接遇改善活動のための基本講義

接遇改善活動を推進するに当たって、接遇の本質に関する基本的な原則を了解し、
共通の認識に立つことが重要です。この講義は、マニュアルに頼り過ぎ、マナー
を重んずるあまり、接遇の本質を見失っている昨今の状況を指摘し、接遇の本質
にもう一度気がつき、心のこもった接遇改善を達成し、業績の向上に貢献するた
めに準備したものです。
品質のシステム化のプロが、システム化の間違った理解から生じた、接遇の良く
ない面を指摘し、対価がいただける商品価値のある接遇とは何か、を説くもので
もあります。したがって、現場の接客者に聴いて欲しいだけでなく、経営戦略と
して接遇を考えるうえでも、幹部及び経営陣にも是非聴いていただきたい内容と
なっています。
講義は約1時間半〜2時間の時間で行います。接遇教育の一環としてご利用くだ
さい。

4つの配りと人間力(講義要旨)

良い接遇とは、お客様にとっては「気持ちよく問題を解決してくれる」こと。

サービスのマスプロ商品化
「4つの配りと人間力」という演題を付けましたが、接客、接遇には4つの配り
物があり、それを配れるかどうかはその人の人間力の問題だと言う話しです。サ
ービスには、徹底した機械化によるサービスと、人間による人間にしかできない
人的サービスがあります。今この、いずれのサービスも「マスプロ商品」になっ
てしまっていると思うのです。まずマニュアルありきと考える、人的サービスを
マスプロ商品化してしまったマニュアル人間とは、どういう人のことを言うので
しょうか?サービスは大事な利益商品なのです。
「意識を配る」ということ
マニュアル人間は自己表現ができない、自分に無神経な人と言えるでしょう。目
の配り過ぎのこともあります。配り過ぎると、配られた方は監視されているよう
な気分になりますから、その辺の配り具合も大事です。しかし意識の配りとは、
まず「目配り」です。目を配る、それから「気配り」。気配りは自分の外側を見
ることでもあり、それが目配りです。つまり気配りと目配りはワンセットになっ
ているのです。
それから心配りと手配りです。見えるところに目を配り、見えないところに気を
配り、お客の心情を察して心を配り、お客の欲しいもの、あるいは欲しい事をタ
イミング良く差し出す、手の配り、これが4つの配りです。爽やかな空気のよう
に意識を配る接遇です。このサービスは商品化できます。
人間対応能力が必要
接客、接遇能力というのは、マナーは最低限のことであり、人間対応能力が必要
なのです。マニュアル人間の笑みと目は、人形のようなものと言っていいでしょ
う。目配りも気配りもあまり感じません。京都の宿、機械仕掛けのラーメン屋な
ど、良い例、悪い例、実際に受けた接遇の事例をいくつか紹介します。
自己表現能力を高めよう
人間対応能力を高めるには、自己表現能力を高めようという意識が必要です。ま
ず、自分が知らない自分を知るということです。人には、自分が知っていて他人
も知っている部分、自分は知っているが他人は知らない部分、他人は知っている
が自分は知らない部分、自分も他人も知らない部分の、4つの窓を持っています。
お互い人間、きちんと真剣に向かい合い、お客様と交流するには、自己表現能力
が必要と言うことです。サービスを提供すると言う仕事を挟んで、お客様ともっ
と人間的に接すると言うことです。自己表現能力を高めるいくつかエクササイズ
をします。

事例の多い講義と体を動かすエクササイズで、接遇の本質に気づき、自分を高め
るきっかけづくりができます。

接遇改善プログラム