とうふ 「 風越 」

品名

キラヤ特選豆腐 風越 (要冷蔵)
価格 250円
売っているところ スーパーチェーン キラヤ

 

  大豆のそこはかとなく上品な甘味が口の中にひろがり、ふっくらとした「豆」の香りが鼻腔を抜けていく。のど越しもなめらかで残り香もいい。この豆腐は何もせず、やっこで頂きたい。

 豆腐というのはありふれているようでいて実に奥が深い。普通は一丁98円とか149円とかで売られていて、庶民の普通の食材なのだが、やっことか味噌汁の具としての役割を上回る期待をすることはなく、大体がうまいまずいまで気が回らない。

  しかし、ひとたび醤油も何も付けずによく味わってみると、微妙にうまいまずいがわかる。うまい豆腐は感激するほどの激情を呼び起こすわけではないが、しみじみとした満足感にひたることができる。

 ここに取り上げた「風越」という名の国産(安曇野)無農薬大豆を使った豆腐は、市内のキラヤに置いてある。サイズは大きいが、値段も高い。しかし、絶対に損はさせない。無農薬、無添加を謳っているものは数多い。だから旨いとは限らないがこれはちがう。

  はじめ、何も付けずにこの豆腐を口に含む。舌ざわりがよく、溶けもいい。次に大豆のそこはかとなく上品な甘味が口の中にひろがり、ふっくらとした「豆」の香りが鼻腔を抜けていく。のど越しもなめらかで残り香もいい。この豆腐は何もせず、やっこで頂きたい。

 この豆腐は市内の若松屋さんで造っている。飯田を訪れる音楽家の中に、誰から聞いたのかこの豆腐を所望する方がいる、と聞いたことがある。その一方で、地元の人でも知らないひとは全然知らない。毎朝うず高く積まれた知るひとぞ知るこのトーフは、夕方には売り切れになることも多いので、早めの時間に買い求めておいたほうがよさそうだ。


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