何故? | お答え |
ソーラーサーキットというと太陽光を 利用してしるのですか。 |
名前がまぎらわしくて申し訳ありませんが、 太陽エネルギーを直接とりいれているという ことではありません。 太陽エネルギーだけでなく、自然の力を活用 出来るだけ活用する、あるいは自然の中に 住まうように、快適に暮らしたいとういう 意味あいで、 ソーラーサーキットと名づけました。 |
サーキットという意味は。 | ソーラーサーキットの家では、外断熱工法で 家中をすっぽり断熱材で包んでしまいます。 (ベタ基礎の周辺以外は地熱を活用するため に断熱材は除きます。) その断熱材の内側(壁の中)と外側(外装材 との隙間)を空気が下から上へ流れるように 施工します。この内側を流れる空気がインナー サーキット。外側がアウターサーキットです。 この二つの通気を確保する工法が、カネカの 特許工法なのです。 |
インナーサーキットの 役目は何。 |
インナーサーキットは床下したから、壁内を通って 天井裏(小屋裏)まで流れていきます。 冬の場合は、床下ダンパー(地窓)を閉めまて、 ベタ基礎が蓄えた地熱を壁体から小屋裏へと 運びます。小屋裏ダンパーも閉じますので、熱は 保たれることになります。 夏の場合は、床下ダンパーを開放し、床下に熱 がこもるのを防ぐと共にベタ基礎のヒンヤリした 冷気を壁内・小屋裏へと運びます。小屋裏ダンパ ーも開放して、熱気が小屋裏にこもるのを防ぎます。 |
アウターサーキットはどんな役目を 果たすのですか。 |
アウターサーキットは、基礎と外壁の間の水切り 部分から外気を取り入れます。(通気水切) 外壁内を通って、桁上部分から屋根面に入り、棟 の部分から外へ出ます。(棟換気) アウターサーキットは夏に効果を発揮します。昼間 強い日差しにより熱せられた外壁や屋根面(特に トタン屋根の場合は火傷するほどにもなります。)の熱が、 建物の内部まで影響するのを抑えるのです。 夜、外は気温が下がったのに、部屋はいつまでも 暑苦しいのはこの輻射熱の為です。 冬には外部の冷気を和らげる働きをするのは勿論 です。 |
ストーブ1台で大丈夫? | ソーラーサーキットの家は高断熱の上に、ふたつの サーキットを活用して、更に保温効果をあげています。 そのために室内各所の温度差を数度に抑えることが 出来ます。部屋は暖かいのに廊下へ出るとブルッという ことがありません。廊下の冷気が部屋に入るので、 慌てて戸を閉めるなんてことも不要です。 温度差が少ない。これが快適に暮らすポイントです。 家中どこでも同じくらいの温度なら、それほど部屋を 暖かくする必要もないのです。個人差や間取りにもより ますが、ストーブ1台ですごせるとは決してオーバーな 表現でありません。 |
夏はかえって息苦しそう。 | ソーラーサーキットの家は保温性は高いのですが、 温度を冷やす力があるわけではありません。ですから、 締め切った状態を続けていれば、夏涼しくとはいきません。 勿論、セントラル換気ですので、息苦しくはなりませんが、 快適に暮らすにはやはりちょっと知恵が必要です。日中は 外気も温度が上がっていますので、窓は閉めます。外に スダレを掛けて、輻射熱を防ぐのも効果があります。 夕方涼しくなったら、窓を開けて、冷気を取り入れましょう。 お休みの時は勿論窓は閉めます。ほとんどはこの暮らし 方で過ごすことができます。でも余り暑い日だとやはり エアコンが必要です。でも室内の温度を適度に下がれば 後はエアコンに頼らなくても過ごせるはずです。 スダレ・水打ち・風鈴など 夏を涼しく過ごす知恵は昔は 沢山ありました。それは自然を遮断するのでなくて、 上手に付き合うことの知恵でした。締め切った部屋で エアコンをガンガンたく。そんな生活より、もっと健康的で すがすがしい日々を送ってみませんか。 |