初級パソコン自作講座(その1)・・・パソコンの自作が可能なわけ

○パソコンの大まかな歴史

かつてに日本で文書作成として、東芝が初めてワードプロセッサを発表してから各社が独自のワードプロセッサ、通称ワープロを発表
していました。各社独自ですので作成された文書の互換性はありませんでした。しかし、清書機能と保存機能(必要な箇所を変更して簡
単に更新文書を作成できる)から一気に広まりました。

それまでのパソコンと言えばマイコンなどが主流であまり社会的にも認知されていませんでしたが、NECがいわゆる88シリーズ、そして
国民機といわれる98シリーズを発表してパソコンが認知されるようになりました。その当時、日本では東芝のFMVシリーズなど各社が
独自の生産をしていましたので互換性はありませんでした。唯一、エプソンが98互換のパソコンを発売していました。

その頃、世界的にはIBMがとりまとめたDOS/V ATコンパチブルの規格が席巻していました。IBMはこの規格を公表しましたので、
いろいろなところから様々な製品が発売されていたのです。しかし、このIBMの規格に沿っての製品ですのでいろいろな製品はすべて
整合性を持っていましたので、取り付けられないことはありません。
(ただ、相性問題という取り付けられたのに、動かないとか動作が不安定といった不具合は結構多かった)


やがて、時代は進みNECがDOS/V幾を販売するという大きな転機を迎えます。世界的な規模でパソコンのDOS/V規格が通用す
るようになったからです。こうして、パソコンと言えば、このDOS/V規格のパソコンと米国アップル社のマッキントッシュを指すようにな
りました。


○DOS/V規格だから自作が可能

IBMがDOS/V ATコンパチブルの規格を公表するという画期的なことから、パーツメーカーはこの規格に沿って製品を供給していま
すので、必要なパーツを集めて配線することでパソコンを持つことができるのです。



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