憧れの同級生ベンを追って急きょＮＹの大学に進学することを決めたフェリシティを中心に
ベン、寮のアドバイザーのノエル、親友のジュリー、同じ寮のエレナ・ミーガンらと共に
恋愛、友情、進路に悩みながら成長していく様子を描く青春ドラマ。
フレンズ、ドーソンズクリークなどを扱う新進ネットワークのＷＢが’９８年秋シーズンより
最も力を入れ前評判より上々だったドラマで、 ティーンエイジャーや２０代の女性をターゲットに
「アリーｍｙラブ」の学生版として話題を集め高い評価を得る。
また、実在するＮＹのお店などで撮影し、
アメリカの等身大の大学生活を描いていることもあって全米でも大絶賛。
ファッションなどもニューヨークの大学生に人気のＧＡＰやＪ．Ｃｒｅｗなどでまとめている。
また、主役のフェリシティを演じるケリ・ラッセルはこの番組で一躍人気を得、
第５６回ゴールデン・グローブ主演女優賞を同番組で獲得。
番組クリエイターのジェフリー・エイブラムスも「フォーエヴァー・ヤング」「アルマゲドン」などの
大作の脚本を手がけた人物。共同クリエイターのマット・リーヴスも「ハッピィ・ブルー」等で
青春ドラマの監督を務めた。
製作総指揮の一人にはイマジン・テレビジョンの設立者ロン・ハワード（「アポロ１３」「身代金」）と
豪華な顔ぶれも名を連ねる。
キャスト
- フェリシティ・ポーター(ケリー・ラッセル - Keri Rusell -) 声：小林さやか
スタンフォード大学医学部に進学予定という順調なレールの上を歩いていた。
しかし、卒業式の直後に高校時代ずっと憧れていたベンとイイ雰囲気で話せたことをきっかけに、
両親の反対を押し切り ベンを追いかけてニューヨーク大学へ進学することに。
思いこむと突っ走る一途な性格だが周囲におせっかいととら れることもしばしばあったが、
ベンとはトラブルが続いた後もなんとか良い友人関係を築いた。
そして初めて会った時からフェリシティに好意を持っていた学生寮のドバイザーであるノエルと交際を始める。
ノエルとの関係も順調にいくかと思いきやノエルはシカゴに遠距離恋愛中の彼女がいたのだった。
ノエルと過ごそうとボストンからやって来たハンナの存在に心を痛めてしまい、
よく知りもしない美術部の先輩イーライと初体験をしてしまう。
以後ノエルとの仲はぎくしゃくしてしまう。
そんな複雑な状態で夏休みを迎えようとしたその時、ベンが改めてフェリシティに好意を持ち始め三角関係に･･･。
大学ではエレナと共に医師を目指すが、画家になりたいという夢も捨てきれずにいる。
唯一心を許して何でも言い合える仲の、高校時代のフランス語家庭教師サリーとマメにカセットテープで声による文通（ヴォイス・レター）を交わしている。
寮では魔女になる為に勉強をしているミーガンと同室でミーガンの不可解な行動に困惑している。
ディーン＆デルーカでアルバイトをしている。
第２シーズンでチリチリの髪を切ってしまい、ファンの間では賛否両論の嵐を起こした。
- ベン・コヴィントン(スコット・スピードマン - Scott Speedman -) 声・三木真一郎
カリフォルニアを離れニューヨークの大学に進んだのは、酒を飲んでは暴力をふるう父親との不仲に悩み束縛を逃れるためだった。大学に入っても、フェリシティの必死のアプローチが裏目に出て、結果的には迷惑を被ってばかり。
しかし、フェリシティの親友のジュリーと付き合うようになり、
フェリシティもノエルと付き合い始めてからは良い仲間となる。
自分のことについては多くを語らず黙々と努力するタイプ。
今はフェリシティと一緒にディーン＆デルーカでアルバイト中。
一緒にすごす時間が増えたからか次第にフェリシティのことが気になり始め
ついに夏休み直前にジュリーと別れて、フェリシティをアメリカ横断旅行に誘うのだが･･･？
- ノエル・クレーン( スコット・フォーリー - Scott Foley -) 声・置鮎龍太郎
面倒見がいいため誰からも好かれるお人よし。
フェリシティに初めて会った時から好意を持ち何かと世話を焼いていた。
その甲斐あってフェリシティーと付き合い始めることになるが、ノエルも奥手で中々煮詰まらない関係が続く。
感謝祭目前のある日ノエルの元カノハンナが２人の前に表れたことで
フェリシティとノエルの仲が次第にぎくしゃくしはじめてしまう。
フェリシティとイーライの事を知ったノエルだが、フェリシティに夏休みを一緒に過ごそうとドイツ旅行に誘う。
弱点はビーツ。ミーガンに貰った薬にアレルギーを起こしてハイになってい図書館で柄にも無く大騒ぎしたことも。
コンピューターに強くグラフィックが得意、バリバリのＭａｃ派。
ショーンのドキメンタリー映画の編集やフェリシティーの自治会選挙のときはHP製作も手掛ける。
- ジュリー・エムリック( エイミー・ジョー・ジョンソン -Amy Jo Johnson - ) 声・三石 琴乃
高校時代は男性経験も比較的豊富だったようでフェリシティの良き相談相手となる。
最初はベンと惹かれあうものの、ベンがフェリシティの意中の人と知ってからはフェリシティを思いやり
別の同級生ザックと付き合いはじめる。しかし関係の進展を焦ったザックに無理矢理レイプされてしまい、
心に傷を負ってふさぎこむようになってしまった。
その後、慰めていたベンと改めて付き合うようになりやがてショーンのアパートで一緒に共同生活を始める。
しかし、ベンと気持ちがすれ違うようになってしまい、とうとう別れを切り出されてしまう。
ベンを諦めきれないジュリーはベンの心変わりの理由を知りたがるが、
その相手が親友のフェリシティだったことを知ってから二人の間にも亀裂が入ってしまう･･･。
実は養子家庭に育ち、ニューヨークの大学に進学したのは実の母親キャロルを捜すため。
ギターを弾くのが趣味で歌も上手なため、大学近くのバーで自作の曲を弾き語りすることも。
（オープニングソングは彼女の曲である）
第３シリーズで大学を辞めてしまう。
- エレナ・タイラー(タンギ・ミラー - Tangi Miller - ) 声・湯屋 敦子
ブロンクス出身で生粋のニューヨーカーなのだが、フェリシティ達と同じケルヴィン寮に住んでいる。
父子家庭のため、奨学金を受けて必死に勉強している。
フェリシティとは医学の授業でパートナー、次第に良き相談相手になっていった。
最初はノエルに興味を持っていたが、医学クラスのセミナーを受け持つマグラス教授に好意を持ち
関係を持ってしまう。
フェリシティとは対照的に、冷静で馬鹿げたことをするのが苦手なのだが、
率直に物を言うはっきりした性格で頼りにされている。
第２シーズンからはノエルのルームメイトになりノエルの良き理解者＆恋のアドバイザーを努める。
- ミーガン・ロータンディ(アマンダ・フォアマン - Amanda Foreman -) 声：服部 幸子
しかし部屋に戻ってくるのは着替えたり物を取りにくる時くらいでフェリシティとは全然仲良くなれない。
魔女志願のミーガンは謎の箱を持っていてる。少しでも箱の位置が動いているだけで「中を見たの？！」と怒り出す。両親には魔女の事も隠していて、二人が訪ねて来た時は
普段のケバい洋服を隠しお嬢様になりきりフェリシティを驚かせた。
お嬢様育ちで頭は良いのだが親の期待がプレッシャーになりわざと反発している。
ベンやノエルの事ではっきりしないフェリシティーにいつもイライラさせられているのに
いざと言う時は背中を押してあげる、優しい一面も持ち合わせている。
第２シーズンではフェリシティーとまたもルームメイトで、一緒に寮のアドバイザーを努め、
以後フェリシティーの親友＆相談役になる。
- ショーン・ブランバーグ( グレッグ・グランバーグ - Greg Grunberg -) 声：坂口賢一
金儲けやビジネスに情熱を燃やし、暇を見つけては自分の発明品を製品化しているのだが、
成功率はかなり低い。フェリシティーの恋模様をドキメンタリー映画にしてTV会社に売り込む始末。
ちゃっかりしているが、途中から同居するようになったジュリーとは良き友達関係であったが
ジュリーのレイプ事件があってから次第に好意を持ちはじめる。
しかしジュリーはその気がなく振られてしまう。その時慰めてくれたミーガンとキスしたことから
２人は意気投合し、同棲生活を送り結婚してしまう。
- ハヴィエさん( イアン・ゴメズ - Ian Gomez - ) 声：仲野裕
冗談好きで優しく、仕事熱心。
フェリシティーのことをとても愛していて、ベンとノエルの事で悩むフェリシティーを励ましたり
ベンの優柔不断さに喝を入れたり、恋の架け渡し的存在。
ビザが切れてしまい故郷のスペインへ返されそうになり永住権を得る為に、
フェリシティと書類上だけの結婚をして欲しいと頼んだことも。
その後、ハヴィエさんの彼が仕事先をスペイン支店に変えたので
一緒にニューヨークを去ってしまう。
第２シーズンではスペインから帰国しディーン＆デルーカで仕事をこなす一方
フェリシティー達と同じ大学に入学もする。パートナーとも無事結婚する。