光を内に秘め、障子越しの昼光のような色艶です。シンプルなものに加え、六角皿や桔梗鉢など、岸野さんらしく美しい細工の器が並びます。焼き締めは軽やかで使い易く、親しみを感じるものとなっております。
 茶と酒を愛する彼らしく、酒器も良いものを頂いております。粉引のふっくらとした肌に注がれた酒は、とろりと美味しさを増すことでしょう。
 
 凛と静かに佇みながらも、気取ることなく使うことのできる良いやきものかと思います。料理を盛る時、唇に触れた時、飾り眺める時、いつ時も良い気持ちになります。
 多くの方に知って頂き、ぜひお使い頂きたい器です。やきものって良いな、今日も美味しいものを食べられて嬉しいな、と素直に思わせてくれることと思います。

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   コーヒーポット
   カップ&ソーサー、マグカップ
   飯碗
   白釉碗、粉引碗、黒釉碗
   黄釉皿、白釉皿、黒釉皿
   粉引・井戸・高麗酒器
   土鍋、グラタン鍋、擂り鉢  ほか

  実りの季節が良く似合う
  鰯の摘み入れに一味唐辛子
  雑炊に熱い番茶
  蕪のグラタンに ゴブレット杯でセミヨンを

  硝子のように澄んだその目は
  今 何を見ているだろうか
  熱い土と火の結晶は
  静かで いつも清水を思わせる
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