アマチュア無線の世界を紹介します。
(私のコールサインは、JA0ITI)

(1)初めに

子供の頃、ゲルマラジオを作ったのがきっかけで電気工作に興味を持ち、アマチュア無線の世界に入りました。
その後、いろいろな変遷を経て、一旦はその世界から遠ざかりましたが、またこの世界に戻ってきました。
アマチュア無線のイメージは色々ありますが、その一つがこの背景のようなものです。
遙か遠くの青空の中で見知らぬ人たちとコンタクトを取る、あるいは遙か彼方の世界まで自分が創り出した電波が飛んでゆく---そんなものです。

この世界に戻ってきたときは、まるで浦島太郎のようでした。そしてまた、このパソコン・インターネットという夢のようなものがあり驚きました。

そして今、また新たに、日本の中央のここ南アルプスと中央アルプスの麓から、遠くの空に向かって発信します。

(3)そして今

一頃は、世界情勢の影響でアマチュアバンド(短波帯)が使い物にならないほど妨害電波が多く、ひどい状態だったのですが、最近は世界情勢の変化で短波帯が静かになり、またおもしろそうな状態になってきました。

また遠くの空に向かって電波を出してみようと思っています。

地球を一回りしてくる電波を捕らえる感動を味わってみようかと思っています。そのような電波は通ってきたルートによってわずかな時間のずれが生じ、エコーを起こすことがあるので、長旅をしてきたことを実感させることがあります。もっともそのようなことが無くても普通はフェージングを起こすので、遠くから来た旅人であることを実感させ、遙か遠くの地を想像させます。

(2)その昔

『高1中2通信型受信機と言う言葉に、胸の高まる思いを抱く』という感覚をおわかりいただけるでしょうか?

今では、周波数直読あるいは安定した受信が出来るというのが、ほぼ当たり前みたいになってしまっていますが、かつてはそれは当たり前のことではなく、非常に苦労して手に入れなければならない理想のようなものだったのです。

周波数が正確に読めないものですから、例えば外国の放送局の電波を捕らえようとすると、まるで川に行って魚を釣るようなもので、ダイヤルをグルグル回し続けて、目的の放送局が聞こえてくるまで丹念に探し続けたのです。しかも必ずきこえるという保証もないまま。

しかしそれだけに、聞こえてきたときは魚を釣り上げたときと同じような感動があったのです。

JA0ITI
子供の頃の思い出
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今後、少しずつこのHPを充実させて行きます。

インターネットなどのディジタル技術の急速な発展によって、アマチュア無線などのアナログ技術がすみに追いやられようとしています。アマチュア無線の醍醐味である短波帯が、今度は自分たちの出すディジタル信号の雑音電波によって使い物にならなくなる日がやってくるかもしれないという心配をしています。
このHPをお読みになった方でご理解いただける方は、いろいろ関心を持って声を上げていただけるとうれしいです。その為にも、アマチュア無線のおもしろさを更に訴えて行きたいと考えています。