galerie/企画展  
ゆらめき
小口硝子工房

2007,7.5 thu.→ 7.23 mon.

   (定休日●毎週火曜日+7/4水,7/25水)


 梅雨時の、少し湿っていて、霧の懸かったような空気を孕んだ硝子。安曇野に工房を構える小口夫妻の作られる硝子は、此の季節に似合う気がします。
 硝子は、儚く危うく、そしてとても魅力的です。そんな実体のない、浮遊するような存在に惹かれ、お二人は硝子の道に進まれたと聞きました。最近独立されたばかりの、若き作り手のお二人の硝子展です。

 春の空気を洗い流し、夏のギラギラした日射しが射す前の、この一時。緑も空気も瑞々しく、透明感を増す季節です。雨粒をいっぱいに受け、あちこちで満開に咲く紫陽花。緑から白へ、水色から紫へ。形を変え、色を変え、小口さんの硝子は、移り行く此の花に似ている気がしています。お二人の作られる硝子も、見る角度、硝子の厚みによって、不思議と色が変わります。それがとても美しく、飽くことのない魅力を感じるのです。

 夏の入り口。
 夕立の後の少しひんやりとした空気に、昼とは違う涼しい風がふーと吹く。風に、風鈴がちりんちりんと鳴り。夏だなぁ、と本当に幸せを実感する一時です。冷蔵庫から好きな飲物を出し、気に入りのグラスを用意する。そして、ちょっと一杯。夏の、この本当に素敵なこの時間にお供して頂ける硝子です。

 煙のようなグレー、湖のような水色、蒸気のような透明。実体のないものを表現した、形ある硝子の器が届きました。

シャンパングラス
水色とグレーのボウル
紫陽花模様のグラス
破片のような花器
冷たいお茶の小さなコップ
氷の為のグラス
ビールを美味しく飲むためのグラス
そして、夏を楽しむための涼しい音

そんなものが揃いました。
夏の入り口のこの季節、ぜひ、ご覧頂けますと幸いです。

<屋外夏茶会>
庭に小さな茶室小屋を作りました。ガラス器で、お茶をお召し上がり下さい。7月5日(木)、7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、16日(月)。午後3時頃から6時頃まで

   夕立のあとの
   少し冷えた空気に 風鈴がゆれる
   草の匂いが立ち
   糸のような 線香の煙がのぼる
   それは硝子のゆらめき
   金色の泡がのぼる 冷えた飲みものを
   全てが群青になる前に
少しだけですが、作品と
庭の茶室をご紹介します
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