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トマト   防除
他地域のトマト防除例

防除について
アジアモンスーン地帯の日本は、雨のもたらす豊かなめぐみを受けると同時に、雨を嫌うような外来作物を育てるには極めて困難な環境です。しかし品種の選定やビニールを掛ける事、薬剤散布を行なう事などにより。現在は日本で栽培されていない作物はないのではないかと言うくらい、多種多様な農作物が作られています。気候風土に合った農作物を作るので有れば無農薬栽培も可能です。しかし、これは美味いから、あるいは綺麗だからと言う理由で、日本に持ち込まれてきた外来作物を無農薬で作る事はいささか難しいのではないでしょうか。
ウッドベルファームでは日本の山ぶどうの血統を導入した、品種を栽培する事に取り組んでいます。気候風土に合った農作物を栽培する事により、減らせる農薬は極力減らして行きます。しかし天候などの要因により、安定生産が不可能な場合は臨機応変に、必要最小限の防除を行ないます。農薬資材は認可を受けた、安全な物を使用致しますが、万一防除暦以外の農薬を致し方なく使用した場合はファイルに赤色で記入します。防除暦へは左のリンクよりお願いします。




施肥について
ウッドベルファームでは、現在までの所、ぶどうに関しては無化学肥料で栽培いたしております。おもに米ぬかとジャンプ有機、稲わら、発酵鶏糞、トマト残さなどです。

トマトに関しては10aあたり6t程の牛糞堆肥と化成肥料及び有機系液肥とキトサンを与えて栽培いたしております。キトサンは植物体内中の硝酸態窒素の含有量を減少させ、農産物を嫌味の無いスッキリした味に仕上げ、なおかつ体内の活性酸素の発生を抑えます。

新規就農して20数年、その間生産物を販売してゆく収奪農業においては、有機資材だけで肥料成分を補っていく事が本当に正しいのか、現在熟考中です。化学肥料に頼らず、有機資材だけで栽培を続けるとすると、かなりの有機物の多投が必要になります。有機資材と言っても原料は様々で米ぬか、家畜糞尿、魚粉、ひと昔まえまでは肉骨粉、おがくず、わらくず、など本当に様々です。しかしこれらの原料の中にもいろいろな化学物質が含まれているのが現実です。われわれ農業者はほとんどの人が化学肥料だけでは農作物が上手く育たない事を経験的に心得ています。今ほど騒がれていない頃から、ほとんどの篤農家と言われる方たちは有機質を投入していました。他人に言われるままにただ栽培してきた農家は連作障害や病害虫の被害、食味の低下などにより、農の業界から淘汰されていきました。いまだに生き残っている農家のほとんどはそれぞれの分野で研究に研究を重ね、それぞれのノウハウを持って農業に取り組んでいます。無農薬、無化学肥料という言葉にあまりとらわれずに、良い物を見極めていただける事を期待いたしております。




H18年度施肥

ぶどう  防除比較2006