かえるのうた

知人に教えて戴いた絵本です。
かえると麦の物語
お話はシンプルですが、これを読んで涙しない人は可哀想...と思う。

ある所に麦の芽が出てきました。周り居る動物たちと仲良く暮らし始めました。
なかでもかえるは麦の事が大好きになり、毎日を麦と過ごしました。

かえるは物知りのふくろうに「麦は踏んで強くなる」事を聞きました。
友達の動物たちは「そんなことしたら嫌われる」と思い麦を踏む事をしませんでした。
しかし大好きな麦を丈夫に育てようと、かえるは麦を踏みました。沢山沢山。
麦はかえるのこころがわからずに、逆に怨んで嫌いになりました。
でも、かえるはやっぱり麦のことが好きでした……。

ある嵐の晩、ねずみが麦を食べようとした時、かえるはねずみに飛びかかりました。
大好きな麦を助ける為に。
見事ねずみは退散しました。しかし、ねずみの前歯が折れ、かえるのお腹に刺さり...
嵐がさった後、麦は嵐に負けない位、大地に根を張っている事に気付きました。
そしてその日から、かえるは麦の前から居なくなりました。

かえると麦の物語

あなたには大切にしたい誰かがいますか?
思い続けている誰かがいますか?
大切な人のために、なにができるだろうか?
 


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