galerie/企画展  
漆 | 福田敏雄高田晴之

 2007,3.8thu. → 3.26mon.

 (定休日●毎週火曜日+3/7水迄+3/28水)



  お二人の住んでいる輪島市は、能登半島の先端に位置する小さな街です。朝市が有名で、捕れたての魚や干物、海鮮の加工物などが沢山売られています。日本海地方特有の風の強い街で、私はいつも冬に行くせいか、少し前のめりになって歩いていたような気がします。
 そんな街で、福田さんと高田さんは、日々作業をされています。

 福田さんはとても穏やかで、お声もお顔もとても朗らかな方です。人柄が作品にも出るのか、福田さんの作られるものは、誠実で、穏やかな印象を受けます。
 黒は墨のようにどこまでも黒く、朱は葡萄のような深い深い色をしています。手の収まりも良く、手に取る毎に気持ちにも馴染んでいくような気がします。

 高田さんは、もともとが木地屋さんだったため、木の特徴を汲んだ、高田さんならではの形が印象的です。お椀の曲線のラインがとてもきれいで、風船をぷーっと膨らましたようなふくよかな形をしています。
 高田さんの黒は闇の色、朱は椿色、鮮やかな日本の古色です。モダンさも持っており、洋食にも良く合うように思います。

 漆展も今回で3回目になります。
 いつもお話させて頂いているかと思うのですが、漆は本当に懐の深いうつわです。いつものご飯や卵焼きは、ふんわり健康的に感じられ、日々の営みを大切に思わせてくれます。お正月のおせちや節句のちらし寿司などは、場も改まり本当に華やかな気分にさせてくれます。
 
 毎日毎日、淡々と、美しく丈夫な漆器を作り続けて下さっているお二人。同じように、毎日変わらず使い続けていくことが、漆にとってもいちばん良いことです。
 
 うるしを通して、少しでも「食べること」、がより健康で楽しいものになりますと、嬉しいです。


  能登の海沿いの町。
  今日も木を削り、漆を塗っている。
  明日もまた、きっと、木を削り漆を塗る。
  そうして届いたこの椀を、
  今日も、きっと明日も、
  かわらず使っていきたいと思う。


  お重・お敷き・飯椀・汁碗・平皿・茶托・・・

少しだけですが、作品をご覧頂けます。→うるし

                    戻る

copyright 2002-2007.Geshi All Rights Reserved